神奈川県水産技術センター メルマガ360

掲載日:2014年1月21日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.360 2011-01-07

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.360 2011-01-07
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□研究員コラム

○ 謹賀新年     (所長 長谷川 保)

○ マツダイ       (資源環境部 加藤 充宏)

○ 「よもやま話 12」   (栽培技術部 村上 哲士)

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○謹賀新年

 メールマガジンの読者の皆様、「新年、あけましておめでとうございます。」昨年中は、当センターのメールマガジンをご愛読いただき、誠にありがとうございました。今年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。

 さて、昨年を振り返ってみますと、水産あるいは環境の関係では、10月に名古屋で生物多様性条約締約国会議が開催されました。この会議で水産の関係では、「生物多様性に配慮して持続的に利用すること」などの取り決めが行われました。今後は、自然環境の保全をより重視し、遺伝的多様性等の保全や水産資源の管理等について、これまで以上に施策が求められるものと考えております。

 ところで、上記の締約国会議の関係もそうですが、最近では、様々な分野での取組が、世界あるいは国や地域に情報が直ちに広がり、かつ、相互に影響しあうという時代に入ったのだな、と昨年は特に実感する年となりました。

 また、最近、いろいろな会議の場でよく「連携・協働」という言葉をよく耳にするようになりました。広域の課題を個々の力で解決するには限界があり、また、取組に対する影響も広く及ぶことが多くあり、成果を着実に上げていくためには、「連携・協働」が欠かせないということだと考えております。また、最近の厳しい経済状況から、その必要性が求められているものと感じております。

 当センターでは、水産振興に加え水域自然環境に係る試験研究等について取り組んでおりますが、当然その人員や予算には限りがあり、関係の他の機関、団体等の方々と連携・協働しなければ進まないことも多くございます。

 今後は、さらに「連携・協働」を意識し、積極的に取り組む所存ですが、このメールマガジンにおきましても、皆様からの忌憚のないご意見やご感想を是非お送りいただき、幅広い皆様からのご意見を伺いながら必要に応じ共に活動する取組を進めることができればと期待しておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 今年、一年が皆様にとりましてよい年でありますように

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○マツダイ

 毎回虫の話題ばかりの私ですが、たまには魚のことをお話しします。

 みなさんはマツダイという魚をご存知でしょうか?

 全世界の温帯、熱帯域に分布する最大1メートルに達するスズキ目の魚で、神奈川県沿岸でも夏から秋にかけて定置網などで漁獲されます。リンク先の画像のとおり、見た目はちょっと怖い感じですが、その身は白くて意外と美味しいことから、近年では比較的高値で取引されているようです。私自身、だいぶ前に一度食べたことがあるはずなのですが、なぜか味についての記憶がありません・・・残念。

 水産技術センターの周りでは秋口頃、体長数センチほどのマツダイの幼魚を見ることができます(写真1)。幼魚は全身が赤みがかった褐色をしており、海面で身体を横たえて漂う姿はまるで枯葉のようです。ある日のこと、センターの前の岸壁で採集されたというマツダイの幼魚を見せてもらいました。このマツダイ君、自分が囚われの身であることに気が付いてないのか、バケツの中でものんびり枯葉のフリをしています。

 その姿が可愛らしかったので、デジカメで撮影しようとシャッターを切ったところ・・・なんと撮れたのは波立った水面とマツダイの後ろ姿(写真2)。どうやらフラッシュの光に敏感に反応して、シャッターを切るまでのわずかの瞬間に逃げてしまうようです。思わぬものが映し出されたファインダーから実物に目を向けると、相変わらずフワフワと枯葉のフリ。何度か失敗したのち、ようやくちゃんとした姿を写真に収めることができましたが、普段ののんびりした姿からは想像つかないようなすばやい動きにちょっとビックリさせられる出来事でした。

 

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○「よもやま話 12」

 新年明けましておめでとうございます、と始めたものの、これを書いている時点ではまだ12月です。

 今年はヒラメの生産も順調に推移し、3年目にしてやっと所定の生産数量を仕上げ、夏前に終了することが出来ました。夏以降はサザエの生産に回り、現在もサザエで仕事中です。

 魚は親魚の養成や試験などで継続飼育をしない限り短期勝負なのですが、サザエの場合は、前年に採卵したものを飼育しながら次のものを採卵するということになり、ほぼ一年中飼育を行うことになります。

 サザエなどの貝類はほとんどが年間を通しての飼育になりますので、一年中各種のサイズのものが居ることになります。今は、小さいもので5ミリ、大きいもので20ミリ以上のものが居ます。(サザエの場合は殻の高さで測ります)。 これらは大きさごとに所定の数量を生け簀に収容し、その生け簀を屋内外の水槽や筏にセットして飼育しています。

4月以降、希望のあった漁業協同組合に順次配布され、地先の海に放流される予定ですが、皆さんが大きくなったこの子達に出会うのはいつになるでしょうか。

 今年が皆様にとって良い年となりますように、そして今年もよろしくお願いしいたします。

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