IoT導入推進テーマの開発事業者が決定しました!

掲載日:2016年9月1日
平成28年9月1日
記者発表資料
(県政・横浜経済・厚木・大和・相模原記者クラブ同時発表)

 県産業技術センターでは、中小企業におけるIoTなどの新技術の導入を支援するため、本年度から「中小企業IoT化推進事業」を実施しております。
 このたび、IoT導入に必要となるシステム等の開発を委託するため、事業者を募集したところ5社の応募があり、外部有識者による選考会を経て、3社を次のとおり決定しましたので、お知らせします。なお、本事業により開発されるシステム等は、県産業技術センターに納入し、中小企業に実際に利用していただくことにより、中小企業のIoT導入を支援します。

1.テーブルスポット溶接機の稼働状況を把握し、故障の予防保全ができるサポートシステムの構築

【生産設備のスマートメンテナンス】
(1)開発事業者:株式会社向洋技研(相模原市)
(2)開発の背景
 同社は、これまで、テーブルスポット溶接機を25カ国で約2,500台販売しているが、装置の販売台数の増加に伴い、メンテナンス対応の件数が増加している。また、利用者も故障発生時は、修理が完了するまで、操業を止めなければならず、故障の予防保全が求められている。
(3)開発の概要
 装置の稼働状況や各センサーのデータなど、IoTによりクラウドへ集約したビッグデータから、故障パターン、対処方法などを発見・活用し、装置の故障発生前に故障しそうな部品を交換するなど、効率的なメンテナンスを行なうことで、故障の発生を減少させるシステムを構築する。

株式会社向洋技研

2.設備単位の運用改善を実現するエネルギー管理システム

【データ活用による効率的エネルギー管理システム】
(1)開発事業者:アイフォーコム東京株式会社(横浜市)
(2)開発の背景
 同社は、コスト削減のためのエネルギー計測・見える化システムを2,500以上の施設に導入しているが、計測したデータを基に、各施設の効率的なエネルギー管理計画を立案する部分は人が行っている。エネルギー管理計画の見直しを効率よく行っていくためには、計画立案の自動化を図る必要がある。
(3)開発の概要
 施設内の各設備・装置に取り付けたエネルギー計測システムで計測したデータをクラウド上に集約し、エネルギー消費の見える化を行うとともに、施設の効率的なエネルギー管理計画を自動で作成するシステムを構築する。

アイフォーコム東京株式会社

3.各種センシングデータ(温度、照度、電力・電圧・電流)を活用した工場電力マネジメント

【フィールド機器のIoT化】
(1)開発事業者:株式会社ACR(大和市)
(2)開発の背景
 同社は、家庭用に、電力の需要を予測しながらエネルギー消費量を最適化するシステムを提供している。電力使用量がより大きい工場においても、同様のシステムの活用が期待されるが、工場は、業種によって工場設備ごとの適切な電力使用の状況が異なるため、新たに温度や照度などの各データを収集するための通信ユニットを開発し、工場設備の稼働をエネルギーの消費が最適になるよう制御する必要がある。
(3)開発の概要
 工場の空調や照明にかかるエネルギーの需要を予測しながら、全体のエネルギー消費量を最適化するために必要な各データ(温度、照度、電力・電圧・電流など)を、インターネットを通してクラウドに収集するユニットを開発する。

株式会社ACR

(問合せ先)
神奈川県産業技術センター
  • 企画部長
  • 大屋 
  • 電話 (046)236‐1502(直通)
  • 企画調整室長
  • 宮澤 
  • 電話 同上
神奈川県

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