2001年6月の情報です。

かながわの環境 時系列目次へ 室課別目次へ

平成13年6月4日
記者発表資料

光化学大気汚染緊急時措置の発令状況について

 本日、神奈川県下において次のとおり光化学スモッグ注意報が発令されました。

  1.  発令年月日平成13年 6月 4日(月曜日) (本年度注意報 1回目)

  2.  発令状況

    状況


    種別

    発令地域 発令・解除時刻 発令時における
    オキシダント濃度
    発令時間中の最高
    オキシダント濃度
    発令時刻 解除時刻 測定局名 測定時刻 濃度
    (ppm)
    測定局名 測定時刻 濃度
    (ppm)
    注意報 横 浜 14:20 18:53 鶴見区生麦小学校 14:00 0.149 鶴見区生麦小学校 14:00 0.149
    注意報 川 崎 14:20 17:00 川崎市中原保健所 14:00 0.145 川崎市生活文化会館 15:00 0.160
    注意報 横須賀 14:20 18:00 横須賀市久里浜行政センター 14:00 0.131 横須賀市西行政センター 17:00 0.137
    注意報 湘 南 14:20 16:00 藤沢市御所見小学校 14:00 0.137 藤沢市御所見小学校 14:00 0.137
    注意報 県 央 14:20 17:00 相模原市橋本 14:00 0.132 相模原市橋本 14:00 0.132


  3.  被害の届出状況(18時00分現在)

    被害の届出は、ありません。


  4.  気象状況

     本日、関東地方は九州付近に中心を持つ高気圧に覆われ晴天となり、横浜の最高気温は平年より6.1℃高い30.4℃まで上昇した。
     また、下層大気は強い安定で、日中も海風が余り強まらず県内に風の収束線が長時間止まった。 そのため、汚染物質が県内の広い範囲で高濃度となり、今年度初めての光化学スモッグ注意報発令に至った。

問い合わせ先
 平日:環境農政部大気水質課
  大気指導班(TEL:(045)210-1111 内線4111)
 休日:環境科学センター環境情報部
  (直通TEL:(0463)24-3308)


一都三県光化学大気汚染緊急時措置発令状況

本日の注意報発令状況の地図拡大する





光化学大気汚染緊急時措置(注意報)の発令について

神奈川県環境農政部

 神奈川県では、光化学大気汚染(以下「光化学スモッグ」という。)による被害を未然に防止するため、 昭和46年5月30日に「神奈川県大気汚染緊急時措置要綱」を制定し、 毎年、光化学スモッグの発生しやすい時期(4月〜10月)に、『予報や注意報等』を発令しています。
 今年は、昨年よりも12日早い、6月4日(月)に初の光化学スモッグ注意報を、横浜・川崎・横須賀・湘南・県央の5地域に発令しました。 なお、過去の最も早い発令は、4月11日(昭和48年)でした。
 6月4日の気象状況は、九州付近に中心を持つ高気圧に覆われたため、関東地方では晴天が続きました。 このため、横浜の最高気温は平年より6.1℃高い30.4℃まで上昇しました。 また、下層大気は安定であったため、汚染物質が県内の広い範囲で滞留し注意報発令に至りました。
 なお、過去10年間の本県における『注意報』の最初の発令日及び年間の発令回数は、次表のとおりですが、 警報及び重大緊急時警報の発令はありません。

年度

区分

10
11
12
13
最初の発令日
6/ 6
5/19
5/30
7/25
6/29
5/30
4/20
5/23
6/16
6/4
年間の発令回数
14
15
13
10
10

 

〈参 考〉
1 光化学スモッグ『注意報』『警報』『重大緊急時警報』の発令基準

『注意報』は光化学オキシダント濃度が0.12ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
『警報』は光化学オキシダント濃度が0.24ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
『重大緊急時警報』は光化学オキシダント濃度が0.4ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき

2 光化学スモッグの発生しやすい気象条件

『風向』 朝 北ないし東午後 南東ないし南西
『風速』 3m/s以下
『気温』 25℃以上
『日射』 午後2時以前に少なくとも2〜3時間

3 注意報が発令されているときは

(1) 体の調子の悪い子どもは屋内で休ませましょう。
(2) 屋外での過激な運動はなるべく避けましょう。
(3) 車での外出はなるべく避けましょう。


室課別目次へ 時系列目次へ かながわの環境