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人口減少社会では「1人3役」が鍵

大阪市では、行政が持つ「信用」と「情報」という強みを生かして、地域の専業主婦ネットワークを組織しました。地元の中小企業が化粧品を開発した際に、主婦たちは「ベトベトしすぎる保湿クリームでは食器洗いできない」など辛辣に評価したことで、大ヒット商品が生まれました。企業だけでは見落としがちな点を主婦という生活者が指摘し、ビジネスの成功に結び付けた好事例です。

人口減少社会では、「1人3役」の掛け算が重要です。例えば、1人の女性が「主婦×消費者×生産者」という3つの視点を持ち、それぞれのネットワークを結び付ければ、3乗の活力が生まれるのです。
そして、おそらく女性の視点の重要性を思い知ったその会社では、女性社員が声をあげやすくなったのではないかと想像します。眠れる人材は、就労したいのに職を見つけられない若年世代や女性だけではありません。家庭人や地域人としての役割がゼロに近い男性が「1人3役」の価値に気付くことも重要です。

私は、「市民の三面性=家庭人、職業人、地域人」を座右の銘にしています。ワークライフバランスは、職場で女性が活躍する、男性が家庭に帰ってくるために必要であるのみならず、職場でのスキルを活かして、地域社会で自らの役割を果たす人が増えるという大きな意義があります。
「異質なもの」が混ざることは、職場を活性化するのはもちろん、地域社会の活性化策としても極めて有効な戦略なのです。

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