2003年6月の情報です。

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平成15年6月22日
記者発表資料

光化学大気汚染緊急時措置の発令状況について

 神奈川県下において次のとおり光化学スモッグ注意報が発令されました。

  1.  発令年月日  平成15年6月22日(日曜日)
     (本年度 注意報1回目)

  2.  発令状況
     状況


    種別
    発令
    地域
    発令・解除時刻 発令時における オキシダント濃度 発令時間中の最高オキシダント濃度
    発令
    時刻
    解除
    時刻
    測定局名 測定時刻 濃度
    (ppm)
    測定局名 測定
    時刻
    濃度
    (ppm)
    予報 全県 13:20 17:00
    注意報 湘南 14:30 17:00 平塚市役所 14:00 0.132 平塚市役所 15:00 0.148


  3.  被害の届出状況(6月22日17時00分現在)
     被害の届出は、ありません。

  4.  気象状況
      本日、関東地方は高気圧に覆われ朝から晴れて風が弱く、横浜の最高気温は平年より5.7℃高い30.5℃まで上昇した。
     また、大気の下層では東京湾側が東寄り、相模湾側が南寄りとなり、三浦半島から小田原にかけ収束線が 形成され、湘南地域では持続した。このため、汚染物質が長時間滞留し、気温上昇とともに高濃度となり、 今年度初めての光化学スモッグ注意報発令に至った。

(問い合わせ先)
 平日:環境農政部大気水質課大気指導班
   (045-210-1111 内線4111)
    休日:環境科学センター情報交流部
      (TEL:0463-24-3311)

一都三県光化学大気汚染緊急時措置発令状況

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光化学大気汚染緊急時措置(注意報)の発令について

神奈川県環境農政部

 神奈川県では、光化学大気汚染(以下「光化学スモッグ」という。)による被害を未然に防止するため、昭和46年5月30日に「神奈川県大気汚染緊急時措置要綱」を制定し、毎年、光化学スモッグの発生しやすい時期(4月〜10月)に、『予報や注意報等』を発令しています。
 今年は、昨年よりも20日遅く、6月22日(日)に初の光化学スモッグ注意報を、湘南地域に発令しました。なお、過去の最も早い発令は、4月11日(昭和48年)でした。
 6月22日の気象状況は、梅雨前線の活動が弱く高気圧に覆われたため、関東地方では昼過ぎまで晴れ間が広がり、横浜の最高気温は平年より5.7℃高い30.5℃まで上昇しました。また、大気の下層では東京湾側が東寄り、相模湾側が南寄りとなり、三浦半島から小田原にかけ収束線が形成され、湘南地域では持続しました。このため、汚染物質が長時間滞留し、気温上昇とともに高濃度となり、今年度初めての光化学スモッグ注意報発令に至りました。
 また、過去10年間の本県における『注意報』の最初の発令日及び年間の発令回数は、次表のとおりですが、警報及び重大緊急時警報の発令はありません。

年度


区分
1011121314
最初の発令日5/195/307/256/295/304/205/236/166/46/2
年間の発令回数151310101311


 〈参 考〉
  1.  光化学スモッグ『注意報』『警報』『重大緊急時警報』の発令基準
    『注意報』は光化学オキシダント濃度が0.12ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
    『警報』は光化学オキシダント濃度が0.24ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
    『重大緊急時警報』は光化学オキシダント濃度が0.4ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
  2.  光化学スモッグの発生しやすい気象条件
    『風向』 朝 北ないし東  午後 南東ないし南西
    『風速』 3m/s以下
    『気温』 25℃以上
    『日射』 午後2時以前に少なくとも2〜3時間
  3.  注意報が発令されているときは
    1. 体の調子の悪い子どもは屋内で休ませましょう。
    2. 屋外での過激な運動はなるべく避けましょう。
    3. 車での外出はなるべく避けましょう。

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