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県のたより3月特集号
「未病を治す」に挑戦!超高齢社会を幸せに生きる

そもそも「未病」って何?

写真:茅ヶ崎市高齢者支援リーダー「みんなで!ちがさき体操」  人の健康状態は、ここまでは健康、ここからは病気と明確に区分できるわけではありません(図1)。健康と病気の間で連続的に変化しており、その状態を「未病」といいます(図2)。
 私たちが健康で長生きするためには、特定の病気になってから治療するのではなく、普段の生活において「心身の状態を整えて、より健康な状態に近づける」(「未病を治す」)ことが大切です。

図:図1 健康と病気を明確に区別した図
図:図2 健康と病気の間で変化する未病

 例えば、生活習慣病は、それが悪化すると介護が必要となったり、場合によっては、いのちにかかわる重大な問題になったりしますが、生活習慣病に至る過程は、まさに「未病」の象徴的なものといえます。生活習慣病は病気になってから薬で治療するより、普段からバランスのよい食事や適度な運動を心がけることで、発症のリスクを減らすことが重要です。 

新しい価値観による県民文化の創造

 生活習慣病や、老いに伴う虚弱化が大きな課題になっている今、「病気でなければ健康」だとはいえません。「病気を治す」ことは大切ですが、病気に徐々に近づく前に「未病を治す」という考え方を、新しい価値観として定着させることが大切です。
 この新しい価値観を県民文化として育んでいくことが健康寿命の延伸につながり、一人ひとりの健康で幸せな人生につながります。


「健康寿命」を延ばそう!

写真:元気にサッカー  「健康寿命」とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間(=平均寿命から介護など日常生活に制限のある期間を除いたもの)、つまり、日常生活に支障がなく高齢になっても元気で生き生きと暮らせる期間のことです。
 「健康寿命」を延ばし平均寿命と健康寿命の差を短くすれば、高齢者ご自身の生活の質が高まるだけでなく、医療費、介護費などの抑制にもつながります。県の健康寿命は男性が全国12位、女性が13位、それぞれ1位は愛知県と静岡県です。男女ともあと1歳延ばすことができれば1位になることができます(図4)。
 県は、「未病を治す」という考え方のもと、食や運動、社会参加などによる着実な健康づくりの取り組みに、「最先端医療・最新技術の追求」などを融合した取り組みを進め、「健康寿命日本一」を目指す運動を県民、企業・団体、自治体などの幅広い参加で進めていきます。


グラフ:神奈川県の平均寿命2010年(平成22年)


「未病を治す」3つの取り組み

図:食(栄養)、社会参加(交流)、運動(身体活動)の関係  バランスの悪い食生活や運動不足など、不適切な生活習慣が生活習慣病や要介護のリスクとなり、健康寿命の短縮につながることが明らかになっています。「未病を治すかながわ宣言」では、その具体的な取り組みとして「食」「運動」「社会参加」の3つを掲げ、社会全体で取り組むことを目指しています。

食(栄養):医食農同源の考え方で、バランスの良い食生活を送る

写真:春メニュー(かながわの医食農同源メニューから)
春メニュー(かながわの医食農同源メニューから)
 県は、食を中心に若い人も高齢者も病気にならずに元気で健康に暮らせるよう、「医食農同源」の取り組みを進めています。
 「医食農同源」とは病気を治す薬と食べ物とは本来根源を同じくするものであり、食生活を通じて健康な生活を実現しようという考え方に、食材などを育てる「農」を取り込んだ健康観のことです。

かながわの医食農同源メニュー

写真:かながわの医食農同源メニュー  「かながわの医食農同源メニュー」は「医食農同源」の健康観に基づき、日常の食事をおいしく食べながら、健康づくりや未病予防を実現することを目指しています。生活習慣病予防に効果があるといわれる食材や、入手しやすい県内産食材を使用し、おいしく、さまざまな場面で活用できるメニューとして作成しました。県のホームページに掲載しています。

運動(身体活動):日常生活に運動やスポーツなど身体活動を取り入れる

グラフ:歩数と心身の健康

イラスト:女性が走る様子  私たちが、生涯にわたって健康的に生活していくためには、“体を動かすこと”がとても大切です。例えば、上のグラフは歩くことが寝たきりや骨粗しょう症、また、うつ病などの予防に有効なことを示しています。運動をしない理由で最も多いのは「忙しい」ことであるため、さまざまな機会を通して運動を習慣化する工夫が求められます。

社会参加(交流):人と人の出会い・ふれあい・交流を進める

写真:コミュニティカフェの様子  人との出会い・ふれあい・交流などは、生き生きとした暮らしをもたらします。例えば、ボランティア活動をしていたり、趣味や稽古ごとをしている人の方が自立度が高い(虚弱になりにくい)といったデータがあります。また、歩行障害や認知症のリスクは外出機会の減少に比例して高くなることも分かっています。

グラフ:ボランティア活動の有無と自立率


チャレンジデー2014 スタート!

 チャレンジデーとは、毎年5月の最終水曜日(今年は5月28日)の午前0時から午後9時までの間に15分以上継続して、何らかの運動やスポーツをした方の参加率を競い合う全国的なイベントです。今年は県内から逗子市、三浦市、伊勢原市、松田町、開成町、箱根町、湯河原町の7つの市町が参加します。
 上記7つの市町にお住まいの方はもちろん、在勤、在学、観光で訪れた方なども参加できます。県民の皆さんの「健康づくり」に最適なこのイベントを、みんなで盛り上げましょう!
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f480290/

未病を治すかながわ宣言協力活動登録制度 募集中!

 「未病を治すかながわ宣言」を、企業や団体、市民活動サークルなど幅広い方々と共に進めるため、登録制度を開始しました。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f480290/p754591.html


お問い合わせ

県健康増進課
[電話]045(210)4784 [ファックス]045(210)8857
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f480290/

神奈川県 県民局 くらし県民部 広報県民課

〒231-8588 横浜市中区日本大通1
[電話]045(210)3662[ファックス]045(210)8834
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