定例会見(2021年5月11日)結果概要

掲載日:2021年5月13日

発表事項

「かもめクーポン」の対象製品を募集します!

 はじめに「『かもめクーポン』の対象製品を募集します!」についてです。
 県では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている、県内製造業を支援するため、昨年度から、県内の工場等で製造された製品を割引額で購入できる「かもめクーポン」を発行し、“Made in かながわ”の販売を促進しています。
 このたび、この「かもめクーポン」の対象となる製品を拡充し、新たに募集を開始します。「かもめクーポン」についてですが、事業所が自ら、もしくは販売店を通じて、対象となる製品を、「かもめクーポン」をお持ちの県民や、県内の法人に割引額で販売すると、後程、県が割引相当額を交付します。
 対象となる製品については、これまで10万円以上の製品でしたが、事業者の方々から「より多くの製品を対象としてほしい」、県民の皆さんからは「クーポンが使える製品が少ない」との声がありました。そこで、より多くの製品の販売を促進するため、今回から、対象製品の価格を10万円以上から3万円以上へと、拡充することとしました。
 なお、今回、募集する新たな製品は、審査・認定を経て、6月17日から「かもめクーポン」の対象となる予定です。製品の募集期間は、本日から6月4日までとなっており、対象となる製品は、県内の工場や工房で製造された、希望小売価格等が税抜き単価3万円以上の完成された製品となります。
 応募資格は、県内の工場や工房で、本事業の対象となる製品を製造する事業者の方々です。より多くの事業者の方々からの、製品の応募をお待ちしています。また、クーポンが利用できることになった製品は、県のホームページや「かもめクーポン公式サイト」などで順次、発表していきますので、県内製造業を応援していくために、県民の皆さんには、積極的なクーポンのご利用を、お願いしたいと思います。

知事出席主要行事 

 知事出席主要行事については、事前送付した資料のとおりです。特に私から付け加えることはありません。私からの発表は以上です。みなさんからのご質問をどうぞ。

質疑

オリンピック・パラリンピックの開催について

記者: オリンピック・パラリンピックについてなのですけど、ここにきて、一部のアスリートからも開催について疑問の声も上がるなど、いろいろな声が上がっている状況ですが、知事としては、この開催についてのお考えはどうでしょうか。
 また、聖火リレーについても予定通り開催するような方向でお考えでしょうか。

知事: 今、コロナについて、緊急事態宣言、それからまん延防止等重点措置、こういったところが出されているところでありまして、なかなか感染収束の流れが見えてこない、といったことの中で、オリンピックに対して不安視される方がいらっしゃるということは、十分に理解はできます。ただわれわれは、オリンピックの開催県であります。ですから、どのようなことがあっても、粛々と、淡々と、安全安心な大会が実現できるように、準備を進めていく、それをしっかりとやっていきたい。そう思うばかりであります。また、それに伴って聖火リレー、これも6月には神奈川に順番がやってまいります。これも、感染防止対策を徹底しながら安全安心にできるような形、といったものをできるように、関係者と共にベストをつくして準備をしていきたい、そう考えています

オリンピック・パラリンピックの医療従事者について

記者: オリンピック・パラリンピックについては、大会期間中、医療従事者をかなりの数確保しなければいけないという中で、なかなかボランティアも集まっていないという声も聞こえてくるのですが、開催県に対しては何らかの要請等はあるのでしょうか。

知事: 競技会場においては、選手の怪我などの対応のため救護所が設けられますので、そこで従事する医師等について、現在、組織委員会において手配を行っているところです。特に、県の方に何らかの要請があったということは現時点ではありません。

記者: ワクチンの接種の問題もあって、医療従事者が多く必要になるということに対しては、課題じゃないかという声もあるのですが、知事としてお考えはいかがでしょうか。

知事: 県内競技会場における医療従事者の確保については、大会主催者である組織委員会が行っているところであります。
 このまま感染拡大が続くと、大変厳しい状況となることが見込まれるため、県としては、まん延防止等重点措置を延長して、医療現場がひっ迫しないよう感染拡大の防止に全力をあげているところであります。
 その上で、安全で安心な東京2020大会の開催に必要な医療従事者の確保に向けて、引き続き、情報共有を図りながら、組織委員会に協力していきたい、そのように考えています。

