神奈川県水産技術センター メルマガ358

掲載日:2014年1月21日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.358 2010-12-10

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.358 2010-12-10
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□研究員コラム

○ 「緑豊か」なのは良いけれど    (内水面試験場 原 日出夫)

○ あぶらびれの自慢    (相模湾試験場 渡邉 芳明)

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○「緑豊か」なのは良いけれど

 相模原市緑区大島。内水面試験場は、県北部の緑豊かなエリアにあります。場内にはたくさんの草木が繁り、春の花、夏の緑、秋の紅葉と、季節の移ろいを身近に感じることが出来ます。

 今は秋。場内の落葉樹は紅葉真っ盛りで、赤や黄色に色づいています。常緑樹の緑と相まって、実にカラフルな景色です。この美しい紅葉もやがて落ち葉となります。アスファルトの上の落ち葉は、そのままにしておく訳にもいかず、掃除しなくてはなりません。場内は広いため、場員総出で、落ち葉の除去に当たります。

 最近行った作業では、リヤカー6台分と軽トラック10台分の落ち葉が集められました。作業は秋ばかりではありません。この夏は酷暑であり、熱中症に注意しながらの草刈り作業となりました。この他、伸びすぎた枝があれば伐採作業なども行っています。「緑豊か」なのは良いのですが、場内の草木を維持管理するためには、場員がそれなりの手間をかけております。

(写真1)場内の紅葉 (写真2)落ち葉

(写真3)除去作業 (写真4)枝切り作業

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○あぶらびれの自慢

 神奈川県の水産技術センター等に勤める者の中には、「あぶらびれ(脂鰭)同好会」の会員であると名乗る者がいる。

 「あぶらびれ同好会」とは、脂鰭を持つヤマメやイワナ等を対象に渓流釣りを楽しむ(もしくは食べる)ことを趣味としている者が集まり、創設した同好会である。同好会といいながら、特に定例会があるわけでもなく、活動は、会員個々の活動(釣りもしくは食)に委ねられている。趣旨に賛同する者は、いつでも加入することができる。 筆者も会員を名乗る1名であるが、私の場合は、フライフィッシングでこれら魚種を狙う。

 最近は、夏に南アルプスの北岳を流れる野呂川で山小屋に宿泊しながら、イワナ釣りを楽しむのが年中行事となっている。標高1,500メートルを越える渓谷での夏のイワナ釣りは格別である。 つい先日は、酒を酌み交わしながらの会員の釣果自慢大会があり、今シーズンを振り返っての課題と将来展望に熱い議論が交わされたようであった。

 ところで、脂鰭は何のためにあるのだろうか。これに関する研究論文を(独)水産総合研究センターメールマガジンに見つけた。研究結果は、脂鰭を切除した群は、しない群に比べて尾鰭の振幅が大きくなったというものであった。尾鰭を大きく動かすには、より多くのエネルギーが必要となる。従って、脂鰭をもつ魚にとっては、脂鰭がついていたほうが効率よく遊泳できる、という考察であった。

 その昔、筆者が内水面試験場勤務時代にアユの標識放流調査で、脂鰭をカットして放流していたことが思い出された。さぞかし、泳ぎにくかったことであろう。申し訳ない。 さらに、脂鰭というのは、サケ科やアユ科魚類に特有の鰭ではないらしい。ナマズ目やハダカイワシ目など8目に属する魚類にも脂鰭を持つものがいるという。 渓流魚の専売特許と思っていた筆者にとっては、ショックであった。

 振り返るに、一昔前までは、フライフィッシングは、内水面における楽しみと考えられていた。しかし、最近では、海にもフライフィッシングが進出している。マグロやシイラ、スズキ、アジまでもがその対象となっている。 こうなったら、「あぶらびれ同好会」を名乗る以上、水深1,000メートルにおいて、ソトオリイワシやサンゴイワシをフライフィッシングで釣り上げるしかない。そうすれば、筆者の一人勝ちである。自慢話に花が咲くこと間違いない。

 

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