神奈川県水産技術センター メルマガ344

掲載日:2014年1月21日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.344 2010-05-28

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.344 2010-05-28
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□研究員コラム

○ 「魚の写真」     (相模湾試験場 山本 章太郎)

○ 三崎に夏の訪れ    (資源環境部 山田 佳昭)

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○「魚の写真」

 皆さんもテレビや雑誌、インターネットのサイトなどで「魚」の写真を見ることが多いと思います。一言で「魚」の写真といっても、被写体である「魚」はいろいろな状況にあります。海や川の中を泳いでいる「魚類」のときもあれば、今まさに漁獲されようとして網の中で暴れている「漁獲物」のとき、「商品」として魚市場で発泡スチロールの箱に入れられているとき、「食材」としてまな板の上に置かれているとき、「料理」として皿に盛りつけられているとき、あるいは、釣り人の手に抱えられて「釣果」となっているときなど、様々な状況があります。

 一方、写真を撮る側の「目的」も様々です。ありのままの状況を記録するための写真を撮るのか、あるいは特定の目的のために利用する写真を撮るのか、ということで写真の撮り方も違ってくると思います。

 私たち水産技術センターの研究員は仕事柄、「魚」の写真を撮る機会がとても多いのですが、最近では「魚食普及」や「地場産水産物の消費拡大」に取り組んでいることから、特に「漁獲物」や「商品」、「食材」としての「魚」の写真を撮る機会が多くなっています。この場合、ありのままの状況を記録するというより、魚の「活きの良さ」や「新鮮さ」、「美味しさ」を伝えるという目的をもって写真を撮ることになります。私も写真撮影は「素人」レベルですが、そのように努力しています。

 例えば、地元で水揚げされた魚をPRするための写真を撮りに魚市場に行った場合、私は、出来る限り白く綺麗な発砲スチールの箱で、充分に水氷が張られていて、適度な大きさの魚が綺麗に並べられている「とても見栄えの良い商品」を探します。しかし、そんな都合の良い物は滅多にありません。実際、魚はしっかり冷やされて品質、鮮度は良く、大きさも揃えられていて、充分に水氷が張られていて、とても良い商品なのです。しかし、「見栄えの良い写真」を撮る場合に限っては1つだけ足りないことがあります。それは、「箱の中の魚たちの向きが揃っていない」ということです。(写真1)

 そんなことは、毎日、魚を扱っている漁業者、魚市場や仲買人など「プロの目」を持つ方々からすれば「全然必要ないこと」なのかも知れませんが、私たちが一般の人に見せるための写真を撮る場合は必要になります。そんなとき、私はちゃんと漁業者に断ってから、箱の中の魚たちに「整列!」をしてもらいます。(写真2)

そうすると、私には何となく見栄えが良くなったように思えるのですが・・・・・気のせいですかね?

 

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○三崎に夏の訪れ

 郷土研究家によりますと、三浦市における民俗芸能は大きく分けて、漁村型と農村型および両者の混合型の三つがあり、三崎地区は漁村型になるそうです。三崎は古くから漁師町として栄えてきた町で、その中心部には漁師達の厚い信仰を集めた海南神社が鎮座されています。

 三崎の夏祭りにつきましては本メルマガNo.250でご紹介したところですが、三崎下町地区にはもう一つ大きなお祭りがあります。

 6月の第一土曜日に行なわれる「八雲祭(やぐもさい)」がそれで、地元では親しみをこめて「お天王さま(おてんのうさま)」と呼ばれています。

 このお祭りは海南神社のご祭神の一柱である素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀るものです。この神様は、高天原での大暴れや八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治で有名ですが、「八雲立つ出雲八重垣妻籠に八重垣作るその八重垣を(やくもたつ いずもやえがき つまごみに やえがきつくる そのやえがきを)」という、初めての和歌を詠まれた神でもあります。八雲祭というのはこれに因んだものでしょう。 素盞嗚尊はまた、神仏習合の中で祇園精舎の守護神とされる牛頭天王と同一視されました。荒ぶる一面が疫病の神でもある牛頭天王と共通するというところでしょうか、疫病除けの神、お天王さまとして信仰されています。京都の八坂神社と同じですね。

 夏の訪れを告げる八雲祭ですが、これが終わるまで野菜のキュウリは食べないという風習が今も残っています。京都にも似た風習があるようで、八坂神社の紋が木瓜だから、との説もあるようですが、離れた地域の間で面白いことです。

 2010年は6月5日が八雲祭です。当日は、金色(こんじき)の神輿が下町の各町を巡ります。担ぐ若い衆は青い半纏の海南神社青年会が中心ですが、各町内では町民が各々の半纏で担いでも良いそうで、私は三崎一丁目辺りで白い半纏で参加するつもりです。

 

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