26 観光・文化 333 概況(観光) 334 観光客数 335 温泉利用状況 336 神奈川県知事所轄宗教法人数 337 男女、年齢、行動の種類別平均時間 −週全体平均− 338 男女、年齢、スポーツの種類別行動者数 339 男女、年齢、趣味・娯楽の種類別行動者数 340 公共図書館の状況 341 文化財指定件数 342 新聞発行部数 333 概    況(観 光) 1 県全体の入込観光客の状況 (1) 延観光客数 平成21年中に神奈川県を訪れた観光客(入込観光客)の推計延人数(以下「延観光客数」という。)は 183,566千人で、前年に比べ12,380千人、7.2%の増加となった。これは平成13年から9年連続の増加となる とともに、平成17年以降5年連続で過去最高を更新する結果となった。 延観光客数は、平成元年の160,652千人をピークに減少傾向を示し、平成9年から平成14年までは140,000 千人台で推移したが、平成15年には150,000千人台に回復し、平成17年には再び160,000千人台となるととも に過去最高となった。その後さらに伸びて183,566千人(平成21年)となり、5年連続で過去最高を更新した。 (2) 日帰り客数 平成21年の日帰り観光客の推計延人数(以下「日帰り客数」という。)は、170,157千人で、延観光客数の 92.6%を占めており、前年に比べ23,429千人、8.2%の増加となった。 日帰り客数は平成元年の148,936千人をピークに減少傾向を示し、平成10年に120,000千人台となったが、 平成11年以降は概ね回復傾向で推移し、平成16年には140,000千人台に回復した。平成18年には150,000千人 台に達し、過去最高となった。その後さらに伸びて平成21年は170,157千人となり、4年連続で過去最高を 更新した。 (3) 宿泊客数 宿泊観光客の延人数(以下「宿泊客数」という。)は、13,409千人で前年に比べ526千人、3.8%の減少となった。 宿泊客数は、平成3年の12,921千人をピークに減少傾向にあったが、平成12年以降は順調に回復し、平成 18年には13,000千人台に達し、過去最高となった。平成19年、平成20年はさらに伸びて3年連続で過去最高 を更新してきたが、平成21年は減少となった。 2 地域別に見た観光客の状況(平成21年) (1) 横浜・川崎地域 横浜・川崎地域の延観光客数は67,547千人で、前年に比べ11,565千人、20.7%の増加となった。 市別にみると、横浜市は27.6%増、川崎市は1.4%減であった。「開国博Y150」など集客力のあるイベン トが開催されたことや、横浜マリンタワーのリニューアルオープンなど、前年、施設改修のため閉館期間が あった施設のオープンなどから、地域全体で1,156万人の増となった。 (2) 三浦半島地域 三浦半島地域の延観光客数は、14,097千人で、前年に比べ46千人、0.3%の減少となった。市町別にみると、 横須賀市0.01%増、逗子市19.3%減、三浦市2.6%増、葉山町1.7%増であった。 横須賀市の三笠公園がドラマ「坂の上の雲」の放映の影響による40万人の大幅な増加や、三浦市の新規イ ベント「ロックの学園サマースクール」等で増加したものの、台風や夏場の悪天候の影響で、地域全体で約 4万6,000人(0.3%)の減となった。 (3) 湘南地域 湘南地域の延観光客数は、43,840千人で、前年に比べ172千人、0.4%の減少となった。市町別にみると、 平塚市0.1%減、鎌倉市2.6%減、藤沢市3.5%増、茅ヶ崎市5.1%減、寒川町0.3%減、大磯町8.0%減、二宮 町6.7%増であった。「江ノ島1dayパスポート」の効果による江の島の観光客数の増加や、茅ヶ崎市の宿泊 施設の新規オープンなどによる宿泊客の増加がみられたものの、台風の影響による鎌倉花火大会の中止など の影響で、地域全体では17万人(0.4%)の減となった。 (4) 箱根・湯河原地域 箱根・湯河原地域の延観光客数は、31,962千人で、前年に比べ1,334千人、4.0%の減少となった。 市町別にみると、小田原市0.3%増、南足柄市9.0%減、開成町5.6%減、箱根町5.0%減、真鶴町1.7%増、 湯河原町4.6%減であった。アジアからの観光客が多いことから、ウォン安、円高の影響などによる外国人 観光客の減少、ETC休日特別割引による影響もあり、日帰り客・宿泊客共に減少となった。地域全体で約 133万人(4.0%)の減となった。 (5) 丹沢・大山地域 丹沢・大山地域の延観光客数は、13,975千人で、前年に比べ142千人、1.0%の増加となった。 市町村別にみると、秦野市3.9%減、厚木市4.2%増、伊勢原市1.7%減、中井町4.0%増、大井町26.1%減、 松田町3.9%減、山北町1.8%減、愛川町25.3%増、清川村2.6%減であった。厚木市での「神奈川フードバトル」 や「あつぎ国際大道芸」などの集客増や、愛川町立郷土資料館、県立工芸工房村のオープンにより、日帰り 客が増加し、宿泊客の減少があったものの、地域全体で14万人(1.0%)の増となった。 (6) 相模湖・相模川流域 相模湖・相模川流域の延観光客数は、12,143千人で、前年に比べ2,225千人、22.4%の増加となった。市 町別にみると、相模原市23.3%増、大和市9.7%増、海老名市352.8%増、座間市10.0%減、綾瀬市0.4%増 であった。大和市民まつりが好天に恵まれ大幅増となったほか、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストの 集客増、藤野観光案内所のオープンなどから、日帰り観光客が増となった。 (観光課)