2017.10.06

超高齢社会で安心して暮らすために見てみよう2050年の神奈川県人口推移シミュレーター

超高齢社会で安心して暮らすために見てみよう2050年の神奈川県人口推移シミュレーター

未婚率の上昇、高度成長期に転入した世代の高齢化などから、全国でも一、二を争うスピードで高齢化が進むといわれる神奈川県。もしも現在の状況が続くと、2050年には人口に占める高齢者の割合が36.4%に達する超高齢社会と推測されています。そんな超高齢社会は実際に私たちの生活に、どのような影響を及ぼすのでしょうか。また、そんな未来へ向けて私たちはどのような準備をすれば良いのでしょうか。ここでは人口データを元に、2050年の神奈川県について考えてみます。

どうなる?2050年総人口の減少!

神奈川県総人口の推移

神奈川県総人口の推移
年代 総人口
1980年 692.4万人
1990年 798万人
2000年 849万人
2010年 904.8万人
2020年 913万人
2030年 894.3万人
2040年 858.2万人
2050年 811.1万人
2060年 759.7万人

出典:総務省「国勢調査」、グランドデザインにおける将来人口推計より作成
※2010年以降は推計値

全国的に人口の減少傾向が続くなか、神奈川県は2006年に大阪府を抜き全国2位になるなど、人口増加の傾向が続いてきました。これは転出者数から転入者数を引いた「社会増減」の数字が高いため。しかし出生数から死亡数を引く「自然増減」では減少が続き、2019年前後には人口が減少に転じると予想されています。そのまま人口減少が進めば、予想される2050年の人口は約810万人。2016年現在の人口は約915万人ですから、100万人以上の減少となります。

どうなる?2050年超高齢化社会

年齢3区分の人口推計

出典:県政策局作成資料より作成

ひとりの女性が生涯に生む子どもの数である「合計特殊出生率」は全国的に減少傾向。とくに神奈川県は全国平均の1.32を下回る1.23という低い水準となっています。一方で高齢者の数は、全国平均を上回る速度で増加。2016年現在、高齢化率(人口に占める65歳以上の高齢者の割合)は20%を越え、すでに超高齢社会を迎え始めていますが、2050年には高齢化率が36.4%まで上昇。これにより、さまざまな問題を引き起こされることも予想されます。

来る2050年。明るい未来を手に入れるには?

超高齢社会はすぐそこまで迫っています。未来へ向けて、わたしたちはどのような対策をしていけばよいのでしょうか。未来への手がかりを探りましょう。

神奈川県の人口統計について詳しく知るなら