神奈川には歴史的資源が幾多もある。さぁ「かながわ歴史の旅」へ出かけましょう!

「かながわ歴史の旅」へのススメ 神奈川県内には、歴史における重要な舞台となった場所や遺構、建物、日本遺産などの歴史的資源が数多くあります。

名勝八景
「名勝八景 鎌倉晩鐘鶴ケ岡より房州山の図」鶴岡八幡宮の裏山から海を望み、対岸には房総の山並みも。(神奈川県立歴史博物館蔵)
第1章神奈川県が有する三つの日本遺産

日本各地に伝わる歴史でも、地域の社会や生活に溶け込み、その地の魅力や特色を伝える文化的、歴史的資産が「日本遺産」である。文化庁が認定するもので、人々の営みと遺産のかかわりなどのストーリー性が重視され、2017年4月現在、全国で54件が登録されている。そのうち神奈川県には三つ。それぞれ趣が違い、全国的に見てもその特徴が際立っている。日本のみならず世界にも誇れる、神奈川の重要な観光資源である。


東海道
イタリア人写真家F・ベアトが撮影した東海道(場所不明)
(放送大学附属図書館蔵)
第2章県内を通る幾筋もの街道と人々の営み

神奈川県には江戸時代に整備された五街道のうち、東海道と甲州街道の二つが通る。その脇街道として機能した中原街道と矢倉沢往還が東西に抜け、南北には絹の道であった八王子街道が通る。さらに霊場大山に通じる大山道が網の目のように延び、様々な人々や物資、情報が県下を行き交った。県内各地にいろいろな文化が育まれ、今もその名残を楽しむことができる。


竪穴住居
勝坂遺跡公園内にある復元された土葺き竪穴住居。
第3章海・山・川の恵みが育んだ豊かな大地

神奈川県は西に大山をはじめとした1000メートル以上の山々が連なる丹沢山地を抱き、東に丘陵地帯が延び、その間を相模川など幾筋もの川が流れる。川は平野を抜けて相模湾へと注ぐが、山からの恵みを運び、途中に豊かな大地をつくった。海、山、川からの恵みが豊かな神奈川には大昔から人々が暮らし、日本最古となる2万年前の住居状遺構も残る。豊かな大地に様々な歴史が刻まれ、いまも往時の人々の暮らしがうかがえる。


江の島
江の島は古くから参詣、遊山の地として賑わった。島の最奥部にある岩屋では空海や日蓮上人も修行したという。
第4章美しい自然と景観を誇る風光明媚な地

神奈川の海、山、川が織りなす自然の造形美に人々は古より魅了された。江戸時代には浮世絵の題材となり、北斎や広重など風景画の巨匠たちがこぞって各地の景色を写し描いた。それらの絵がさらに人々を魅了し、神奈川へと誘ったが、明治になると、豊かな自然と美しい景色を求め、多くの文化人や政治家たちが移り住む。鎌倉や大磯などに独特の湘南文化が育まれた。


ペリー
ペリーが横浜に上陸する様子を描いたハイネ原画の石版画。
(横浜開港資料館蔵)
第5章開国・近代化の舞台となった横浜と横須賀

ペリー来航によって日本の歴史は大きく変わる。米国艦隊が現れたのは横須賀沖であった。ペリー提督は久里浜に日本初上陸し、翌年、横浜で日米間初となる和親条約を結ぶ。横浜は開港され、居留地がつくられ、急ピッチで街づくりが進む。その後、郊外の生麦で幕末の一大事件が起こる。明治の時代になって150年。横浜をはじめ県内各所には当時の歴史を偲ぶ遺産が数多く伝わる。

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