15 運輸・通信・道路 163 概況(鉄道、道路) 164 鉄道乗車人員 165 鉄道貨物運輸 166 自動車運送事業輸送実績 −旅客− 167 自動車運送事業輸送実績 −貨物− 168 自動車保有車両数 169 在籍船舶隻数と総トン数 170 船種別入港船舶数 171 外国船舶入港隻数 172 船内揚積実績 173 鋼船建造実績 174 F・R・P(強化プラスチック船)、木船建造実績 175 電話加入数 176 支店数と郵便局数、引受郵便物数 177 郵便切手類販売所、郵便差出箱と郵便私書箱数 178 自動車・歩行者交通量 179 都市計画道路延長 180 道路延長 181 橋りょう 182 鉄道との立体交差 183 隧道 184 横断歩道橋 163 概    況(鉄道、道路) 鉄道交通 県内の鉄道需要は平成20年度では前年に比べ横ばいに推移しているが、一部路線では依然と して通勤通学時の混雑が解消されていない状況にある。 このような状況に対処するために鉄道網の計画的な整備と輸送力の増強が進められ、混雑率 は徐々に低下する傾向にあるものの、なお一層の混雑率の緩和をめざして所要の鉄道輸送力の 増強を図っていく必要がある。 県内の鉄道は、平成22年3月31日現在で、JRが13路線、延長311.1km、駅数110駅、民鉄が 23路線、延長300.6km、駅数235駅、横浜市営地下鉄が延長53.4km、駅数40駅であり、平成20年 度の1日平均県内各駅の合計乗車人員は約736万人となっている。 朝方は、横浜・東京方面への通勤通学による混雑が特に厳しく、平成20年度のラッシュ時(1 時間)の混雑率は、JRは、東海道本線(川崎→品川)191%、横須賀線(新川崎→品川)183%、 横浜線(小机→新横浜)192%、根岸線(新杉田→磯子)185%、南武線(武蔵中原→武蔵小杉) 194%となっている。一方、民鉄は、小田急小田原線(向ヶ丘遊園→登戸)158%、京浜急行線 (戸部→横浜)153%、相模鉄道(西横浜→平沼橋)146%となっており、横浜市営地下鉄線(阪 東橋→伊勢佐木長者町)は142%となっている。 (交通企画課) 道路交通 県内の道路延長は、国道・県道・市町村道をあわせて、平成22年4月現在で、2万5,291q である。 このうち自動車専用道路については、東名高速道路などが整備され、県が管理する一般幹線 道路についても約1,078km(※)の交通ネットワークの整備を進めてきたが、増大する交通需 要に追いつかず、県内各地の道路混雑は県民生活や産業経済に大きな影響を与えている。 このため、神奈川県では国等と協力し、さがみ縦貫道路や新東名高速道路などの自動車専用 道路の整備促進を図るとともに、国道・県道・市町村道それぞれの交通機能を発揮し交通需要 に対応できるようネットワークの整備を進めている。 また、県民の日常生活の安全性と利便性を高めるため、バイパスの整備、道路の拡幅、右左 折レーンの設置などの交差点改良、踏切の立体化や橋りょうの架け替えのほか、幅の広い歩道 作りと街路樹の整備、災害に対する安全性の向上などに努めている。 ※ 平成22年4月1日に相模原市が政令市に移行したため、約236kmが県管理から相模原市 管理に移管した。 (道路管理課)