平成29年度全国学力・学習状況調査神奈川県公立小・中学校の調査結果(速報版)について

掲載日:2017年8月28日
平成29年8月28日
記者発表資料

 

平成29年4月18日に実施された全国学力・学習状況調査の神奈川県の結果(速報版)をまとめました。なお、今回から文部科学省が政令指定都市の調査結果を個別に公表したことを踏まえ、県教育委員会では、全県及び県域(指定都市を除いた地域)の結果を公表します。また、調査結果の詳細版については、県教育委員会で分析した後、10月中旬頃に公表します。

1 調査の概要

 ○ 小学校は第6学年、中学校は第3学年が対象

 ○ 次の3種類の調査を実施

  ・ 教科に関する調査(国語、算数・数学)

     A:主として「知識」に関する問題

     B:主として「活用」に関する問題

  ・ 学校質問紙調査

  ・ 児童生徒質問紙調査

 ○ 参加規模は次のとおり

    神奈川県全体では1,278校、約13万6千人の児童・生徒が参加した。

    内  訳:小学校851校、中学校409校、特別支援学校 小学部7校、中学部5校、

          中等教育学校2校 義務教育学校(前期)2校 義務教育学校(後期)2校

    参加人数:小学校調査 約7万1千人、中学校調査 約6万5千人

  

 <参考>県域

     県域では512校、約5万1千人の児童・生徒が参加した。

     内  訳:小学校328校、中学校175校、特別支援学校 小学部4校、中学部3校、

          中等教育学校2校

     参加人数:小学校調査 約2万6千人、中学校調査 約2万5千人

2 結果の概要

 (1) 平均正答数・平均正答率

 正答率

  ※県域は、政令指定都市(横浜市、川崎市、相模原市)を除いた地域

  ※なお、県および県域の平均回答率は、国から整数値で提供されました。

  全教科において、全国公立学校の平均正答数・平均正答率と大きな差は見られなかった。

 (2) 全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上低かった設問(全県)

   【小学校】

    ・国語A 「漢字の読み書き」(6問中3問)       

    ・算数A 「加法と乗法の混合した整数と小数の計算をすること」

   【中学校】

    ・国語A 「漢字の読み書き」(6問中3問)

    ・数学A 「加減乗除を含む正の数と負の数の計算において,計算のきまりにしたがって計算すること」

         「与えられた度数分布表について,ある階級の相対度数をもとめること」

3 学校質問紙調査での特徴的な項目(肯定的な回答をした学校の割合で比較)                    

 (1) 全国公立学校の平均より高かった主な設問(全県)

   【小学校】

    ・調査対象学年の児童に対して,前年度までに,ボランティア等による授業サポート(補助)を行った。

      神奈川県 61.4 % 全国 49.9 % (+11.5 )

    ・前年度までに,近隣等の中学校と,授業研究を行うなど,合同して研修を行った。

      神奈川県 75.7 % 全国 65.6 % (+10.1 )

    ・個々の教員が,自らの専門性を高めていこうとしている教科・領域等を決めており,校外の教員同士の授業研究の場

     に定期的・継続的に参加している。

      神奈川県 89.3 % 全国 85.5 % (+3.8 )  

   【中学校】

    ・調査対象学年の生徒に対して,前年度までに,ボランティア等による授業サポート(補助)を行った。

      神奈川県 40.5 % 全国 31.4 % (+9.1 )

    ・調査対象学年の生徒は,授業において,自らの考えがうまく伝わるよう,資料や文章,話の組立てなどを工夫して,

     発言や発表を行うことができていると思う。

      神奈川県 69.4 % 全国 61.2 % (+8.2 )

    ・調査対象学年の生徒は,学級やグループでの話合いなどの活動で自分の考えを深めたり,広げたりすることができて

     いると思う。

      神奈川県 80.9 % 全国 72.9 % (+8.0 )

 (2) 全国公立学校の平均より低かった主な設問(全県)

   【小学校】

    ・調査対象学年の児童に対して,前年度に,長期休業日を利用した補充的な学習サポートを実施した。

      神奈川県 33.6 % 全国 64.2 % (-30.6 ) 

    ・調査対象学年の児童に対して,前年度に,放課後を利用した補充的な学習サポートを実施した。

      神奈川県 11.7 % 全国 33.1 % (-21.4 ) 

    ・調査対象学年の児童に対して,算数の授業において,前年度に習熟の早いグループに対して少人数による指導を行

     い,発展的な内容を扱った。

      神奈川県 33.7 % 全国 55.0 % (-21.3 ) 

