県のたより5月号

掲載日:2020年4月30日

KNG Info かながわ県のたより

令和2年5月号
No.781 5月1日発行

県健康危機管理課より

新型コロナウイルス感染症への対応について

医療現場からの声

相模原協同病院   感染管理認定看護師   感染対策室長   菅沼 彩氏

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が止まりませんが、この状態をどのように受け止めていますか。

日々感染者の報告も増えており、特に首都圏は4月に入ってからの報告が後を絶たず、深刻な状況にあると受け止めています。当院は第二種感染症指定医療機関ということで、発生当初から新型コロナウイルス感染症の対応をしてまいりました。院内感染対策委員会等を行い、日々変化する状況に応じた迅速な対応が求められる中、病院一丸となって取り組んできました。今までは、クラスターもわかり、追跡調査が可能な範囲でしたが、ここに来て感染経路不明な方が続出しており、市中感染が刻々と広がってきていることを実感しています。

発熱、呼吸困難、倦怠感などのさまざまな症状が報告されています。不安に感じる方へメッセージやアドバイスをお願いします。

患者さんの経過を見ていると、少なくとも1日程度の発熱は見られていますが、それ以外の症状は、さまざまであるケースが多いと感じています。最近話題の味覚障害に関しては、新型コロナウイルス感染症特有の症状のため、分かりやすいですが、その他の頭痛、咳、倦怠感は一般の風邪と症状が似ています。そのため、まずは、発熱や風邪症状が見られた際には会社などに出歩くことはせず、自宅で安静にして経過を見ることが大切です。また家族と同居している方は、距離を保つ、物品は共有しないことなどの対策も重要です。

新型コロナウイルス感染症の終息に向けて、私たちが行うべき最も必要なことは何だと思いますか。

何よりもまずは、こまめな手洗いと不要不急の外出は避けることです。最近のケースでは、旅行や会食など不特定多数の人が集まる場所での感染が増えています。自分は大丈夫という安易な考えではなく、自分そして自分がうつしてしまった相手がもしも重症化してしまったら・・・どうなるのかをまずは考えていただきたいと思います。

その他、お伝えしたいことはありますか。

当院では、現在限りある物資を使い、必要に応じた感染対策を講じながら患者さんを受け入れています。しかし、今後物資を確保できるかの保証はなく、日々試行錯誤しながら患者さんの対応をしています。物資が底をついたとき医療従事者の感染を防御することは困難となり、診療可能な病院が減っていきます。決して他人事とは考えず、お互いが自分のことと考え、必要な人が必要な医療を受けられるようにすることが大事です。そのためにも、まずはそれぞれが感染しないための行動をとることが重要ですので、皆様にはご協力をお願いしたいと思います。

相模原協同病院 感染管理認定看護師 左:菅沼 彩氏 右:神野 祐子氏

相模原協同病院 感染管理認定看護師
左:菅沼 彩氏 右:神野 祐子氏

県民のいのちを健康を暮らしを、オール神奈川で守る取り組み続々と。

医療崩壊を防ぐ新たな医療提供体制「神奈川モデル」

県は、新型コロナウイルス感染症対策の「神奈川モデル」を構築し、着実に実行しています。

あるとき突然爆発的に患者が急増するオーバーシュート。このオーバーシュートが起こると、医療提供体制に過剰な負荷がかかり、新型コロナウイルス感染症の患者だけでなく、他の医療提供体制にも大きな影響を与える「医療崩壊」を招きます。そこで県は、こうした事態を避けるため、国の方針を踏まえて、「神奈川モデル」を構築し、着実に実行しています。
具体的には、中等症患者を集中的に受け入れる「重点医療機関」を設置し、無症状・軽症の方には自宅や宿泊施設で療養していただくことで、新型コロナウイルス感染症の患者に対応できる病床を確実に確保しています。
また、「重点医療機関」の病床数のさらなる確保のため、湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)内のグラウンドに、プレハブによる臨時の仮設医療施設の設置を進めています。

※ご高齢の方や基礎疾患をお持ちの方などを除きます

感染の疑い→受診調整(帰国者・接触者相談センター)→診察/検査(帰国者・接触者外来集合検査場など)、神奈川県調整本部・・・患者受入・搬送等の調整→重症→高度医療機関:人工呼吸/ECMO(エクモ体外式膜型人工肺)、中等症→重点医療機関(中等症の患者を重点的に受け入れ)・重点医療機関協力病院:酸素投与+α、無症状or軽症or回復者→自宅や宿泊療養施設等(LINEを活用し、毎日の健康状態の確認やフォローアップを実施)

重点医療機関を設置しました

重点医療機関の一つである県立足柄上病院

重点医療機関の一つである県立足柄上病院

4月1日に第一弾として、県立足柄上病院、県立循環器呼吸器病センター、国立病院機構相模原病院の3病院を「重点医療機関」として設置しました。引き続き、「神奈川モデル」の実現に向けて、市町村や関係団体と連携しながら病床の確保を進めていきます。

無症状や軽症の方の受け入れが始まりました

無症状や軽症の方に療養していただくための宿泊療養施設として、湘南国際村センターやアパホテル&リゾート横浜ベイタワーでの受け入れが始まりました。

※各宿泊療養施設への直接のお問合せはご遠慮ください

湘南国際村センター

湘南国際村センター

アパホテル&リゾート横浜ベイタワー

アパホテル&リゾート横浜ベイタワー

宿泊療養施設についてのお問合せ   [電話] 045(285)0636   平日(9時から17時)

新型コロナウイルス感染症の電話相談

帰国者・接触者相談窓口感染症専用ダイヤル

次のいずれかの症状がある方

息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等がある

重症化しやすい方※で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある

※高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方

上記以外で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続いている

症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない場合も同様です。

QR:新型コロナウイルス感染症に対する「帰国者・接触者相談センター」の設置について

[電話] 045(285)1015   24時間   ※紙面では各保健福祉事務所となっていましたが、変更となりました
(横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町にお住まいの方はそれぞれの市町村のホームページをご覧ください。)

詳しくは新型コロナウイルス感染症に対する「帰国者・接触者相談センター」の設置についてをご覧ください

新型コロナウイルス感染症専用ダイヤル

[電話] 045(285)0536

050(1744)5875

 1  平日および休日(9時から21時)

 9  4月27日から5月8日までの平日(9時から21時)
 9  5月11日から6月30日までの平日(9時から17時)

 2   3   4  平日(9時から17時)

[電話] 045(285)0637

 2  平日(17時から21時)

 2  休日(9時から21時)

[ファックス] 045(285)0216

音声案内

1

微熱や軽い咳などの症状のある方や感染の不安のある方、
健康・医療に関すること

9

協力金に関すること

2

緊急事態宣言や
特別措置法に関すること
(休業と外出自粛の要請に関すること)

3

経営相談に関すること

4

その他

県は新型コロナウイルス感染症の影響を受けている方々への支援やサポートを行っています。詳しくは情報館7面をご覧ください。

【問合せ】   県健康危機管理課   [電話] 045(210)4791   [ファックス] 045(633)3770