記者: 組織委員会に協力ということは、県として何らかの、人の確保とかそういったことを考えていきたいということでしょうか。

知事: これは具体に話がきてからの話になります。基本的には、神奈川県は、コロナの医療提供体制、神奈川モデル、といったことで対応しておりますので、基本的にはその流れに沿っていただく、といったことがまずは第一義だ、というふうに考えています。

高齢者のワクチン接種について

記者: ワクチンなのですけど、連日、1日100万人でしたか、というような話がでていまして、7月末までということなのですけど、神奈川県内の見通しというのはいかがでしょうか。

知事: 市町村からは、人材や場所の確保など実現に向けて、実現というのは7月までに、高齢者接種を全部終了するといったことです、様々な課題が挙げられており、簡単な目標ではないと認識をしています。
 こうした中、県としては、何としてもこれを実現させるために市町村別に担当者を配置して、これまで以上に連携を密にしていきたいと考えています。そして、個々の市町村が持つ課題にひとつひとつ丁寧に対応して、全面的に市町村のワクチン接種をバックアップすることで、7月中の高齢者接種の完了を実現できるように、全力を挙げいきたいと考えています。

記者: それは、具体的にはまた、新しいチームみたいなものとかそういったものを考えていらっしゃいますか。

知事: ですから、それぞれの市町村ごとに担当者を今お話ししたように作りましたので、その担当者が毎日、市町村の関係者と連携を取りながら、今、どのような状況ですか、何が不足していますか、県として何か支援できることはありますか、といったことを丁寧に確認しながら、あるところでは、例えば、打つ人が少し少ないのだとか、会場がこういう問題があるのだとか、ワクチンの配送の問題でこんなことがあるのだとか、さまざまなことが出てくると思いますけど、県の方で担当者を決めて、きめ細かく、きめ細かく対応していきたいと考えています。

医療従事者のワクチン接種について

記者: 医療従事者の方の接種なのですけれども、今、進捗状況、見通しはいかがでしょうか。

知事: 医療従事者ですけれども、これは、国が公表している都道府県別のワクチン接種回数の資料に記載されている神奈川県内で、医療従事者に接種を行った回数でありますけれども、5月7日時点のデータになりますけれども、累計約21万5千回になっています。埼玉県、千葉県、福岡県の接種回数は上回っていますけれども、大阪府は23万3千回、愛知県は23万2千回と比べると、少しそこまではいっていないといったところでありますけれども、本県では、コロナ患者の治療にあたる医療従事者の負担を軽減するため、ワクチンを自院で接種したい施設には、可能な限り、自院で接種していただけるよう、県内で約3,800施設という、非常に多くの接種施設の指定をしているわけであります。おそらくこれは全国で最も多いはずでありますけれども、4月12日の月曜日から、県のワクチン配送センター、県内2箇所ありますけれども、本格的に配送を始めましたが、接種数は4月16日時点では約7万9千回であったところ、先ほど申し上げたように5月7日時点では約21万5千回と3週間で2.7倍に増加しておりまして、急速に接種が進んでいるといったことは間違いないと思っています。ワクチンチームの人員体制、これも増員強化していましたので、これから一気に巻き返しを図って、少なくとも市町村の高齢者向け接種に従事する方については、5月中に接種を完了させるよう取り組んでいきたいと、そういうふうに考えています。ちなみに5月11日8時現在の医療従事者接種実績は、22万6,249回になっています。

市町村のワクチン接種のサポートについて

記者: ワクチン接種に関連して、市町村の方で予約が始まり、現場ではトラブルが出たような事例があると伺っております。県として、何かそのあたり支援されることが出来るお考えはあるのでしょうか。

知事: LINEの予約システムを稼働してまいりますから、こういったことをうまく市町村と連携しながら活用して、市町村のサポートに回りたいと考えています。

記者: 具体的に市町村の方から、助けてほしいですとか、そうした要請については、まだ来てないところですか。

知事: 先ほど申し上げたような体制はとり始めたばかりですから、きめ細かくこれから情報を集約していきたいと思っています。

まん延防止等重点措置について

記者: あしたから、引き続き、まん延防止等重点措置が延長となりまして、区域も拡大となります。一方で、感染者数もそこまで減っていない状況がありますけれども、足元の現状認識とあしたからの流れについて、もう一度ご説明いただけますでしょうか。

