ふだんの対策 阪神・淡路大震災のとき、人々がどういう行動をとったのかについてのアンケート(「阪神・淡路大震災における消防活動の記録」神戸市消防局編)によると、「何もできなかった」と回答した人が39.5パーセントにのぼっています。いざというときにあわてないように、あらかじめ、身近な方と相談しておくことが必要です。

 ふだんから次のようなことを、ご家族や親戚、身近な友人、会社の同僚等と、話し合っておきましょう。


1. 一人ひとりの役割分担を決めておこう

身近な人と相談しておこう
  • 日常の予防対策上の役割と、地震などの災害発生時の役割の両方について決めておく
  • 高齢者や乳幼児など手助けが必要な人がいる場合は、だれが助けるのかを決めておく

2. 危険箇所をチェックしておこう

  • ブロック塀や門柱をチェック、老朽化したものや問題がある場合は補強する
  • 屋根瓦やアンテナをチェック、危険なものは修理・交換する
  • ベランダの植木鉢などは落下しないように固定をする
  • プロパンガスのボンベは鎖でしっかり固定する

3. 非常持出品のチェックをしよう

  • 必要な品がそろっているかをチェック
  • 定期的に保存状態や使用期限を点検し、必要に応じて交換する

4. 防災用具などの確認をしよう

  • 消火器や救急箱の置き場所を確認しておく
  • 消火器の使い方、応急手当の方法を覚えておく

5. 連絡方法や避難場所を確認しておこう

  • 離ればなれになったときの連絡方法(災害用伝言ダイヤル171等)や避難場所を確認しておく
  • 休日等を利用し、避難経路の下見をしておく

6. (さらに地震では)安全な空間を確保しておこう窓ガラスの飛散防止、家具の固定

  • 部屋の中に家具のない安全なスペースを確保しておく
  • 出入り口や通路には物を置かない
  • 重いもの、割れるものは下に置く
  • 家具の転倒防止や落下を防ぐ対策をとる
  • 寝室などには大型の家具を置かない
  • 窓ガラスに、飛散防止フィルムなどを貼る

7. 地震に強い家をつくろう

 阪神・淡路大震災では、築30年以上の老朽化した家屋、重い屋根の家屋、筋かいの少ない家屋、窓などの開口部が多く、壁の量の少ない木造家屋の倒壊が多かったと専門家は指摘しています。実際に亡くなった方の8割以上が建物等の倒壊による圧死や窒息死といわれています。
 地震から身を守るには、自分の家が安全かどうかを知ることが大切です。阪神・淡路大震災以降、耐震診断や改修を費用面でサポートする自治体も増えています。建ててから歳月が経過した家屋の場合は、積極的に耐震診断を受けて、危険箇所があれば早めに改修しておきましょう。お住まいの市町村建築主務課、県建築指導課及び各土木事務所建築部に相談して、自分の家が安全かどうかを確かめてみましょう。インターネットで簡易な耐震診断法も紹介されています。

参照