平成29年春の花粉飛散量はやや少ない-平成28年度県内スギ雄花の着花量調査結果まとまる-

掲載日:2016年12月21日
平成28年12月21日
記者発表資料
(県政・厚木・大和・相模原・平塚・藤沢・秦野・小田原記者クラブ同時発表)


 自然環境保全センター(厚木市七沢)では、平成29年春のスギ花粉飛散量を予測するため、県内のスギ林30箇所で花粉を飛散させる雄花の着花量調査を実施し、結果をまとめました。

1 調査結果の概要

 今回の調査では、スギ林30箇所の着花点数の平均値(県内平均値)は37.7点となり、やや多かった昨年(平成27年)の50.6点を下回りました。また、本調査開始から19年間の平均値は43.3点で、今回の調査結果は平均値をやや下回っております。 
 なお、地域別の着花点数は、県央部、県北部がいずれも43点台と県内平均値よりやや高く、県北西部が27.6点と低くなり、全体として県の西部が低く県央から県北方面で雄花が多く着花して地域的な差が認められました。
 今回の調査結果から、平成29年春の花粉飛散量は、やや多かった今年(平成28年春)と比べると減少し、例年よりやや少なくなると予想されます。

2 調査の概要

 (1) 調査期間  平成28年11月2日から同月30日
 (2) 調査地   県内森林地帯を次の4地域に区分し、合計30箇所を対象とした。

地域

調査地                   

箇所数

県北部

相模原市緑区

6箇所

県央部

厚木市、愛川町及び清川村

9箇所

県北西部

秦野市、松田町及び山北町

6箇所

県西部

小田原市、南足柄市及び山北町の一部

9箇所

 (3)調査方法   各調査箇所のスギ林において40本のスギを抽出し、双眼鏡又は望遠鏡を用いて、次の4ランク区分により、1本ごとに着花状況を判定。着花点数の合計値を本数で除した平均値を調査箇所ごとの着花点数とする。

雄花の着花状況

着花点数                   

木全体に着花が著しく多い

100点

木全体に認められるか部分的に多い

50点

着花が部分的に認められるか少ない

10点

着花が認められない

0点

写真:調査スギ林の状況
調査スギ林の状況(清川村土山峠付近)
黄色味かかって見えるのが雄花で、昨年より少ないが、中央の個体はよく雄花が着花しており、
県央から県北地域にかけては、県内の平均より多い。

写真:花粉を飛散する雄花の着花状況
花粉を飛散する雄花の着花状況(南足柄市矢倉沢付近)
この地域は今年雄花が少ないが、この個体では枝の先端部に米粒大の雄花が多く着いている。

参考資料:県内スギ雄花の着花量調査について [PDFファイル/332KB]

(問合せ先)
 神奈川県自然環境保全センター
  研究連携課 課長 西口
        主任研究員 齋藤 
  電話 046-248-0321

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