Event
Report
イベントレポート
神奈川大和阿波おどり
主催:神奈川大和阿波おどり振興協会
日程:2024年7月27日(土)・28日(日)
場所:小田急線・相鉄線「大和駅」東側商店街
参加:就労継続支援B型事業所「工房小野橋」、地域活動支援センター「夢屋」
熱気と賑わいに押され、出店ブースにも活気
神奈川県大和市で行われる夏の一大イベント「神奈川大和阿波おどり」に、障害福祉サービス事業所「工房小野橋」(厚木市)と「夢屋」(川崎市)が出店し、自主製品などを販売しました。市内外から多くの人が訪れ、連日の猛暑も相まって、会場は大変な熱気に包まれました。
心のこもった手作り雑貨に足をとめる来場者も
関東三大阿波おどりのひとつとも称される「神奈川大和阿波おどり」には連日、多くの人が訪れました。1日目には、厚木市の「工房小野橋」が、手作りバッグや台ふきん、手編みのコースターやティッシュカバーケースなどを出品。手の込んだ品々はどれもお手頃の価格設定で、たくさんの人々が足をとめて品定めする姿が見られました。自主製品の製作にあたっては、利用者が少しでも作業に集中し、楽しみながら製作にあたれることに重きをおいていると言います。今後は、お菓子などの食べ物の商品開発にも力を入れていきたいといい、現在は米粉のドーナツの開発に取り組んでいるそうです。
2日目は、川崎市の「夢屋」が手作り刺繍タオルなどを出品しました。それぞれオリジナルの自由なワンポイント刺繍に、道行く人も思わず「かわいい!」と声をもらし、感激した様子で商品に見入っていました。刺繍が得意だという利用者の一人は、「やっぱり売れると嬉しい。みんなでそのために頑張って工夫して作っている」と話していました。
イベント主催者のコメント
阿波踊りの原点は、古くは応仁の乱などで世が乱れた時世に「皆で平和で安寧な世を作っていこう」との願いを込めて始まった風流踊りに遡るとも言われています。このような人々の願いが脈々と受け継がれてきたイベントですから、今回のお話をいただいた時、ぜひ少しでもお役に立てたらと思い、協力をさせていただきました。このイベントを通じて、共生社会の輪がもっと広がっていくことを願っています。
出店者のコメント
工房小野橋
コロナ禍以降、出店できるイベントが減ってきてしまっていたので、お話をいただいた時はとても嬉しく思いました。たくさんの人が来場されている大きなイベントで驚きましたが、この出店を通じて、わたしたちのことを知ってもらう機会となれば大変ありがたいです。
皆様にもっと色々な商品をお届けできるよう、これからも商品開発などに取り組んでいきます。
夢屋
人がたくさんきていてびっくりしました。チラシを手に取ってもらえたのも嬉しいし、刺繍のタオルを買ってもらえたのもよかった。ここにくるのは初めてでしたが、またきたいと思いました。ありがとうございました!
購入者のコメント
工房小野橋
“ともに生きる”のポスターを娘が見つけて、「お母さん、あれ私、知ってるよ!」と興味を示したため、ブースを訪れました。利用者さんが片手で一生懸命縫ったという雑巾を購入しました。ひと刺しひと刺しに思いがこもっているように感じて、感激しました。ライオンの絵柄がとても素敵で思わず手に取りました。
夢屋
ワンポイントの刺繍がとてもかわいくて、子どもたちにミニタオルを買いました。暑くて大変だったと思いますが、頑張って販売している姿についエールを送りたくなってしまいました。また機会を見つけて購入したいと思います。