写真で見る！「黒岩日記」 2023年1月4日

令和5年1月4日（水曜）令和5年仕事始め式

　私は、いつも県職員に対して「目線が大事」ということを言い続けていますが、新年の仕事始めに当たり、この「目線」という言葉の持つ意味について私の経験を元に話をしました。

　年始に家族と箱根神社に向かう際、目的地の方向が、自分が思っていた方角と違っていたことを通じて、改めて、自分の目線ではない目線に立つことがいかに難しいのか実感したこと。

　ニュースキャスター時代に救命救急医療の現場を取材した際、さまざまな意見を持つ方々の話を聞き、自分の目線をどこに置くかということの大切さを感じたこと。

　さらに、ナースのドキュメンタリー番組の取材をしていく中で、「目線を切り換える」ことの大事さを学んだこと。

　 冒頭、このようなことを話しました。そして、この「目線」という言葉は、私が知事になってから申し上げている「いのち輝くマグネット神奈川」のまさに「マグネット」の部分、引きつける力に通じる話であります。神奈川に来て欲しい、人を引きつけたいといったときに、当たり前に見てしまう自分たちの目線で考えても成功は難しく、魅力に気付く外からの目線に切り換える必要があること。

　また、当事者目線の障害福祉推進条例の制定は昨年の一番大きな出来事であったと思っていますが、これも当事者の目線に自分を置き換え、対話を重ねていたったからこそ、成し遂げられたものであったことをお話しました。 最後に、県の働き方改革に触れ、笑いあふれる職場を作っていくために、幹部職員に対して、自分の言っていることを部下はどういう思いで聞いていたのかを考えて欲 しい。そうした目線を切り換えることにより、この1年温かい職場を作って欲しいと呼びかけ、しめくくりました。

 

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