   【中学校】

    ・調査対象学年の生徒に対して,数学の授業において,前年度に習熟の遅いグループに対して少人数による指導を行

     い,習得できるようにした。

      神奈川県 28.9 % 全国 49.2 % (-20.3 ) 

    ・調査対象学年の生徒に対して,数学の授業において,前年度に習熟の早いグループに対して少人数による指導を行

     い,発展的な内容を扱った。

      神奈川県 24.9 % 全国 43.6 % (-18.7 )

    ・平成28年度の全国学力・学習状況調査の分析結果について,近隣等の小学校と成果や課題を共有した。

      神奈川県 41.8 % 全国 56.8 % (-15.0 )  

4 児童・生徒質問紙調査での特徴的な項目(肯定的な回答をした児童・生徒の割合で比較)

 (1) 全国公立学校の平均より高かった主な設問(全県)

   【小学校】

    ・スマートフォン等の使い方について家の人と約束したことを守っている。

      神奈川県 54.8 % 全国  48.7 % (+ 6.1) 

    ・将来,外国へ留学したり,国際的な仕事に就いたりしてみたいと思う。

      神奈川県 37.7 % 全国  33.6 % (+ 4.1) 

    ・土曜日曜など学校が休みの日に,1日1時間以上勉強する(塾等も含む)。

      神奈川県 27.2 % 全国  24.6 % (+ 2.6) 

   【中学校】

    ・平日,2時間以上部活動を行う。

      神奈川県 65.6 % 全国 55.6 % (+10.0)

    ・携帯やスマホの使い方について,家の人と約束したことを守っている。

      神奈川県 57.8 % 全国 50.6%  (+7.2)

    ・将来,外国へ留学したり,国際的な仕事に就いてみたりしたいと思う。

      神奈川県 39.0 % 全国 32.9 % (+6.1) 

 (2) 全国公立学校の平均より低かった主な設問(全県)

   【小学校】

    ・家で,学校の授業の復習をしている。

      神奈川県 44.1 % 全国  53.8 % (-9.7)

    ・今住んでいる地域の行事に参加している。

      神奈川県 55.2 % 全国  62.6 % (-7.4)

    ・学校図書館や地域の図書館に,週に1回以上行く。

      神奈川県  9.9 % 全国  15.6%  (-5.7)

   【中学校】

    ・1,2年生で受けた授業で,ノートに学習目標とまとめを書いていたと思う。

      神奈川県 72.4 % 全国 80.3 % (-7.9)   

    ・1,2年生で受けた道徳の時間では,自分の考えを深めたり,学級やグループで話し合ったりする活動に取り組んで

     いたと思う。           

      神奈川県 68.2 % 全国 76.0 % (-7.8)  

    ・今住んでいる地域の行事に参加している。

      神奈川県 35.1 % 全国 42.1 % (-7.0) 

 

<参考>県域(政令指定都市を除く)

2-(2)全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上高かった設問(県域)

   【中学校】

    ・数学A 「錯角の位置にある角について正しい記述を選ぶこと」

2-(3)全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上低かった設問(県域)

   【小学校】

    ・国語A 「漢字の読み書き」(6問中3問)

    ・国語B 「目的や意図に応じて,話の構成や内容を工夫し,場に応じた適切な言葉遣いで自分の考えを話すこと」

         「物語を読み,具体的な叙述を基に理由を明確にして,自分の考えをまとめること」            

    ・算数A 「加法と乗法の混合した整数と小数の計算をすること」

         「商を分数で表すこと」   

         「資料から二次元表の合計欄に入る数を求めること」

    ・算数B 「仮の平均を用いた考えを解釈し,示された数値を基準とした場合の平均の求め方を記述すること」

   【中学校】

    ・国語A 「漢字の読み書き」(6問中3問)

    ・数学A 「加減乗除を含む正の数と負の数の計算において,計算のきまりにしたがって計算すること」

         「具体的な場面で,一元一次方程式をつくること」

         「与えられた度数分布表について,ある階級の相対度数をもとめること」

3 学校質問紙調査での特徴的な項目(肯定的な回答をした学校の割合で比較)                    

 ) 全国公立学校の平均より高かった主な設問(県域)

   【小学校】

    ・調査対象学年の児童に対して,前年度までに,ボランティア等による授業サポート(補助)を行った。

      県域 60.8 % 全国 49.9 % (+10.9 ) 

    ・学校でテーマを決め,講師を招聘するなどの校内研修を行っている。

      県域 96.1 % 全国 93.6 % (+2.5 ) 

