神奈川県水産技術センター メルマガ404

掲載日:2014年1月18日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.404 2012-9-14

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.404 2012-9-14
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□研究員コラム

○ 研究応報は楽か苦か (内水面試験場 井塚 隆)

○ 三崎で「しらす」が味わえる (企画経営部 仲手川 恒)

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○ 研究応報は楽か苦か (内水面試験場 井塚 隆)

 アユの耳石を研究しています。頭の中にあるカルシウムの塊で、それを取り出して観察すると「日周輪」と呼ばれるリングを見ることができます(図1)。一日一本ずつ刻まれることから、これを数えることによって生まれてからの経過日数、つまり誕生日がわかります。アユがたくさん生まれる期間がわかれば、保護のために禁漁期を設定するなど適切な対策を講じることができるわけです。さらに細かく調べると、日周輪の形状や間隔からはアユのストレス状態や成長状況もわかりますし、海から川に戻ってきた時期も推定できたりします。さまざまな情報が一日単位で記録されているので、耳石はアユの「日記帳」といえましょう。

 耳石はコメ粒よりも小さいので、観察には顕微鏡とパソコンを用います。顕微鏡の画像はカメラを通じてPCモニターへ出力し、モニター上で日周輪にマウスカーソルを当ててクリックしながら数えるわけです。昨年度は1,074個の耳石を観察し、日周輪を145,296本クリックしました。この作業、結構きついのです。精神的に。

 観察作業している日は頭が計数モードになっていますから、ストライプ状のものは何でも日周輪に見えてしまいます(図2)。休憩中にふと視線を動かすと、そこには並んだ資料、ブラインド。もちろん数えます。嫌になって外に出ると、そこには階段、グレーチング、ブロック壁。これも数える。溜息をついて空を見上げると、そこには帯雲が浮かんでいる・・・・。もうダメ・・・勘弁して・・・。

 日周輪を一本ずつ数えるということは、そのアユの過去を一日ずつ遡るということです。催眠効果なのでしょうか?日周輪をクリックするたびに私の意識はアユの魂と同調して、自らの過去と遊ぶようになります。青春と呼ばれた日々が次々と脳裏を去来するのです。しかし、回想列車はいつも決まって失恋や挫折など鬱陶しい感傷駅に終着し、そこで作業の手が止まります。大きな溜息をひとつ。

 なぜこんなに辛いのか。仕事がんばっているだけなのに。何も悪いことしていないのに。いや、悪いことをしています。アユの日記帳を勝手に盗み読みしているよね。

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○ 三崎で「しらす」が味わえる (企画経営部 仲手川 恒)

 三崎といえばマグロが有名ですが、今春から「湘南しらす」が味わえるようになりました。三崎の漁業者が、新たにしらす船びき網漁業に着業し、漁獲から加工、販売までを一貫して手がけることで直売所をオープンしました。

 三崎からほど近い三浦半島の西側・相模湾が漁場のため、鮮度抜群の生しらすや、こだわりの自家製釜揚げしらすを提供することができ、早くも地元市民や観光客の皆様に親しまれています。

 網元のおススメレシピは、「生しらすの卵とじ」だそうです。熱しためんつゆ、砂糖に生しらすを加えて軽く火を通し、卵でとじ(半生)、わけぎ(ねぎ)をかけて食べると絶品だそうです。生しらすがあるこの季節に是非ともお試しください。

 また、獲れたてのしらすを用いた料理が三崎周辺の飲食店で提供されているほか、みうら漁協直営レストランの「地魚料理・松輪」でも、松輪サバなど旬の地魚と一緒に味わうことが出来ます。三崎マグロの次はしらすや松輪サバなど地魚を試してはいかがでしょうか。

神奈川県しらす船曳網漁業連絡協議会(湘南しらす直売所紹介)のホームページ(ブログ)

みうら漁協直営レストラン地魚料理「松輪」のホームページ(ブログ)

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