いつも身近に!地域包括支援センターポケットガイド ダイジェスト版 地域包括支援センターはこんなところです。  地域包括支援センターは、住み慣れた地域で尊厳あるその人らしい生活を継続すること ができるよう、さまざまな方面から高齢者のみなさんを支える機関です。  地域包括支援センターでは、主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師などが中心とな って高齢者のみなさんを支援します。3 人はそれぞれ専門分野を持っていますが、専門分 野の仕事だけをするのではなく、互いに連携をとりながら「チーム」として総合的にみな さんを支えます。 自立した生活を支援します! 介護保険では非該当と認定されたが、体力に自信がない 元気で生活できているので、いまの状態をなるべく維持したい 足の筋力が衰えているので、介護予防のプログラムを受けるようすすめられた 介護保険のサービスを利用したい 要支援1と認定されたので介護予防ケアプランを作りたい 要介護認定の申請を頼みたい などをサポートしていきます。 みなさんの権利を守ります! 安心して暮らすために知っておきましょう  高齢者を狙った悪質な訪問販売や住宅改修、消費者金融などの事件が増えています。地 域包括支援センターでは、消費生活センターや行政などと協力して、高齢者の被害を未然 に防ぐよう努めています。  また、お金の管理や契約に関することに不安があっても頼れる家族がいないなどの場合 には、成年後見制度を利用できます。場合によっては、申し立てなどの手続きの支援もし ますので、ご相談ください。 高齢者の尊厳を守りましょう  高齢者虐待とは、「家庭で介護をしている人(家族・親族・同居者など)」または、 「養介護施設や養介護事業に従事する人」が高齢者に対して、心身を傷つけるような言動 や人権侵害をすることです。高齢者虐待防止法では、虐待に気づいた人は、市区町村に通 報する義務があることを定めています。早期に発見し、第三者が介入することで虐待の深 刻化を防ぐことができます。虐待を発見したり、虐待があると思われるときは、地域包括 支援センターや市区町村の担当窓口などにご連絡ください。 なんでもご相談ください! 気軽に相談してみましょう  これまで悩みや相談ごとがあったときに、「ここは担当ではない」「ここではわからな い」などと言われ、相談することをあきらめてしまった経験はありませんか? 地域包括 支援センターでは、介護に関する相談や悩み以外にも、健康や福祉、医療や生活に関する ことなど、どのような相談にも対応します。「どこに相談すればよいのかわからない」と いった悩みも、まずは地域包括支援センターにご相談ください。必要なサービスや制度、 関係機関の情報提供や紹介をします。また、緊急の対応が必要な場合には、職員が訪問す るなどして解決策を探ります。 多方面からみなさんを支えます! いつでもみなさんを見守っています  地域包括支援センターでは、高齢者のみなさんへの直接の支援だけでなく、みなさんを 支えるケアマネジャーの支援もしています。地域包括支援センターには、一定の研修を修 了した主任ケアマネジャーがいて、高齢者が暮らしやすい地域づくりのために、医療機関 や行政その他の関係機関との連携体制づくりをすすめています。また、地域のケアマネジ ャーが円滑に仕事ができるよう支援や指導をして、質の高い支援の提供に努めています。