インターネット関連が急増! 高齢者の「デジタルコンテンツ」が8割増 -平成26年度 神奈川県内における消費生活相談概要-

掲載日:2015年7月23日
平成27年7月23日
記者発表資料

○ 神奈川県及び県内市町村の相談総件数(苦情・問合せ)は、70,997件で前年度比1.9%増加
  このうち苦情相談は、67,279件で前年度比2.6%増加

○ インターネット関連の相談が前年度に比べ大幅増

   「デジタルコンテンツ(※)」が27.6%増加で苦情相談1位。

   「インターネット接続回線」は78.0%増加

  ※ 携帯電話、パソコン等からインターネットを通じて得られる情報

○ 高齢者でも「デジタルコンテンツ」約8割増、「インターネット接続回線」約2.4倍

詳しくは「平成26年度 神奈川県内における消費生活相談概要」本文 [PDFファイル/1.48MB]をご覧下さい。

 

1 消費生活相談件数

 神奈川県及び県内市町村の相談総件数(苦情・問合せ)は、70,997件で前年度比1.9%増加

 このうち苦情相談は、67,279件で前年度比2.6%増加  

 神奈川県内の消費生活センター等で受け付けた相談総件数は、前年度と比べ1,306件(1.9%)増加しています。

 相談総件数のうち、苦情相談は、前年度と比べ1,684件(2.6%)増加しています。

相談総件数 前年度比較

    【相談総件数の推移】 

相談総件数推移

2 苦情相談の概要

(1)苦情相談の内容

「デジタルコンテンツ」に関する苦情相談が1位

 ◆ 1位は「デジタルコンテンツ」に関する相談 13,929件

 1位の「デジタルコンテンツ」に関する相談は、前年度と比べ3,012件(27.6%)増加しており、苦情相談全体の20.7%を占めています。

 アダルトサイトで「年齢確認」をクリックしたら、いきなり登録となって、高額な料金を請求されたといった「ワンクリック請求」に関する相談や、身に覚えのない総合情報サイトの料金が未納になっているなどのメールを送りつけてくる「架空請求」に関する相談が多く寄せられています。

◆ 2位「不動産貸借」3,026件、3位「工事・建築」2,701件  

 2位の「不動産貸借」に関する相談は、賃貸アパートの退去時の原状回復や敷金清算に関する相談などがあります。

 3位の「工事・建築」に関する相談では、屋根工事、塗装工事、新築工事などに関する相談が多く寄せられています。

 増加の目立つ商品等 -「インターネット接続回線」が78.0%増加

 苦情相談の多い上位15品目のうち、前年度と比べて特に増加率が大きいのは5位「インターネット接続回線」の1,598件で、前年度(898件)と比べ78.0%増加しています。「通信料が今までよりも安くなると説明を受けて契約したのに、今までよりも高額な請求を受けた」などの相談が寄せられています。事業者からの説明が十分ではなく、消費者も十分理解できないうちに契約してしまい、その結果トラブルとなり、相談件数が増加したと考えられます。

 また、8位の「役務その他サービス」は1,209件で、前年度(998件)と比べ21.1%増加しました。アダルトサイトのワンクリック請求を解決するなどという事業者に関する相談や「流出した個人情報を削除する」などと言って金銭を請求されたなどの相談が寄せられています。

 一方、減少率が大きかったものは9位の「健康食品」の932件で、前年度(1,959件)と比べ52.4%減少しています。

   【平成26年度 苦情相談の上位15品目<前年度比較>】

苦情相談上位15品目

(2)苦情相談の年代別の概要

◆ 1位は40歳代、60歳代が2位

前回発表の平成26年度上半期消費生活相談概要から、これまで「70歳以上」としていた年齢の区分を「70歳代」と「80歳以上」に細分しました。

 契約当事者(※)を年代別にみると、最も件数の多いのは「40歳代」の12,037件(構成比17.9%)です。これに前年度3位の「60歳代」が9,541件(14.2%)、前年度2位の「30歳代」が9,343件(13.9%)と続きます。

 なお、前年度と同じ区分で、「70歳代」と「80歳以上」を合計して「70歳代以上」とすると、13,529件(20.1%)となり、「70歳代以上」が年代別の1位になります。

 「70歳代以上」の件数は前年度と比べ減っていますが、これは前年度に「70歳以上」で急増した「健康食品の送りつけ」に関する相談が減少したためです。高齢化の進展に伴い、高齢者層からの相談は、今後ますます増加していくものと考えられます。

※ 「契約当事者」には、実際に取引をした者だけでなく、事業者から勧誘や不当な請求を受けた者も含みます。

      

           【平成26年度 苦情相談の契約当事者年代別件数<前年度比較>】  

苦情相談の年代別件数     

                 

