2 気象・地震 目次 10 概況         11 平均気温         12 降水量         13 横浜地方気象台主要気象状況 14 横浜地方気象台月別降水量・日照時間変化図 15 平均気温・降水量分布図 16 平成19年(2007年)の月別累年順位更新表(横浜 17 冬日・夏日・真夏日・熱帯夜 18 有感地震表 10 概況 平成19年全般 1〜2月は寒気の南下は一時的で、冬型の気圧配置は長続きせず期間を通じて顕著な高温となった。3月は移動性高気圧に覆われることが多く、顕著な高温となった。4月は低気圧や前線が頻繁に通ったため、短い周期で天気が変わった。5月は高気圧に覆われ晴れる日が多かった。6月は中旬までは梅雨前線が日本のはるか南海上に停滞することが多く、晴れる日が多かった。7月は本州付近に梅雨前線が停滞し、台風第4号や上空寒気の影響で顕著な多雨・寡照となった。8月は非常に優勢な高気圧が本州付近を覆ったため、顕著な高温・少雨となった。9月は太平洋高気圧に覆われることが多く、気温が高くなった。また7日台風第9号が神奈川県を通過し、大荒れの天気となった。10月は数日の周期で天気が変わった。11月は前半移動性高気圧に覆われ気温が高く、後半は冬型の気圧配置等で気温が低くなった。12月は10日前後の周期で低気圧が本州付近を通過し、降水量が多くなった。 気温 横浜の年平均気温は16.5℃(平年値15.5℃ 平年差+1.0℃)とかなり高くなった。1〜3月は寒気の南下は一時的で移動性高気圧に覆われることが多かったため、かなり高くなった。4月は寒暖の変動が大きく、平年並となった。5〜6月は高気圧に覆われ晴れる日が多く、高くなった。7月は曇りや雨の日が多かったため、低くなった。8〜9月は太平洋高気圧に覆われ高くなった。10月は寒気の南下が一時的で高くなった。11月は前半移動性高気圧に覆われたため高くなった。12月は冬型の気圧配置となる日が少なく高くなった。 降水量 横浜の年間降水量は1464.5o(平年値1622.5o 平年比90%)と少なくなった。1〜2月は低気圧の通過で大雨の日もあったが、月合計では平年並となった。3月は高気圧に覆われることが多く、かなり少なくなった。4月は上・下旬は少なく中旬は多く、月合計では平年並となった。5月は低気圧や寒気の影響で、多くなった。6月は梅雨前線が日本の南海上に離れて停滞し、かなり少なくなった。7月は梅雨前線や台風の影響で、かなり多くなった。8月は台風や前線の影響が小さかったため、かなり少なくなった。9〜10月は台風の影響で大雨となる日もあったが、月合計では平年並となった。11月は低気圧や前線の影響が小さく、少なくなった。12月は10日前後の周期で低気圧が本州付近を通過したため、多くなった。 日照 横浜の年間日照時間は2046.0時間(平年値1920.6時間 平年比107%)と多くなった。1月は冬型の気圧配置は長続きせず、平年並となった。2〜3月は高気圧に覆われ、多くなった。4月は上旬多く、中旬少なく、月合計は平年並となった。5〜6月は高気圧に覆われることが多く、多くなった。7月は梅雨前線が本州付近に停滞しやすかったため、かなり少なくなった。8月は太平洋高気圧に覆われ、多くなった。9〜10月は数日の周期で天気が変わり、平年並となった。11月は中旬晴れの日が多かったが、上・下旬は前線の影響を受け、月合計では平年並となった。12月は10日前後の周期で天気が変化し、平年並となった。 梅雨 梅雨入りは6月22日頃(平年は6月8日頃)、梅雨明けは8月1日頃(平年は7月20日頃)となり、梅雨入り明けはとも平年より遅くなった。6月は梅雨前線の活動は弱かったが、7月上・中旬は活動が活発で、台風第4号の影響もあり大雨となる日もあった。梅雨期間の総降水量は横浜で380.0o(同期間平年値250.7)で平年比152%となった。 台風 神奈川県には3個の台風が通過・接近した。9月上旬台風第9号が神奈川県を通過し、大雨・強風・高波による被害をもたらした。また、7月中旬台風第4号、10月下旬台風第20号が神奈川県に接近し、大雨・強風による被害をもたらした。 なお、台風の発生数は24個(平年値26.7個)、接近数は12個(平年10.8個)、年間上陸数は3個(平年2.6個)といずれも平年程度となった。