平成16年5月30日 |
記者発表資料 |
光化学大気汚染緊急時措置の発令状況について
本日、神奈川県において次のとおり光化学スモッグ注意報を発令しました。
1
発令年月日 平成16年5月30日(日曜日)
(本年度注意報 1回目)
2
発令状況
状況 |
発令地域 |
発令・解除時刻 |
発令時におけるオキシダント濃度 |
発令時間中の最高オキシダント濃度 | |||||
発令時刻 |
解除時刻 |
測定局名 |
測定時刻 |
濃度 (ppm) |
測定局名 |
測定時刻 |
濃度 (ppm) | ||
注意報 |
横浜 |
11:20 |
14:20 |
緑区三保小学校 |
11:00 |
0.126 |
都筑区総合庁舎 |
13:00 |
0.158 |
川崎 |
11:20 |
15:00 |
宮前区 宮前平小学校 |
11:00 |
0.120 |
宮前区 宮前平小学校 |
13:00 |
0.174 | |
横須賀 |
12:20 |
13:20 |
横須賀市追浜行政センター |
12:00 |
0.125 |
横須賀市追浜行政センター |
12:00 |
0.125 |
3
被害の届出状況(16時00分現在)
被害の届出は、ありません。
4
気象状況
東日本付近では、梅雨前線の活動が弱まり、緩やかに高気圧に覆われ、関東南部では日中は大体晴れで、横浜は今年初めての30℃以上の真夏日となり、最高気温は、平年より6.3℃高い30.3℃となった。
大気の下層の状態は安定で、初期濃度が高く、強い日射で真夏日となり、また、朝のうち発生した東京湾と相模湾からの海風の収束線が、県内をゆっくり移動したため、県東部を中心に広範囲でオキシダントが高濃度となり、今年最初の光化学スモッグ注意報の発令となった。
問い合わせ先 平日:環境農政部大気水質課大気指導班
(045-210-1111 内線4111) 休日:環境科学センター情報交流部 (直通TEL:0463-24-3310) |
ボックス番号 |
25094 |
ホームページアドレス |
http://www.pref.kanagawa.jp/press/0405/25094/index.htm |
光化学大気汚染緊急時措置(注意報)
の発令について
神奈川県環境農政部
神奈川県では、光化学大気汚染(以下「光化学スモッグ」という。)による被害を未然に防止するため、昭和46年5月30日に「神奈川県大気汚染緊急時措置要綱」を制定し、毎年、光化学スモッグの発生しやすい時期(4月〜10月)に、『予報や注意報等』を発令しています。
今年は、昨年よりも23日早く、5月30日(日)に初の光化学スモッグ注意報を、横浜地域、川崎地域及び横須賀地域に発令しました。なお、過去の最も早い発令は、4月11日(昭和48年)でした。
5月30日の気象状況は、東日本付近では、梅雨前線の活動が弱まり、緩やかに高気圧に覆われ、関東南部では日中は大体晴れで、横浜は今年初めての30℃以上の真夏日となり、最高気温は、平年より6.3℃高い30.3℃となりました。
大気の下層の状態は安定で、初期濃度が高く、強い日射で真夏日となり、また、朝のうち発生した東京湾と相模湾からの海風の収束線が、県内をゆっくり移動したため、県東部を中心に広範囲でオキシダントが高濃度となりました。
また、過去10年間の本県における『注意報』の最初の発令日及び年間の発令回数は、次表のとおりですが、警報及び重大緊急時警報の発令はありません。
年度 区分 |
6
|
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
最初の発令日 |
5/30 |
7/25 |
6/29 |
5/30 |
4/20 |
5/23 |
6/16 |
6/ 4 |
6/ 2 |
6/22 |
年間の発令回数 |
15 |
13 |
7 |
4 |
10 |
4 |
10 |
13 |
11 |
6 |
〈参考〉
1 光化学スモッグ『注意報』『警報』『重大緊急時警報』の発令基準
『注意報』は光化学オキシダント濃度が0.12ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
『警報』は光化学オキシダント濃度が0.24ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
『重大緊急時警報』は光化学オキシダント濃度が0.4ppm以上となり、この状態が継続すると予想されるとき
2 光化学スモッグの発生しやすい気象条件
『風向』 朝 北ないし東 午後 南東ないし南西
『風速』 3m/s以下
『気温』 25℃以上
『日射』 午後2時以前に少なくとも2〜3時間
3 注意報が発令されているときは
@ 体の調子の悪い子どもは屋内で休ませましょう。
A 屋外での過激な運動はなるべく避けましょう。
B 車での外出はなるべく避けましょう。