知事: この新型コロナウイルス感染症というのは、措置をしてから2週間後にその成果が現れてくるといったことを言われておりまして、これまでの流れを見ていても、確かにそうだなと。前の緊急事態宣言といったものを出してから、2週間ぐらい経ってから、劇的に感染者の数が減ってきたといったことがありました。今回のまん延防止等重点措置というのは、酒類の全面提供禁止ということですから、相当厳しい措置だと思います。これは4月20日(正しくは「4月28日」)から始めて、2週間経ったわけです。ですから、効果が出てくるころだと思います。ただ、ゴールデンウイークがありましたから、そのへんのずれがあったという中で、そろそろ生の数字が出てくるだろうと見ているところであります。ですから、きょう以降という数字が、本当に効果が出ているか見る指標になると思います。きょうの数値はまだ出ていませんが、どうも先週を少し上回りそうな感じです。これは、まだ減ってきているということはきょうの時点ではまだ見えないというふうに思います。しかし、これはあした、あさってからどんどんと減ってくることは十分考えられます。それをしっかり実現していきながら、なんとかして5月31日までに、できれば前倒しをして解除に向けて皆さんと心を一つにして進んでいきたいと思います。

補正予算について

記者: 本日、500億円規模の補正予算を出されましたが、そのあたりのご説明をいただけますでしょうか。

知事: 改めて、まん延防止等重点措置、これを延長といったことで、また新たに区域の拡大もしましたので、新たにご協力いただくところもたくさん出てまいります。そのような中、時短要請・酒類の提供禁止といったことについて、ご協力いただいたところには協力金をお支払いすると。その協力金のための予算といったもの、これを今の議会に提示させていただいていることでありまして、今ちょうどご審議いただいているところと思います。今回は飲食店だけでなく大規模施設等にも、その事業規模に応じた形での支援のあり方といったものが入っておりますので、相当規模としては大きくなっています。それとともに、今回、本来ならば国の仕組みが12日以降は変わって、これまで下限額が4万円だったのが、今回から3万円に実は下がるわけです。この部分は県としては何度もご協力いただく皆さんが同じ協力をしているのに途中から突然協力金が減るというのはおかしいといった思いを持たれる方が多いと思いますので、今回特例的に1万円を上積みして、最低下限額を今まで通り4万円とすると、これは国の交付金を使わせていただきますが、その内容を含んだ予算となっていますので、きょう中に可決していただければ、事業者の皆さんにいち早くお届けできるように、県庁をあげて努力していきたいと思います。

ワクチン接種の人材確保について

記者: ワクチンの接種に関して、ワクチンを打つ人の人材確保が多くの自治体で共通の課題と思いますが、県として何かサポートする方策を考えていることありますでしょうか。

知事: これも、市町村としっかり意見交換しながら、どこで、どういう人が、どれくらい足りないのかといったことを、しっかり把握しながら、きめ細かく対応していきたいと思います。コロナの最前線で頑張ってくださっているドクターに、そのまま対応やめて打ちに行ってくださいというのはなかなか難しいと思います。そのような中で、打ちに行ける方がどのようにいらっしゃるといったこと、これを医師会、病院協会としっかりご相談しながら、人材を確保していきたい。それとともに医師だけでなく、看護師。看護師もいま現場で働いていらっしゃらない、資格をもっていても働いていらっしゃらない、いわゆる潜在看護師という方々を発掘してお願いするといったことや、それから研修医にどこまでお願いできるかといったことを検討していく。それから歯科医師も国の方でも打っても差し支えないという方向性が出ているようですから、そのあたりもご協力いただける方、幅広く募っていきたいと考えています。

記者: 現時点で具体的に潜在看護師の発掘であるとか、研修医の方にきていただくとか、歯科医師の方でワクチンの接種に参加できますとかおっしゃられている方が既にいらっしゃるとかではないでしょうか

知事: 今関係機関と調整しているところです。

ワクチンの大規模接種会場について

記者: 高齢者のワクチン接種に関して、7月末までという国の方針がありますが、県として独自に大規模接種会場を設置するお考えはありますでしょうか。

知事: 大規模接種会場、これは東京大手町ですか、国がつくられるということがあって、県としてもつくれるかどうかということは一つの検討課題と思っています。埼玉県は県独自でつくられるということのようでありますけれども、われわれも検討はしているのですけれども、基本的に今は市町村の皆さんが一生懸命打とうと努力されているところです。それとは別にわれわれ県独自でそういうところをつくったほうがよいのか、その場合には打つ人材を同じ県内から集めてこないといけないわけです。そうするとその集める作業がもしかしたら、市町村での接種の妨げになることも実はありうることがあります。ですから、われわれは選択肢として捨てたわけではありませんけれども、今、基本的に考えているのは、先程も申し上げたように神奈川県はそれぞれの市町村の取組みを県としてバックアップしていくと、それをしっかりやっていきたいと思います。それと共に大手町にできるという大規模な国の接種センターといったものは一都三県用につくっていただいたといったことでもありますので、これをどのようにうまく活用できるかということも考えてきたいと思います。

