マイワシ資源復活の兆し! 県漁業調査指導船「江の島丸」で大羽マイワシ大量漁獲

掲載日:2016年4月22日
平成28年4月22日
記者発表資料

マイワシ資源復活の兆し!

 県漁業調査指導船「江の島丸」で大羽マイワシ大量漁獲

 神奈川県におけるマイワシの漁獲量は、1984年の22,000トンをピークに減少し、2003年には198トンまで落ち込みました。近年も1,000から4,000トン台で推移しており、長らく低迷が続いています。(図1)

 このような中、本県漁業調査指導船「江の島丸(105トン)」が3月に三宅島周辺でサバ資源調査を行った際、サバに混じって大量のマイワシ産卵群(体長20から21cm主体)が漁獲されました。4回の調査で300kg から1.3トンもの漁獲量でした。三宅島を含む伊豆諸島北部海域はマイワシの産卵場の一つであり、3月はマイワシの産卵期にあたり産卵親魚がこの海域に集群してきます。しかし、これまで江の島丸のサバ調査で、これほどマイワシがまとまって漁獲されたことはありませんでした。

 さらに、3月11日に解禁となった「湘南しらす」で有名な相模湾のしらす漁では、当センターが依頼した標本船(横須賀市、鎌倉市、平塚市)の漁獲データを調べたところ、3月のマシラス(マイワシの子供)の漁獲量が、3隻合計で5トンと2001年以降で最大となりました。(図2)

 マイワシ太平洋系群は、最近資源量が回復基調にあることが、昨年12月に国立研究開発法人水産総合研究センター(現水産研究・教育機構)から報告されていますが、今回の漁獲はこれを裏付ける結果となりました。

 マイワシは数十年周期で資源量が大きく増減することが知られていますが、長らくの低迷期を脱し、80年代のようなマイワシが多獲される時代がやって来るのもそう遠いことではないのかも知れません。

 当センターは今後も国と共同で調査を継続し、資源動向を的確かつ速やかに把握し情報発信していきます。

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神奈川県でのマイワシとマシラス漁獲量

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