3 特徴的な苦情相談 

(1)「高齢者」の苦情相談 (契約当事者の65歳以上を「高齢者」としました。)

 高齢者の苦情相談は前年度に比べ1.2%増加

 「高齢者」の苦情相談件数は18,307件で前年度(18,093件)に比べ、1.2%の増加となりました。年代別にみると65歳から69歳の相談は10.5%増加し、70歳代は1.2%減少、80歳以上は2.8%減少しています。これは前年度、70歳代以上で急増した「健康食品の送り付け」に関する相談が減少した影響です。

 なお「健康食品の送り付け」を除いた件数をみると、各年代とも前年度より増加しています。

  【「高齢者」の相談件数の推移】高齢者の相談件数推移

◆ 商品・役務別では「デジタルコンテンツ」と「インターネット接続回線」が急増

  商品・役務別にみると、アダルトサイトのワンクリック請求や身に覚えのないサイトの利用料に関する架空請求など「デジタルコンテンツ」の相談が多く、前年度と比べ79.2%増加しています。またインターネットの光回線やプロバイダ契約などに関する「インターネット接続回線」が562件で前年度(236件)の約2.4倍になっています。

 

 【「高齢者」の商品・役務別の上位5品目】

高齢者苦情相談上位5品目    

 

(2)「デジタルコンテンツ」に関する苦情相談

◆ 「デジタルコンテンツ」に関する苦情相談は急増

 「デジタルコンテンツ」に関する苦情相談は13,929件で、前年度(10,917件)と比べ27.6%増加し、3年間では31.8%増加しています。

  【「デジタルコンテンツ」に関する苦情相談件数の推移】

デジタルコンテンツの苦情相談件数推移

◆ 「架空請求」は40歳代以上で急増

 「デジタルコンテンツ」の相談の大部分を占める「ワンクリック請求」と「架空請求」を見ると、「ワンクリック請求」は前年度に比べ29.4%増加し、年代別では、「20歳未満」から「80歳以上」まで幅広い年代で件数が増加しています。

 「架空請求」は前年度に比べ67.5%増加しています。40歳代以上で件数が急増し、特に「60歳代」では約2.3倍に、70歳以上では約4倍になるなど、高齢者層で増加が目立ちます。

 

   【契約当事者の年代別相談件数(「ワンクリック請求」「架空請求」)】  

ワンクリック請求年代別件数グラフ

架空請求年代別件数グラフ

「消費生活相談概要」は、国民生活センターの全国消費生活情報ネットワークシステム(PIO-NET)のデータベースを基に作成しています。

主な相談事例

主な相談事例 [PDFファイル/10KB]

消費者の皆様へのアドバイス

「ワンクリック請求」や「架空請求」にあったときは

○ アダルトサイトから高額な会費を請求される「ワンクリック請求」や、身に覚えがない情報サイトの利用料を請求される「架空請求」に関する相談が幅広い年代から寄せられています。

○ こうした請求がきてもあわてて業者に連絡したり、言われるままに支払わないようにしましょう。

○ 少しでも不審と感じたサイトには、不用意にアクセスしないようにしましょう。

高齢者の皆様へ

○ 電話勧誘販売や訪問販売を受けた際は、すぐに決めずに、家族など身近な人に相談しましょう。内容がわからないままに契約をするのはトラブルの元です。

○ 個人情報の削除を持ちかける電話は詐欺です相手にせず、すぐ電話を切ってください。

○ 電話機の留守番電話機能や発信番号表示機能を活用して、知らない人からの電話には直接出ないようにすることは、消費者トラブルの防止に効果的です。

 高齢者の方などを見守る皆様へ

 高齢者の消費者トラブルを防ぐためには、家族やヘルパーなど周囲の方の見守りと気付きが不可欠です。

○ 「見慣れない商品や機器がある」「見知らぬ人が出入りしている」など、いつもと違う生活の変化に気づいた際は、本人に話しを聞きましょう。

 

おかしいな、困ったなと思ったら、消費生活センターに相談しましょう。

  7月1日から3桁化スタート!

 
消費者ホットライン  局番なし 188(イヤヤ!)

       身近な消費生活相談窓口につながります。

※    消費生活課のホームページにある、「消費者トラブル相談」のページをぜひご利用ください。
      「消費者トラブル相談 神奈川」で検索してください。

(問い合わせ先)
神奈川県県民局くらし県民部消費生活課(かながわ中央消費生活センター) 

  • 電話 045-312-1121
  • 消費生活課長    安斎 内線2610
  • 消費生活相談総括 村田 内線2611

 

Adobe Readerダウンロード

Pdf形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)
神奈川県

このページの所管所属は 県民局 くらし県民部 消費生活課 です。