神奈川県水産技術センター メルマガ331

掲載日:2014年1月22日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.331 2010-01-29

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.331 2010-01-29
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□研究員コラム

○「丹沢湖のワカサギ釣り大会」       (内水面試験場 櫻井 繁)      

○ 寒い季節の寒い調査        (栽培技術部 武富 正和)

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○「丹沢湖のワカサギ釣り大会」   

 丹沢湖のワカサギは、(財)山北町環境整備公社が受精卵を購入し、ふ化放流することで、ワカサギ資源を維持しています。
 同公社では毎年12月と2月の第2日曜日にワカサギ釣り大会を開催しています。今年度も12月13日に開催されました。2月は14日に開催される予定になっています。

 釣り大会は、焼津ボート乗り場に集合し、1人が出せる竿は1本で午前7時から12時の5時間に釣り上げたワカサギの重量を競います。
 参加料金が500円(ボート料金は別)掛かりますが、お弁当と豚汁が付き、さらに、参加者から提供されたワカサギをその場で唐揚げにして食べられるので非常にお得です。(写真1
 12月13日の大会は、390g(約130尾)を釣り上げた方が優勝していますので、釣りに心得がある人は参加してみてはいかがですか。

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○ 寒い季節の寒い調査

アワビの産卵期が「冬」ってこと、ご存知ですか?

 そうなんです。アワビの産卵期は冬なんです。従って、フィールド(野外)で行うアワビ幼生の調査も寒-い冬に行うことになります。

 現在、水産技術センターでは、アワビ漁場で卵から生まれたアワビ幼生の発生状況を調査する為に、11月から1月にかけて城ヶ島(三浦市)の南側の水深数メートルの地点に潜り、海底に設置したプラスチック版に着底したアワビ幼生の数を調査しています。

 この調査は、0.5tのFRP船外機船を用いて、通常ダイバー2名と船上監視員1名の3名で行います。(

 ダイバーは当然、ドライスーツ(スーツの下に衣服を着ることができるもので、衣服は水にぬれません。)か、ウェットスーツを着て潜りますが、この潜水服を着る時と海から船に這い上がる時に結構体力を使います。そして、水温が12-13度のところに1時間程度潜りますので、直接海水に接する顔や手の部分は冷え切ってしまいますし、行き帰りの船上で寒風を受けますので、作業を終えて水産技術センターに戻った時には、体が完全に凍えております。

 さて、ダイバーの出すエアーを確認(

 かくして、潜水調査を終えて水産技術センターに着く頃には、3人とも完全に凍えております。しかし、仕事はそれで終りではありません。船から2人分の潜水道具を下ろして真水に漬け、水道水をかぶって潜水服から作業着に着替えるのですが、これらの作業にも結構体力を使うのです。朝の9時前から準備を始めて潜水調査を行ない、帰港して一通りの道具を片付け終えると、12時は過ぎています。昼食を食べて、人心地着くのは1時をとうに過ぎた頃となってしまいます。

 さて、こうして得られたその日のデータはというと、「平成21年度採集アワビ幼生数」を表すグラフの1点を示すに過ぎません。去年の11月から今年の1月まで、ほぼ毎週1回の割合で得られたデータによって1本のグラフが繋がり、これが何年ヶ分集まって「アワビ幼生の発生状況」について良い知見が得られれば、大成功ということになります。一つの結果を導き出すのは、結構大変なことなのです。

  皆さんも、調査結果を示すグラフを見る機会がありましたら、その1点のデータがどのような凍え、疲労などを感じながら得られたか、思いをはせてみてはどうでしょうか。

この日は凪で、船上監視も比較的楽でした。

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連絡先 山北町環境整備公社 0465-78-3415写真1写真2)しながら、調査地点に近づく船はないかと気を揉んでいる船上監視員はどうかというと、よほど風の無い晴天の日であれば別ですが、こちらも寒風に身を晒しながら「早くダイバーが上がってこないものか」などと考えております。特に、雨でも降ろうものなら寒さはひとしおですし、うねりのある日は船も大揺れしますので、バランスを保つだけでも結構疲れてしまいます。 メルマガお問い合わせフォームからお願いいたします。

発行:神奈川県水産技術センター 企画経営部
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2311

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