県のたより5月号

掲載日:2018年4月27日

KNG Info かながわ県のたより

平成30年5月号
No.757 5月1日発行

知事からのメッセージ「ともに明日へ」

「いのちの砦(とりで)」がんセンターを死守!

   昨年11月、重粒子線治療施設を有する神奈川県立がんセンターにおいて、放射線治療科医師4人が相次いで退職し、2月以降の診療継続が危ぶまれるという非常事態に陥ることが突然発覚しました。この危機にあたって、私をはじめ、県幹部職員とがんセンターとが一体となって事態の収拾と医師確保にあたり、結果的に診療が止まるという最悪の事態は回避することができました。この間、多くの患者さんや県民の皆さまにご不安を与えてしまったことを深くお詫びいたします。

   今回、私たちが対応するにあたって確認した大方針は、県民の皆さまの「いのち」を守ることを最優先にしていこうというものでした。最先端医療である重粒子線治療に「いのち」を託しているたくさんのがん患者さんがいらっしゃいます。その気持ちに応えることができなくなる事態だけは絶対に避けようということです。

   最終的に、私が頭を下げて就任いただいた県立病院機構の理事長を私自身が解任するという事態にまで至りました。とてもつらい決断でしたが、それ以外に診療を継続させる道はありませんでした。非常事態に対し、多くの放射線治療の病院関係者の皆さまがご協力下さったことに心から感謝を申し上げたいと思います。

   県立病院機構も4月から新体制となり、職員一同、新たな気持ちでスタートいたしました。今回のような事態を二度と繰り返さないために、のちにピンチをチャンスに変えたと言われるように、従来にも増して安心してがん治療が受けられる「いのちの砦(とりで)」としてがんセンターが生まれ変われるよう、県としても全力を注いでいく所存です。

写真:神奈川県知事 黒岩祐治

神奈川県知事 黒岩祐治

神奈川県

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