横浜市議会議員選挙青葉区選挙区の審査の申立ての裁決について

掲載日:2015年9月25日
平成27年9月25日
記者発表資料

   平成27年4月12日執行の横浜市議会議員選挙青葉区選挙区(以下「本件選挙」という。)における当選の効力について、同

選挙の選挙人(以下「審査申立人」という。)から当選人中山まゆみ(以下「当選人」という。)の当選を無効とする裁決を求

める審査の申立てがあり、本日、県選挙管理委員会は「認容」する裁決を行った。

1 審査の申立てに至る経緯

 (1) 平成27年4月30日  選挙人による異議の申出

 (2) 平成27年7月14日  横浜市選挙管理委員会(以下「市選管」という。)の決定(棄却)

 (3) 平成27年7月30日  審査申立人による審査の申立て

2 審査の申立ての要旨

  当選人は横浜市青葉区の新住所地に住民票を移しただけで実際には居住せず、住所要件を欠き被選挙権はないとの理由で

   当選無効を求める選挙人からの異議の申出について、市選管が棄却する決定(以下「原決定」という。)を行ったので、原決

   定を不服として、原決定を取り消し、当選人の当選を無効とする裁決を県選挙管理委員会に対し求める。

3 本件に関する審査

  市選管から弁明書、審査申立人から反論書の提出を受けたほか、市選管及び当選人等に対して関係する証拠物件の提出を求

   めるとともに、当選人が居住していたとする現地の検証を行い、さらに当選人外1名に対する証人尋問を行った。

4 裁決の理由

 (1)本件選挙の投票日である平成27年4月12日の3箇月前から投票日までの間(以下「本件期間」という。)、当選人の生

       活は、新住所地及び東京都内の前住所地において、分散しながら行われており、そのうち、新住所地は、当選人の政治活

   動の拠点ではあったが、日常生活の基礎ともいうべき洗濯や入浴の手段の供給地ではなく、ごく僅かな生活用品をそろえ

       た寝泊りの場所にとどまるものであったと認められる。

 (2)これに対し、前住所地は、当選人に寝泊りの場所を提供するだけでなく、当選人の財産の大部分が引き続き存在し、当

   選人の夫及び子が居住している家庭生活の中心であって、衣服類、食事並びに洗濯及び入浴の手段の主要な供給地となっ

       ていること、さらには、新住所地への転出後も、週末の2日は前住所地に戻って寝泊まりし、あるいは平日にも度々一時

   的に戻っていたなどの往来状況から、前住所地は当選人の生活に最も関係の深い全生活の中心であることが認められる。

 (3)また、当選人の生活の本拠が前住所地から新住所地に移転したと認めるに足りる客観的な証拠はなく、一方、当委員会

   に対して、体調を崩して政治活動を休止した期間は、ほとんど前住所地で療養していたと当選人が新たに証言しているこ

   とは、上記認定を補強するものである。

 (4)これらのことから、本件期間中の相当の期間、当選人の生活の本拠は、新住所地ではなく、前住所地にあったと解する

     のが相当であり、平成27年4月12日の時点で、引き続き3箇月以上横浜市内に住所を有していなかったと認められるこ

       とから、当選人は本件選挙における被選挙権を有していなかったものである。

 (5)以上のことから、当選人は新住所地に生活の本拠たる実体を具備せず、住所要件を欠くことから被選挙権がなく、原決

       定を取り消し、当選人の当選を無効とする旨の裁決を求める申立人の主張には理由がある。

5 裁決後の手続

 (1)裁決に不服のある者は、県選挙管理委員会を被告として、裁決書の交付を受けた日(本日)から30日以内(審査申立

       人以外の場合は、裁決書要旨の告示の日(9月29日予定)から30日以内)に東京高等裁判所に訴訟を提起することがで

       きる。

 (2)提起期限までに東京高等裁判所に訴訟が提起されない場合は、県選挙管理委員会の裁決が確定する。

(問合せ先)
神奈川県選挙管理委員会

グループリーダー 富岡、主幹 和田   電話(045)210-3179

神奈川県

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