過去に国の指導により、県内2箇所に埋設された残留性有機塩素系農薬(BHC、DDT、アルドリン、ディルドリン及びエンドリン)について、当時の埋設者が事業主体となり、9月から最終処理する事業が開始されます。
神奈川県としては、埋設農薬が安全かつ適正に最終処理されるよう、事業主体に対して技術的支援を行うとともに事業費を補助します。
1 経緯について
BHC等の有機塩素系農薬は、残留性が高いなどの問題があり、昭和46年に販売と使用が禁止され、回収された未使用農薬は、当時は無害化処理技術がなかったため、昭和46年から47年にかけての国(当時の農林省)の指導により、漏えいしないよう密閉のうえ地中へ埋設処理された。
全国24道県、168箇所に総数量約4,400トンが埋設処理され、そのうち神奈川県内では、2箇所約73トンが埋設処理された。
平成13年5月に、これらの農薬を含む残留性の高い有機化合物の適切な管理及び処分等を進めるため、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」が制定(日本は平成14年に批准)され、各加盟国は、その適切な管理が義務付けられた。国は、埋設農薬の分解処理技術を開発し、平成16年度から埋設保管された農薬の最終処理を推進している。
県は、平成14年度から埋設箇所付近の地下水、土壌について環境調査を実施しており、これまで埋設農薬の漏えいは確認されていない。
2 埋設状況と事業概要について
(1) 藤沢地区
- 事業主体:神奈川県農薬安全処理組合
- 埋設時期:昭和48年
- 埋設場所:藤沢市用田南原450−1(現状は、駐車場)
- 埋 設 量:72トン
- 埋設方法:コンクリート製ヒューム管28本に農薬を詰めて密閉し、地中に埋設した。
- 埋設深度等: 埋設後、上部に産業廃棄物最終処分場として産業廃棄物や土が埋められ、現在は地下約10mの深さにあると推定される。
- 事業内容: 埋設農薬の位置確定調査及び最終処理
- ・電気や磁気等により埋設物の正確な位置(範囲と深さ)を特定する。
- ・ボーリングにより土壌を採取して分析し、周辺への農薬の漏えいの有無を確認して、掘削する範囲を決定する。
- ・作業現場を仮囲いし、周辺環境への粉じん等の飛散を防止するため、掘削範囲全体を仮設テントで覆い負圧にした上で、埋設農薬を掘り出して専門の処理施設に運び出す。 作業中は、地下水等の環境監視を行う。
- ・専門の処理施設において、農薬等を無害化処理する。
(2) 平塚地区
- 事業主体:(株)秋元房次郎商店
- 埋設時期:昭和46年
- 埋設場所:平塚市天沼9−4(現状は、倉庫敷地内)
- 埋 設 量:約1トン
- 埋設方法:ドラム缶5本に農薬を詰めて密閉し、上からコンクリートを流し込み埋設した。
- 埋設深度:地下約2mの深さにあると推定される。
- 事業内容: 埋設農薬の最終処理
- ・作業現場を仮囲いし、周辺環境への粉じん等の飛散を防止するため、掘削範囲全体を仮設テントで覆い負圧にした上で、埋設農薬を掘り出して専門の処理施設に運び出す。 作業中は、地下水等の環境監視を行う。
- ・専門の処理施設において、農薬等を無害化処理する。
3 埋設場所
※位置図については省略
4 住民説明会について
(1) 藤沢地区
開催日:第1日目 平成20年9月3日(水)午後7時から
第2日目 平成20年9月6日(土)午後1時から
場 所:藤沢市御所見市民センター 3階ホール
説明者:事業主体、県
(2) 平塚地区
開催日:第1日目 平成20年9月4日(木)午後7時から
第2日目 平成20年9月7日(日)午後3時から
場 所:湘南地域県政総合センター 別館大会議室
(神奈川県平塚合同庁舎内)
説明者:事業主体、県
5 事業スケジュール(予定)について
※同じ内容で2回開催する。
| 時 期 | 藤沢地区 | 平塚地区 |
|---|---|---|
| 平成20年9月 | 住民説明会(概要・調査)の開催 位置確定調査の開始 |
住民説明会の開催 掘出し工事の開始 |
| 10月 | 無害化処理の開始 | |
| 11月 | 位置確定調査の終了 | 現地工事の終了 無害化処理の終了 |
| 12月 | 住民説明会(堀出し工事)の開催 | |
| 平成21年1月 8月 |
準備・堀出し工事、運搬の開始 無害化処理の開始 現地工事の終了 無害化処理の終了 |
本文ここで終了
- 問い合わせ先
- 環境農政部農業振興課
- 課長 露木
- 電話 045-210-4400
- 課長代理 菊地
- 電話 045-210-4403