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キッズコーナー

核(けっかく)

結核とは?

結核とは、「結核菌」という細菌によって、肺に炎症が起きることです。せきやくしゃみでうつりますが、うつってもみなさんが発病してしまうわけではありません。免疫力のないお子さんやお年寄りが発病してしまう危険性がありますが、最近では20~30代で発病してしまう人も増えています。

結核にかからないようにしよう!

結核亡国病と言われていました!

5千円札に印刷されている樋口一葉、結核にかかってしまい「病床六尺、これが我世界である。」と辛い生活を歌に残した正岡子規、地租改正や不平等条約の治外法権撤廃に取り組んだ陸奥宗光など学校で学ぶ多くの偉人たちも結核が原因で亡くなっています。

昔はたくさんの人が死んでしまったのね。

このように結核は日本中ではやり、かかったら死んでしまう、とってもこわい病気でした。第2次世界大戦直後(1940年代)の平均寿命は50年くらいしかなく、死因の第1位の結核は「亡国病」とこわい名前で呼ばれていました。

結核はいつからあるの?今はもう消えた?

じつは、結核には長い歴史があり、紀元前から世界にある病気です。紀元後200年ころに日本に入ってきましたが、人口が少なかったこともあり、感染者はあまりいませんでした。ですが、明治時代に入り産業革命が起きると結核も大流行してしまいました。戦後になると、医学が発展したこともあり、結核で亡くなる方は激減しました。

しかし、最近は感染する人が増え、日本での結核の感染者数は先進国の中で一番多い状態となっています。
その原因として、「人がたくさん訪れる密室の増加(カラオケボックス、ネットカフェなど)」や、「若者の不規則な生活や無理なダイエットによる抵抗力の低下」などがあります。
ですが、今では医療も発展して、治る病気です。しっかり予防、治療して、大切な家族や学校の友だちへの感染を広げないようにしましょう!

みんな、BCGの予防接種してね!

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