ワクチン接種の人材確保について

記者: 今のワクチン接種の担い手の件なのですけれども、潜在看護師とか研修医とかという話、やる場合は海外の例を見ても研修と言いますか、ある程度やった上で実際に打つという形になっていると思うのですけれど、そこらへんの費用面というのはどういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。

ワクチン接種担当課長: 費用の方については、国の方と調整しながら進めていくことになると考えています。

かもめクーポンについて

記者: かもめクーポンの方なのですけれども、今回10万円から3万円に引き下げるということで、これはどういうものを想定されているのか、これから募集だと思うのですけれど、知事の頭の中で考えている、こんなものが対象になるだろうというのがありましたらお願いします。

知事: どのような製品が応募してくださるか楽しみに待っているところでありますけれど、例えば工芸品ということからするならば、鎌倉彫とか箱根細工とか、こういったものも3万円を超える高額なものがあると聞いておりますので、こういったものが一つ上がってくるのではないかと思っています。それと飲み物なんかにしても3万円を超えるといったような非常に高い飲み物もどうやら県内産であるようでありますから、そういったものも手を挙げてくるのではないかとは思ってはいます。

記者: 鎌倉彫とか確か10万円の時でも対象になっていたかと思うのですが、それをより幅広くいろいろな製品をという理解でよろしいでしょうか。

知事: そういうことになるでしょう。そういったニーズが実際にあったということです。10万円以上のクーポンの時は例えば車がこのことによって非常によく売れたというお礼の言葉などもいただきましたけれども、そうすると車だけではなくて、部品とかさまざまな波及効果もあったと聞いております。

変異株について

記者: きのう、一日で174人の変異株の感染者が確認されましたけれども、改めてですけれども、変異株の懸念というのを知事の方から伺えればと思います。

知事: 変異株の感染者の率ですけれども、だんだん、だんだんと県内でも高くなっているといったことは間違いないです。今でだいたいここ直近一週間の変異ウイルス転換率、これは何と70.9%になりました。5月3日から9日まででありますけれども、2月が5.6%、3月が9.7%、4月が43.9%で、この直近一週間で70.9%と、この数字を見ても急激に変異株が増えているということはお分かりになると思います。関西の方の例をみても、変異株の感染力の強さといったものは、相当用心しないといけないと思っています。ですから、いろいろな専門家もお話されているようですけど、従来の感染対策をもっと強化しないといけない、強化するといっても特別なことをするのではなくて、今までやっていただいたことをさらに徹底していただくということが、どうやら必要なようです。ですから、飛沫によって感染が拡がってくるということは分かっているわけですから、飛沫が絶対に飛び交わないような状況をしっかりと作っていくといったことを改めて皆さんにお願いをしたいと思います。

マスク飲食について

記者: お話の中でもありましたが、飛沫が飛び交わないようにするというのは、知事も大変力を入れているマスク飲食、そういったものを徹底するという理解でよろしいでしょうか。

知事: そういうことです。今は、夜、お酒飲んでワーッとやる場所は基本的にないことになっていますから、なかなかそれもできないでしょうけど、例えばランチのときにも、ランチだから、人数少ないから、2人だからいいやという感じでやっていると、マスクなしで楽しくお喋りをしていたなら、それは感染拡大の危険性がそこに既にあるといったことですから、しかも、外飲み、路上飲み、外だからいいだろうということで飲んでいると、またそこで感染が拡がるといったことは十分に考えられる。しかも、これまでコロナは、従来型は、当初、若い人はあまりかからない、それから若い人はあまり重症化しないと、こういうようなな印象が非常に強かったですけど、どうやら、いろんな変異株でまん延している所から入ってくる情報だと、どうもそういうわけではないと。若い人だってかかりやすい、若い人だって重症化しやすい、これまでよりも、より手強い相手になってきているといったことが実感されます。こちらも、やはり飛沫が飛び交わない状況を、まさに飲食のところは特に気を付けていただいて、実践していくということが今求められているのではないかと思います。

