平成29年春のヒノキ花粉飛散量は昨年より少ない-平成28年度県内ヒノキ雄花の着花量調査結果まとまる-

掲載日:2017年1月31日
平成29年1月31日
記者発表資料
(県政・厚木・大和・相模原・平塚・藤沢・秦野・小田原記者クラブ同時発表)

自然環境保全センター(厚木市七沢)では、平成29年春のヒノキ花粉飛散量を予測するため、花粉を飛散させる雄花の着花量調査を県内のヒノキ林40箇所で実施しました。ヒノキの雄花量による花粉飛散予測は、昨年神奈川県が全国で初めて実施したものです。

1 調査結果の概要

今回の調査では、ヒノキ林40箇所の着花点数の平均値は34.1点となり、これまでで最も多かった昨年度(平成27年12月調査)の52.5点を下回り、一昨年度の34.7点(平成26年12月調査)に近い値になりました。本調査開始から5年間の平均値は43.9点で、今回の調査結果は、5年間で最も低くなりました。地域別の着花点数は、県北部が46.8点と県内平均値より高く、他は大差ありませんでした。今回の調査結果から、平成29年春の花粉飛散量は、昨年(平成28年春)と比べると減少し、例年よりやや少なくなると予想されます。

2 調査の概要

 (1) 調査期間  平成28年12月14日から28日
 (2) 調査地   県内森林地帯を次の4地域に区分し、合計40箇所を対象とした。

地域

調査地                   

箇所数

県北部

相模原市緑区

8 箇所

県央・湘南部

厚木市、秦野市、伊勢原市、清川村

9 箇所

県北西部

南足柄市、松田町、山北町

9 箇所

県西部

小田原市、箱根町

14箇所

 (3)調査方法   各調査箇所のヒノキ林において見通しのよい10本を調査木とし、望遠鏡等を用いて、次の6ランク区分により、1本ごとに着花状況を判定。着花点数の合計値(100点満点)を着花点数とする(参考資料注2参照)。

 

雄花の着花状況

着花点数                   

A:木全体に密度が非常に高く着花が非常に多い

10点

B:木全体に密度が高く、着花が多い

5 点

C:木全体に着花するが密度が低い、一部の枝に着花が多い

2 点

D:一部の枝に着花するが密度も低く少ない

1 点

E:一部の枝に着花するがまばらで非常に少ない

 0 点

F:雄花がほとんどないか着花が認められない

0 点

写真:調査ヒノキ林の状況

写真:調査ヒノキ林の状況(相模原市緑区、平成28年12月)
この時期の雄花は白色を帯び、この林は雄花が多く着花し樹冠全体が白みがかっている。

写真:雄花の状況
写真:雄花の状況(厚木市七沢、平成29年1月)
枝先の灰褐色部分が雄花。

 

参考資料:県内ヒノキ雄花の着花量調査について [PDFファイル/396KB]

(問合せ先)
 神奈川県自然環境保全センター
 研究企画部長 山根
 研究連携課  齋藤 電話 046-248-0321

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