    ・調査対象学年の児童は,学級やグループでの話合いなどの活動で,相手の考えを最後まで聞くことができていると思

     う。

      県域 89.2 % 全国 86.7 % (+2.5 ) 

   【中学校】

    ・調査対象学年の生徒に対して,前年度までに,ボランティア等による授業サポート(補助)を行った。

      県域 46.7 % 全国 31.4 % (+15.3 )

    ・調査対象学年の生徒は,学級やグループでの話し合いなどの活動で,自分の考えを深めたり,広げたりすることがで

     きている。

      県域 87.7 % 全国 72.9 % (+14.8 )

    ・調査対象学年の生徒は,学級やグループでの話し合いなどの活動で,自分の考えを相手にしっかりと伝えることがで

     きている。

      県域 89.5 % 全国 75.9 % (+13.6 )

 (2) 全国公立学校の平均より低かった主な設問(県域)

   【小学校】

    ・調査対象学年の児童に対して,算数の授業において,前年度に,習熟の早いグループに対して少人数による指導を行

     い,発展的な内容を扱った。

      県域 23.7 % 全国 55.0 % (-31.3 ) 

    ・調査対象学年の児童に対して,算数の授業において,前年度に,習熟の遅いグループに対して少人数による指導を行

     い,習得できるようにした。

      県域 34.5 % 全国 61.9 % (-27.4 ) 

    ・児童の姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき,教育課程を編成し,実施し,評価して改善を図る一

     連のPDCAサイクルを確立している。

      県域 73.1 % 全国 91.5 % (-18.4 )  

   【中学校】

    ・調査対象学年の生徒に対して,数学の授業において,前年度に,習熟の早いグループに対して少人数による指導を

     行い,発展的な内容を扱った。

      県域 20.5 % 全国 43.6 % (-23.1 ) 

    ・調査対象学年の生徒に対して,数学の授業において,前年度に,習熟の遅いグループに対して少人数による指導を行

     い,習得できるようにした。

      県域 26.7 % 全国 49.2 % (-22.5 ) 

    ・調査対象学年の生徒に対して,前年度に,数学の授業において,コンピュータ等の情報通信技術(パソコン(タブ

     レット端末を含む),電子黒板,実物投影機,プロジェクター,インターネットなどをさす)を活用した授業を行っ

     た。

      県域 22.2 % 全国 38.8 % (-16.6 ) 

4 児童・生徒質問紙調査での特徴的な項目(肯定的な回答をした児童・生徒の割合で比較)

 (1) 全国公立学校の平均より高かった主な設問(県域)

   【小学校】

    ・携帯電話やスマートフォンの使い方について,家の人との約束したことを守る。

      県域 51.9 % 全国 48.7 % (+3.2)  

    ・将来,外国へ留学したり,国際的な仕事についてみたいと思う。

      県域 35.7 % 全国 33.6 % (+2.1)

    ・テレビのニュース番組やインターネットのニュースを見る。

      県域 85.0 % 全国 84.6 % (+0.4)

   【中学校】

    ・平日,2時間以上部活動を行う

      県域63.6 % 全国55.6 % (+8.0)

    ・将来,外国へ留学したり,国際的な仕事に就いてみたりしたいと思う。

      県域38.1 % 全国32.9 % (+5.2)

    ・携帯やスマホの使い方について,家の人と約束をしたことを守っている。

      県域55.7 % 全国50.6 % (+5.1)

 (2) 全国公立学校の平均より低かった主な設問(県域)

   【小学校】

    ・今住んでいる地域の行事に参加している。

      県域 52.9 % 全国  62.6 % (-9.7)

    ・家で,学校の授業の復習をしている。

      県域 45.3 % 全国  53.8 % (-8.5)

    ・学校の授業時間以外に平日1時間以上勉強している。

      県域 56.0 % 全国  64.4 %  (-8.4)

  【中学校】

    ・1,2年生で受けた授業で,ノートに学習目標とまとめを書いていたと思う。

      県域70.2 % 全国80.3 % (-10.1)   

    ・家で,学校の授業の復習をしている。           

      県域42.3 % 全国50.5 % (-8.2)  

    ・今住んでいる地域の行事に参加している。

      県域34.9 % 全国42.1 % (-7.2 )  

 

(問い合わせ先)
神奈川県教育委員会教育局支援部子ども教育支援課

課長       宮村 電話  045-210-8212
教育指導グループ    下反   電話  045-210-8217 

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