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県立図書館では、ボランティア入門講座をはじめとした初めてボランティアに参加する方のための講座や図書館朗読ボランティアの支援をしています。
一見すると、無関係に思えますが、ボランティアも生涯学習の一つと言えます。
学んだことを活かして社会と関わってみるのはいかがでしょうか。

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令和7年度
「県立図書館ボランティア朗読会」のご報告

県立図書館ボランティアによる第1回朗読会が行われました

令和7年6月28日(土曜日)、県立図書館 本館4階 学び⇔交流エリアにて、県立図書館ボランティア(以下ボランティア)による第1回朗読会が開催されました。
第1回朗読会のテーマは『夏~大地の音色~』。皆様は、「夏」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。「野球」「ビール」「怪談話」…。夏の訪れを感じることができる5作品をボランティアと講師の北村 浩子氏が朗読しました。
ラジオのような声だけの朗読、声だけで会場内の雰囲気を変えてしまうような朗読、情景が頭の中に鮮明に映る朗読…。どれも魅力的な朗読ばかりで、本の魅力が存分に伝わる朗読会になりました。
人によって感じ方の異なる「夏」。どのような本を選書したらより多くの方に響くのか。選書はボランティアたちが最も苦労したところです。ただ「読みたい」という理由だけでなく、その本を選んだ自分たちの想いも含めて、参加者に届けることができていましたら幸いです。
令和7年度は、前年度に「朗読講座」を受講・修了した10名が県立図書館ボランティアとして活動をしています。この第1回朗読会は、実践的な活動として朗読会を企画・運営しており、演者として朗読するだけでなく、当日の運営まで自分たちで担当しました。司会や受付、チラシ作成等、朗読会を自分たちで創り上げる楽しさや難しさを感じながら、第1回朗読会を終えることができました。
第2回朗読会のテーマは「秋」(令和7年9月27日)。秋の雰囲気漂う朗読をぜひ楽しみにお越しください。事前申込不要・入退場自由となっております。
なお、第1回朗読会は当館 本館3階 企画棚「シコウの窓」のテーマ『夏を聴く』と連携しており、朗読会当日は、会場に関連本を配架するなど、ご自身で手に取ってお読みいただける本を用意しました。今後の朗読会でも「シコウの窓」と連携していく予定です。朗読会と併せて本との出会いをお楽しみいただければと思います。

第1回朗読会で読まれた作品

  1. 『メモの重し』(『詩と思想』より、武西 良和、土曜美術社)
  2. 『アルプス席の母』(早見 和真、小学館)
  3. 『ビールの歌』(『ビールは泡ごとググッと飲め 爽快苦味の63編』より、火野 葦平、筑摩書房)
  4. 『クダン狩り』(東 雅夫、白澤社)
  5. 『僕には鳥の言葉がわかる』(鈴木 俊貴、小学館)

写真:第1回朗読会の様子