県のたより7月号

掲載日:2018年6月29日

KNG Info かながわ県のたより

平成30年7月号
No.759 7月1日発行

知事からのメッセージ「ともに明日へ」

ともに生きる社会への新たな一歩

   「障がい者はいなくなった方がいいんだ」という全く間違った独善的な発想により、19名のかけがえのないいのちが奪われた衝撃的な津久井やまゆり園事件から2年。凄惨(せいさん)を極めた生々しい犯行現場は私の脳裏に今もくっきりと残っています。

   あのような事件を二度と繰り返してはいけない。そんな強い思いで、私たちは「ともに生きる社会かながわ憲章」を県議会とともに策定し、その理念を広く普及させるため、全力で取り組んできました。3月には、憲章の理念をより多くの人に体感していただくイベント「みんなあつまれ2017」を開催しました。参加した障がい者のみなさんの音楽、ダンス、アート作品、パラスポーツ、料理などが来場者から高く評価され、会場全体が温かい空気に包まれていました。

   また、昨年10月に策定した「津久井やまゆり園再生基本構想」に基づき、平成33年度中には、津久井と横浜市芹が谷に、利用者の方々が安心して安全に生活できる場を整備すべく作業を進めています。併せて、利用者お一人お一人の御意向を丁寧に確認する「意思決定支援」の取り組みも進めています。すでにグループホームに移行された方もいます。

   7月23日には追悼式を行い、この日から事件発生の日を含む1週間を「ともに生きる社会かながわ推進週間」と定め、「ともに生きる社会」への理解について、多くの人に広く呼び掛けてまいります。私たちは、あの悲惨で辛い事件を決して忘れることなく、この経験をバネとしながら、ともに生きる社会かながわの実現に向け、しっかりと歩みを進めてまいります。

写真:神奈川県知事 黒岩祐治

神奈川県知事 黒岩祐治

神奈川県

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