本日、神奈川県下において次のとおり光化学スモッグ注意報が発令されました。
1 発令年月日平成11年5月23日(日曜日) (本年度注意報1回目、当日予報0回目)
2 発令状況
状況
種別
|
発令地域 |
発令・解除時刻 |
発令時における オキシダント濃度 |
発令時間中の最高 オキシダント濃度 |
発令時刻 |
解除時刻 |
測定局名 |
測定時刻 |
濃度
(ppm) |
測定局名 |
測定時刻 |
濃度
(ppm) |
注意報 |
横浜 |
14:20 |
17:00 |
都筑区総合庁舎 |
14 :00 |
0.123 |
都筑区総合庁舎 |
15:00 |
0.129 |
注意報 |
川崎 |
14:20 |
17:00 |
宮前区鷺沼配水所 |
14 :00 |
0.124 |
麻生区弘法松公園 |
15:00 |
0.148 |
3 被害の届出状況(18時00分現在)
被害の届出は、ありません。
4 気象状況
本日は、本州の遙か東海上にある高気圧が、西に張り出し、関東地方を緩やかに覆っていた。このため晴れて気温は上昇し、平年より5.0℃高い27.9℃となった。
東京湾沿いは東〜南東風、相模湾沿いは南西〜南風で午後になり収束線が明瞭になったため、汚染物質が滞留した。さらに、下層の風が弱く大気が安定していたため、拡散が起こりにくく、オキシダント濃度が高くなった。
問い合わせ先
平日:環境部大気保全課
交通環境指導班(内線3756〜3758)
休日:環境科学センター環境情報部
(直通TEL:0463-24-3308) |
一都三県光化学大気汚染緊急時措置発令状況
光化学大気汚染緊急時措置(注意報)の発令について
神奈川県環境部
神奈川県では、光化学大気汚染(以下「光化学スモッグ」という。)による被害を未然に防止するため、昭和46年5月30日に「神奈川県大気汚染緊急時措置要綱」を制定し、毎年、光化学スモッグの発生しやすい時期(4月〜10月)に、『予報や注意報等』を発令しています。
今年は、昨年よりも33日遅い、5月23日(日)に初の光化学スモッグ注意報を、川崎・横浜の2地域に発令しました。 なお、過去の最も早い発令は、4月11日(昭和48年)でした。
5月23日の気象は、横浜気象台における観測結果によると、快晴に近い状態で、気温が上昇し、横浜の最高気温は平年値より5.0℃高い27.9℃まで上昇しました。東京湾沿いは東〜南東風、相模湾沿いは南西〜南風で、午後になり収束線が明瞭になったため、汚染物質が滞留し、さらに、下層の風が弱く大気が安定していたため、拡散が起こりにくく、注意報発令に至りました。
なお、過去10年間の本県における『注意報』の最初の発令日及び年間の発令回数は、次表のとおりですが、警報及び重大緊急時警報の発令はありません。
年度
区分
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
最初の発令日 |
5/27
|
6/11
|
6/ 6
|
5/19
|
5/30
|
7/25
|
6/29
|
5/30
|
4/20
|
5/23
|
年間の発令回数 |
12
|
12
|
14
|
9
|
15
|
13
|
7
|
4
|
10
|
−
|
〈参 考〉
1 光化学スモッグ『注意報』『警報』『重大緊急時警報』の発令基準
『注意報』は光化学オキシダント濃度が0.12ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
『警報』は光化学オキシダント濃度が0.24ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
『重大緊急時警報』は光化学オキシダント濃度が0.4ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
2 光化学スモッグの発生しやすい気象条件
『風向』 朝 北ないし東午後 南東ないし南西
『風速』 3m/s以下
『気温』 25℃以上
『日射』 午後2時以前に少なくとも2〜3時間
3 注意報が発令されているときは
(1) 体の調子の悪い子どもは屋内で休ませましょう。
(2) 屋外での過激な運動はなるべく避けましょう。
(3) 車での外出はなるべく避けましょう。
|