地震のページ

地震災害とは

 大きな地震で起きる大きな揺れ(地震動)は、地盤やその上にある建造物などに、さまざまな災害をもたらします。地震災害には、主にどんな種類があるのかを見ておきましょう。


家屋倒壊・延焼

 大きな地震がくると、地震動に耐えられない建物は倒れたり、層破壊といって1階がつぶれたりします。そうなると、火災が発生する危険性も高く、被害が集中する可能性があります。


地盤の液状化

 地下水を含んだ砂質の地盤が、強い地震動によって液体のように流動化することを「液状化」といいます。液状化が起こると、部分的な地盤沈下によって、地下の埋設物が損壊したり、建物が傾斜したりします。


津波

 津波は、その多くが地震で起こります。地震が海底下の比較的浅い部分で発生すると、広範囲にわたって海底の急激な隆起や沈降が起こり、津波となり、海岸沿いに多大な被害をもたらします。


がけ崩れ

 地震や大雨により、地面に水がしみこんでゆるんだ斜面が、突然崩れ落ちる現象を「がけ崩れ(急傾斜地崩壊)」といい、逃げ遅れたり家が壊れるなど、大きな被害が生じることがあります。このような恐れのある30度以上の傾斜で、高さが5メートル以上のがけは「急傾斜地崩壊危険箇所」といいます。


地すべり

 特殊な地質条件のところで、地震や大雨などによって大きな土のかたまりが、地すべり粘土という特殊な粘土層を境にして動くことをいいます。このような恐れのある場所は「地すべり危険箇所」といいます。地面は、固さや性質の違う土がいく層も積み重なっています。その中には、水を透しにくい粘土層などもあります。雨や地下水などがしみ込むと、粘土層の上にたくさんたまります。すると粘土層を境に上の地層が大きなかたまりのまますべり出します。これが地すべりです。


 その他、道路が波を打ったり、橋げたが落ちたりと、さまざまな災害がひき起こされます。

 

災害に警戒すべき場所

地震による被害が拡大する地域とは

 地震によっておきる地震動は、その震源や伝わる経路、地形、地盤などの影響を強く受けます。

 やわらかい地盤では、地震動が増幅し揺れが大きくなるので、もともと田んぼや河川、谷であった場所を造成して住宅地にしているような場合には、被害が大きくなる可能性があります。また、中山間地域では、地すべりやがけ崩れといった土砂災害が、沿岸部では液状化などの地盤災害が起きる可能性もあります。


 土砂災害によって人命や家屋、田畑などに多大な被害をおよぼす危険性があり災害が想定される場所には、国、県、市町村により、さまざまな災害防止の対策がとられており、同時に皆さんにも注意を呼びかけています。そうした危険箇所は、次のマップからわかります。


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 地震の被害想定は、さまざまな条件を取り入れて作られます。たとえば、大正型関東地震の震度分布想定図と、液状化想定図は次のとおりです。なお、大正型関東地震による被害想定の概要は、大正型関東地震〔災害対策課〕のページでご覧になれます。

図:大正型関東地震の震度分布図


 震度については、県西地域と県北部の一部を除き、ほぼ県全域で震度6強以上の揺れが想定され、特に、川崎市、横浜市から湘南地域、県央地域、県西地域にかけて、震度7の揺れが想定されます。

 


図:大正型関東地震の液状化想定図


※土地所有者等が実施した地盤改良等の液状化対策は考慮していません。


 液状化については、川崎市や横浜市などの東京湾の埋立地や内陸の河川沿い、県中央部の相模川沿い、酒匂川沿いの一部では、液状化危険度が極めて高いと想定されます。また、川崎市の多摩川沿い、横浜市の河川沿いなどでも、液状化危険度が高いと想定されます。

 

 詳細は、下記の調査結果でみることができます。ここでは大正型関東地震についての想定をご紹介しましたが、その他の地震についても大きな被害を受ける可能性のある地域や、被害の概要などを知ることができます。


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 また、大規模地震が発生した場合に、お住まいの地域でどの程度のゆれや液状化などが想定されるのかを、震度分布図などを拡大した地図により見ることができます。


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 なお、液状化しやすい埋立地などにある建物であっても、たとえば硬い地盤まで杭を到達させ、杭と建物とが緊密に固定されている建物では、被害を免れることができます。
 お住まいの建物の設計・構造について、施工業者や専門家に確認・相談されるとともに、新たに家を購入する場合などは、さまざまな災害にあう可能性がないか、上記のマップなどで調べましょう。地名や字名に、沼、沢、洲、田、谷などの名前が入った地域も注意が必要です。これらは、昔の地図からも調べることができます。
 また、こうした要因以外にも、古い木造住宅が密集しているような地域は、火災の延焼や家屋の倒壊による生き埋めといった災害が増え避難路をふさがれたり、消防・救援活動の妨げになる場合があります。
 さらに、地震の波の種類によって、建物によっても揺れや被害が異なります。近年では、特に、大きな地震のときに発生する長周期地震動が高層ビル、超高層ビルにおよぼす影響が懸念されています。地震によっては、長く大きく揺れる可能性がありますので、それぞれの建物に応じた対策とともに、家具の転倒防止などを必ず実施してください。

 多くの市町村からは、避難所の場所などが入ったハザードマップ、防災地図等が配布・公開されています。お住まいの市町村にお問い合わせください。