平成30年春のヒノキ花粉飛散量は多い-平成29年度県内ヒノキ雄花の着花量調査結果は過去6年間で最高-

掲載日:2018年2月1日
平成30年2月1日
記者発表資料
(県政・厚木・大和・相模原・平塚・藤沢・秦野・小田原記者クラブ同時発表)


自然環境保全センター(厚木市七沢)では、平成30年春のヒノキ花粉飛散量の目安とするため、県内のヒノキ林40箇所で花粉を飛散させる元となる雄花の着花量調査を実施し、結果をまとめました。

1 調査結果の概要

今回の調査では、ヒノキ林40箇所の着花点数の平均値は80.8点となり、昨年度の34.1点(平成28年12月調査)を大きく上回りました。本調査開始から6年間の平均値は50.1点で、今回の調査結果は、6年間で一番高くなっています(図1)。
これは、ヒノキの着花は夏の気象要因との関係が高く、猛暑であると雄花が多く着くことから、昨年7月の猛暑が要因として考えられます。
今回の調査結果から、平成30年春の花粉飛散量は、昨年(平成29年春)と比べると増加し、 過去6年間で最高になると予想されます。

図1_年変動

2 調査の概要

(1) 調査期間  平成29年12月2日から同月19日まで
(2) 調査地   県内森林地帯を次の4地域に区分し、合計40箇所を調査しました。

地域

調査地                   

箇所数

県北部

相模原市緑区

8箇所

県央・湘南部

厚木市、秦野市、伊勢原市及び清川村

9箇所

県北西部

秦野市、松田町及び山北町

9箇所

県西部

小田原市及び箱根町

14箇所

 

(3)調査方法   各調査箇所のヒノキ林において見通しのよい10本を調査木とし、望遠鏡等を用いて、次の6ランク区分により、1本ごとに着花状況を点数化し、その合計値(100点満点)を着花点数としました。

雄花の着花状況

着花点数                   

木全体に密度が非常に高く着花が非常に多い

10点

木全体に密度が高く、着花が多い

5点

木全体に着花するが密度が低い、一部の枝に着花が多い

2点

一部の枝に着花するが密度も低く少ない

1点

一部の枝に着花するがまばらで非常に少ない0点
雄花がほとんどないか着花が認められない0点
 

 

ヒノキ
調査ヒノキ林の状況(相模原市緑区、平成29年12月)
この林は雄花が多く着花し樹冠全体が白みがかっています。

 

ヒノキ雄花
調査ヒノキ林の状況(相模原市緑区、平成29年12月)
枝先の白から褐色がかった部分が雄花です。

 

ヒノキ花粉

(参考)ヒノキ花粉(光学顕微鏡により撮影)
大きさは0.03mmほどでスギ花粉より一回り小さく、ヒノキ雄花1つに20万個の花粉が形成されます。

 

参考資料:県内ヒノキ雄花の着花量調査 [PDFファイル/514KB]

(問合せ先)
神奈川県自然環境保全センター研究連携課
課長  西口
    斎藤 電話046-248-0321

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