変異株について

記者: ちなみに70%ということだったのですが、これは過去最多というか、直近では一番多い。

知事: 発表する度に、数字は増えています。

聖火リレーについて

記者: 先程の冒頭の質疑の中で、オリンピックの聖火リレーについてなのですけど、感染防止対策を徹底して、安心安全にできるようにベストを尽くすとご発言があったかと思うのですが、これは要するに、感染が拡がっている府県においては、ルートを変えたりですとか、あるいは、一部区間を中止して別の所でやるというような判断をされている所もありますけど、神奈川県の現状ですと、ルート変更ですとか、どこかの競技場の中をグルグル回るとか、そういう代替策を考えているわけではないということですか。

知事: ありとあらゆることを想定して対応しないといけないと思っています。先行している他県をみても、実際の公道を使わないですとか、さまざまな別のやり方をやられているようですから、われわれはまだ少し、時間的な余裕がありますから、ありとあらゆる場面を想定して、準備をしていきたいと思っています。

記者: その上で、今のところ聖火リレーのランナーの方で、お二人辞退されていることは既に明らかになっているわけですけど、その他、一般の方も含めて辞退をされている方は神奈川県に情報は入ってきているのでしょうか。

知事: 私は聞いていませんけど、どうですか。

オリンピック・パラリンピック課長: 今のところ特段の情報はございません。

オリンピック・パラリンピック期間中の病床確保について

記者: 続いて、オリンピック期間中の病床についてなのですけど、先程基本的には神奈川モデルの流れに沿ってもらうのが第一だという発言がありましたが、これは要するにオリンピックが開かれるからといって神奈川県として特別に病床を用意したりとか、医療従事者を確保するとかではなく、今神奈川モデルとして確保している1,790床の中で対応し、協定の77病院の中で対応すると、一般の県民と同じように扱うというお考えですか。

知事: オリンピックの場合、救護所のようなものができます。そこには医療関係者が必要といったことがあります。こういったところは組織委員会がそれぞれ手配されるということになります。われわれが言っているのは、コロナです。選手や関係者の中にコロナ感染者がもし神奈川県内で出た場合には、神奈川モデルの中で対応していきたいと考えています。

記者: たしか国から会場とその周辺にコロナの病床の確保が要請されていたかと思いますが、それに関して、神奈川モデルの中で対応するというお考えですか。

知事: これに関しては、これからしっかりと国と調整していかないといけないと思っています。われわれの体制としては、そういうことで構えています。選手とか関係者用に特別に病院のここをコロナ専用にしてくれと言われても、「はい、分かりました。」と対応できる状況ではないといったことです。神奈川県の中で宿泊療養施設等を含めてコロナ対応型となっていますから、その中でわれわれは対応していきたいと考えています。

聖火リレーについて

記者: 聖火リレーの件で、まだ時間があるとおっしゃっていましたが、もう1か月半くらいになりますが、いつごろまでに決断されるというお考えでしょうか。

知事: これはもうギリギリだと思います。他県の例を見ても、感染状況を見ながら、それぞれ直前に公道でのあれはやめるとか、その時の感染状況をギリギリまで見極めた形で判断されていますから、そういった形になるのではないかと思います。できる限り予定していた通りで行われるのがベストだと考えていますので、決断はギリギリになると思っています。

記者: しつこくて申し訳ないですが、当事者の方々は気をもんでいると思います。ギリギリとはいつごろでしょうか。

知事: ギリギリはもうギリギリでしょう。皆さんのお気持ちは十分踏まえた上で、他県でも事例をご覧になっているわけですから、中止したところもあるし、さまざまな形でやっているといったことは皆さん見て分かっているわけですから、その辺の心構えはおありだと思いますので、まさにギリギリに判断したいと思います。

マスク飲食について

記者: どこかで同じ質問があったら恐縮なのですが、マスク飲食の認証制度で政府がいわゆる山梨モデルで総合的に換気の徹底とか含めて第三者が認証するといった制度を推奨していると思うが、神奈川県の場合はマスク飲食の認証制度でそこの制度を変えていくとか新たに加えるといった予定はありますか。

