県内中小企業・小規模企業の3割が「今の事業は自分の代限り」

掲載日:2017年6月9日
平成29年6月9日
記者発表資料

ー平成28年度神奈川県中小企業・小規模企業経営課題等把握事業報告ー

県では、県内中小企業・小規模企業の経営の状況及び支援ニーズを把握し、適切な支援施策の推進に役立てるため、県内中小企業・小規模企業2,600社を対象に「平成28年度神奈川県中小企業・小規模企業経営課題等把握事業」を行いました。このたび、結果をとりまとめましたのでお知らせします。

1 調査の結果

○ 現在重視している経営戦略上の課題の上位3項目は、「販路開拓・販売促進」、「人材の確保・採用・育成」、「他社との差別化」

  • 最も重視している経営戦略上の課題(複数回答)は、「販路開拓・販売促進」が52.6%。特に、製造・卸・小売・飲食・生活関連サービスの各業種で軒並み6割を超えている。
  • 2位は「人材の確保・採用・育成」(47.2%)で、建設業、運輸・通信業、医療・福祉で最大の課題となっており、従業員規模が大きい企業ほど割合が高くなる傾向がみられる。

○ 人材の確保については、「あまりできていない」または「まったくできていない」と回答した企業の合計が過半数

  • 人材の確保については、「あまりできていない」(37.1%)、「まったくできていない」(18.0%)との回答で55.1%を占める。
  • 人材確保の手段については、従業員5人以下の企業では「身内や知人等からの紹介」の割合が最も高く、従業員5人超から300人以下の企業では、「ハローワークの利用」の割合が最も高い。また、従業員規模が大きい企業ほど、「民間人材紹介会社の利用」の割合が高くなっている。

○ 事業承継について、「今の事業は自分の代限りになると感じている」企業が3割。理由は、「経営環境の厳しさ」や「後継者不在」

  • 事業承継について、「今の事業は自分の代限りになると感じている」企業が30.1%、「取り組んでいる」企業が25.0%、「当面は必要ない」企業が20.1%、「課題と感じているが、取り組んでいない」企業が16.6%であった。
  • 「今の事業は自分の代限りになると感じている」理由としては、「経営環境が厳しい」(42.2%)、「後継者が見つからない」(17.1%)、「後継者候補に継ぐ意志がない」(14.4%)、「技術等の伝承が困難」(13.9%)との回答が多かった。

  ※その他の調査結果の概要は「平成28年度神奈川県中小企業・小規模企業経営課題等把握事業報告書(概要版)」のとおり。

2 調査の概要

(1)書面調査

 

調査対象:

平成26年度経済センサス活動調査の結果から算出した、業種及び従業員数の県内企業の構成比率をもとに、層化無作為抽出した神奈川県内中小企業・小規模企業2,600社

調査方法:

郵送によるアンケート調査

調査内容:

1.経営課題について

2.国・県・市町村、中小企業支援機関等の利用について

3.新たな事業への取組みについて

4.特定課題へ向けての取組みについて

 (ア)IT化への取組みについて

 (イ)人材の確保について

5.事業承継について

調査期間:

平成29年1月6日から1月27日

回答者数:

604件(回答率23.2%)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2)訪問調査 

 

調査対象:

書面調査において、自由意見として、企業が直面している課題や取組等について記載のある企業のうちから、業種や規模を考慮して選出した22社

調査方法:

県職員の訪問によるヒアリング

調査期間:

平成29年2月から5月

調査業種:

 

 

製造業、サービス業、小売業、運輸・通信業、IT関連業等

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「平成28年度中小企業・小規模企業経営課題等把握事業報告書」及び「平成28年度神奈川県中小企業・小規模企業経営課題等把握事業報告書(概要版)」は、県政情報センター、県政情報コーナー(各地域県政総合センター内)及び県立図書館にて御覧いただけます。また、下記ホームページからもダウンロードいただけます。

http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f536782/

(問合せ先)

神奈川県産業労働局中小企業部中小企業支援課

課長  丸山
 電話 045-210-5550

副課長 西川
 電話 045-210-5551

神奈川県

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