神奈川県では、光化学大気汚染(以下「光化学スモッグ」という。)による被害を未然に防止するため、昭和46年5月30日に「神奈川県大気汚染緊急時措置要綱」を制定し、毎年、光化学スモッグの発生しやすい時期(4月から10月)に、『予報や注意報等』を発令しています。
本日、今年初の光化学スモッグ注意報を発令しました。
これは、昭和48年と同じく最も早い発令で、昨年(平成20年5月23日)よりも42日早いものとなります。(最も遅い発令は7月25日(平成7年)、過去30年間の平均発令初日は5月28日)
また、過去10年間の本県における『注意報』の最初の発令日及び年間の発令回数は、次表のとおりですが、警報及び重大緊急時警報の発令はありません。
緊急時措置の発令状況の経年推移
年度 区分 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最初の発令日 | 5月 23日 |
6月 16日 |
6月 4日 |
6月 2日 |
6月 22日 |
5月 30日 |
7月 15日 |
6月 1日 |
5月 9日 |
5月 23日 |
年間の発令回数 | 4 | 10 | 13 | 11 | 6 | 16 | 7 | 14 | 20 | 11 |
年間の被害届出者数 | 0 | 48 | 1 | 124 | 17 | 4 | 276 | 199 | 4 | 14 |
参考
- 光化学スモッグ『注意報』『警報』『重大緊急時警報』の発令基準
『注意報』は光化学オキシダント濃度が0.12ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
昭和46〜平成20年までの38年間の年平均13回、総発令回数は491回
『警報』は光化学オキシダント濃度が0.24ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
昭和47年1回、50年2回、53年1回の計4回発令
『重大緊急時警報』は光化学オキシダント濃度が0.4ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
重大緊急時警報の発令は全国的に過去一度もない - 光化学スモッグの発生しやすい気象条件
『風向』 朝 北ないし東 午後 南東ないし南西
『風速』 3m/s以下
『気温』 25℃以上
『日射』 午後2時以前に少なくとも2〜3時間 - 発令情報の入手方法
テレホンサービス 0463−24−3322
URL(パソコンから) http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/haturei/
URL(携帯電話から) http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/i/
携帯電話等のメーリングリストによる情報配信も行っています。上記URLをご覧の上、登録してください。 - 予報・注意報が発令されたときは
予報のときは
病弱な子供及び当日体の調子の悪い子供は屋内で休ませましょう。
風向きを考えて、窓を閉めましょう。
注意報や警報の発令がないか、テレホンサービス等を利用して確認しましょう。
さらに注意報や警報のときは
屋外での激しい運動をやめて、すみやかに屋内の活動に切りかえましょう。
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