知事: われわれの取組みはしっかりと国の方に話をしながら、進めているところです。われわれはマスクさえしていれば良いということではなく、まずはお店の感染防止対策がしっかりできているかが、まず第一です。神奈川県のやり方は、調査員が全部39項目をチェックするという形ではなく、当初からやっているのは感染防止対策取組書で、それぞれの業界のガイドラインに従って自分のその事業所、お店ではどのような感染防止対策をやっているのか見える化していただいて、それを掲示してもらっている。その中で利用者がそれを見ながらチェックするといった状況で進めてきたわけです。その上で今は1店舗1店舗、調査員が回っていて、それが本当に行われているか確認するとともに、不十分なところはこのようにやってくださいとお話しするし、アクリル板とかサーキュレーターとかCO2の測定器等、これらは県が無償で貸し出していますので、こういったものをお勧めして、まずはお店の感染防止対策の徹底をさらに強力に進めています。それとプラスαとして、お客さんも飲食するときにはマスクを着けてくださいということを徹底にやっていただく、これ本当に徹底的にやっていくという決意を示してくださって、それをわれわれ見に行ったところには、マスク飲食実施店という認証制度でここを認証すると。さらにこれを完璧にやってくださっている店は、マスク飲食完全実施店といった形で認証していくといった流れを作っていこうとしておりまして、これは国の方にも話をずっとしていますけど、非常に高く評価していただいています。

記者: 時短要請の解除も検討してほしいという話をされていますけども、それは各都道府県の独自の基準でいいというお考えでしょうか。

知事: これは、全国知事会としての要望としてお出ししているわけです。ですから、山梨モデルといったものも一つありますけれども、それぞれの県独自でさまざまな認証制度というものがだいぶ広がってきました。そういったもので、認証でしっかりやっているところは、時短要請するときになっても、除外してほしいといったこと、これを要望していますけれども、どういう制度をどのようにして、除外規定に入れるかといったことは、これはまさに国の方で検討してくださる、国と知事会とのいろんな折衝の中で、その辺が浮かび上がっていくのではないかと思っています。

オリンピック・パラリンピック期間中の病床確保について

記者: 先程のコロナのオリンピックの関係者、選手用のコロナ病床の件なのですけれども、知事の問題意識の根底としては、やはりそれ専用に病床の対応ができる状況ではないというお話でしたけれども、余裕がない、ということなんでしょうか。神奈川県独自に、ワクチン接種大規模会場を設ける話についても、同様の話が出ましたけれども、市町村の医療人材を奪うことになりかねないかと、そのようなことをおっしゃっていたので、基本的には県内の医療従事者、コロナに対応する医療従事者はかなりぎりぎりの状況であると、今もってそういう状況である、という認識でいらっしゃるんですか。

知事: 余裕がない、というわけではなくて、要するに今われわれのコロナ受け入れ体制、神奈川モデルというのは非常に機能的にできているわけです。一部がどうだこうだではなくて、全体的に積み重ねてやってまいりましたから、チームが全体で動いていく流れになっています。ですから、例えば、病院じゃない、入らない方も自宅療養といった中でも、自宅療養されている方は、地元の医師会と訪問看護ステーション等に連携しながら見ていくという流れがあったり、さまざまな全体像として、われわれはコロナに向き合っているといったことですから、一部をはがして、どうだこうだとかではなくて、全体の中で動かしていくのが一番機能的だといったこと、ですから、オリンピック対応するときにも、その中でやっていただくのが一番うまくいくだろうと申し上げているところです。

変異株について

記者: 細かいところを確認させていただきたいのですけれども、先程の変異株の転換率なのですが、直近一週間はいつからいつまでの数字なりますでしょうか。

知事: 5月3日月曜日から5月9日日曜日までです。

記者: ゴールデンウイーク期間中の検査数も少ないということも考慮すべき数字ですか。

知事: これは、変異ウイルス検査実施者499人、濃厚接触者を除く、そのうち、354人に変異ウイルスが検出された、その率が70.9%だったといったことです。ですから、検査数の問題とどう関係するか、この時期、ゴールデンウイークのど真ん中のところですから、ここはこういう数字だったということです。ですから、ゴールデンウイーク後どうなるかは、これはまた皆さんに発表していきたいと思っていますけど、少なくともその前と比べると、この70.9%というのはかなり高まっている数字ということはお伝えします。

記者: この数字をもって、もう既に県内のウイルスがほとんど変異株に置き換わったと見ていいのでしょうか。

知事: それはまだ分からないと思います。これは専門家の方の分析等を待たなければ分からないと思いますけど、どんどん変異株の割合が増えているといったこと、しかもかなり急増しているといったことは、間違いないのではないでしょうか。

(以上)

本文ここまで
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