本日、神奈川県下において次のとおり光化学スモッグ注意報が発令されました。
1 発令年月日平成12年6月16日(金曜日) (本年度注意報1回目、当日予報1回目)
2 発令状況
状況
種別
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発令地域 |
発令・解除時刻 |
発令時における オキシダント濃度 |
発令時間中の最高 オキシダント濃度 |
発令時刻 |
解除時刻 |
測定局名 |
測定時刻 |
濃度
(ppm) |
測定局名 |
測定時刻 |
濃度
(ppm) |
予 報 |
全県 |
10:00 |
15:20 |
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|
|
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|
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注意報 |
横浜 |
12:20 |
14:30 |
港南区野庭中学校 |
12:00 |
0.123 |
旭区鶴ヶ峯小学校 |
13:00 |
0.131 |
注意報 |
県央 |
13:20 |
15:20 |
相模原市役所 |
13:00 |
0.129 |
相模原市役所 |
14:00 |
0.140 |
3 被害の届出状況(16時30分現在)
被害の届出は、ありません。
4 気象状況
本日は、日本の南海上にある梅雨前線の活動が弱く、東日本付近は東方海上の高気圧に覆われたため、関東地方では晴天が続いた。
そのため、横浜の最高気温は平年より4℃高い28.4℃まで上昇した。
また、大気は強い安定であったため、汚染物質が横浜、相模原付近で滞留し、注意報発令に至った。
問い合わせ先
平日:環境農政部大気水質課 大気指導班(内線4111)
休日:環境科学センター環境情報部
(直通TEL:0463-24-3308) |
一都三県光化学大気汚染緊急時措置発令状況
光化学大気汚染緊急時措置(注意報)の発令について
神奈川県環境農政部
神奈川県では、光化学大気汚染(以下「光化学スモッグ」という。)による被害を未然に防止するため、昭和46年5月30日に「神奈川県大気汚染緊急時措置要綱」
を制定し、毎年、光化学スモッグの発生しやすい時期(4月〜10月)に、『予報や注意報等』を発令しています。
今年は、昨年よりも24日遅い、6月16日(金)に初の光化学スモッグ注意報を、横浜・県央の2地域に発令しました。
なお、過去の最も早い発令は、4月11日(昭和48年)でした。
6月16日の気象状況は、日本の南海上にある梅雨前線の活動が弱く、東日本付近は東方海上の高気圧に覆われたため、
関東地方では晴天が続きました。
このため、横浜の最高気温は平年より4℃高い28.7℃まで上昇しました。
また、下層大気は強い安定であったため、汚染物質が横浜、相模原付近で滞留し注意報発令に至りました。
なお、過去10年間の本県における『注意報』の最初の発令日及び年間の発令回数は、次表のとおりですが、警報及び重大緊急時警報の発令はありません。
年度
区分
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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10
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11
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12
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最初の発令日 |
6/11
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6/ 6
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5/19
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5/30
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7/25
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6/29
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5/30
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4/20
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5/23
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6/16
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年間の発令回数 |
12
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14
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9
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15
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13
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7
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4
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10
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4
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−
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〈参 考〉
1 光化学スモッグ『注意報』『警報』『重大緊急時警報』の発令基準
『注意報』は光化学オキシダント濃度が0.12ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
『警報』は光化学オキシダント濃度が0.24ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
『重大緊急時警報』は光化学オキシダント濃度が0.4ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
2 光化学スモッグの発生しやすい気象条件
『風向』 朝 北ないし東午後 南東ないし南西
『風速』 3m/s以下
『気温』 25℃以上
『日射』 午後2時以前に少なくとも2〜3時間
3 注意報が発令されているときは
(1) 体の調子の悪い子どもは屋内で休ませましょう。
(2) 屋外での過激な運動はなるべく避けましょう。
(3) 車での外出はなるべく避けましょう。
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