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VOICE 01
先輩の声・その1

余白の時間で自分を取り戻す「休み方改革」

小林 彩乃さん

  • 代表者名:小林 彩乃さん(当時 横浜市立大学 国際総合科学部4年)
  • 事業プラン名:Chill Outdoor 〜ミレニアル世代向けレンタルサービス付きキャンプスペース〜
[事業内容]
具体的には、ミレニアル世代をメインターゲットに最新のキャンプギア(主にテント)でのお試しデイキャンプ、お試し宿泊ができるスペースを提供します。このスペースの運営を通して、キャンプをより楽しみたい人たちに最新のテントを試してもらい、新たに様々なキャンプのスタイルを創造し、ミレニアル世代がグランピングではない形で気軽にキャンプに挑戦できる場を提供します。こういった場づくりは「地域創生」と「防災対策」という観点からも社会的意義があり、Chill Outdoorでのキャンプ体験を通して、ミレニアル世代が制約なく夢を描ける場づくりを推進していきたいと考えています。

小林 彩乃さんインタビュー 画像その1

起業をしようと思った一番のきっかけは何だったと思いますか?

休学を2年していて、1年目に企業でインターンをしていました。定時で出社するとか、上司に指示してもらって、オフィスで椅子に座っているのが人よりも苦痛に感じる人間だということに気づきました。だからこそ、働き方を考える必要があると思ったのがきっかけです。

そのあとに、旅しながらフリーランスで働くというのにもあこがれていました。それをいざやったら、めちゃめちゃきつかったんです。

他にも色々あるけれど、人に言われたことを何も考えずにそのまま実行したりすることが苦手で。「なぜ」やる必要があるのか、を考えてしまうんですね。

インターンをして会社で働いてみてわかったことは、社長のビジョンに共感して一緒に走るのが社員の一つの役割だと思うんですが、自分自身はそうやって人の夢に共感するのが得意じゃないと気づきました。

正確に言うと、完全に共感してないものや腹落ちしていない人のビジョンのために何かするのが得意じゃないんです。自分の夢とか目標に正直になって、生きていける生き方って何かと考えた時に、1つの選択肢として考えられたのが起業でした。

「世のため人のため」になっているかどうかも多少は考える必要があると思いますけど、自分自身の感性や好奇心や生きやすさもしっかりと大切にしたい。バランスを大事にして、「起業」という生き方に限らず自己中心的利他の精神で生きていけたら最高です。

参加する前にはプランの実現に向けてどんなことをしていましたか?

起業支援プログラムに参加して、リーンスタートアップな考え方を学び、アイデアの構築の仕方を教わって、プランを磨いたり、やりたいことの軸を整理して、形にしていました。

応募した時に、期待していたことは何ですか?

もともと三浦半島で事業を実現したいという想いが強く、神奈川で人とのつながりが欲しかったんです。そういうつながりが創れたらなというのが一番の理由です。

実際はどうでしたか?コンテスト・プログラムに応募して印象に残っていることやよかったことはありましたか?(人とのつながりや連携、その後のフォローなど)

小林 彩乃さんインタビュー 画像その2

人とのつながりを得られ、自分の応援団を増やすことができました。ブラッシュアップのメンターさんからは人を紹介していただいたり、今でも相談に乗ってもらってたりしています。目先のことに追われている中で、改めてビジョンを大きく描くことの大切さをご指摘いただき、視野が広がりました。

また、社会に余白を作りたいみたいな構想をもっているけれど、自分自身に余白がない生活をしてしまいがち。自分を労わってあげてね。と言われたのもとても響きました。人に対して余白をつくる事業をするのであれば、自分自身を大事にしてあげることが何よりも大事というのを改めて感じるきっかけになりました。

出会えた人全員を束ねて応援団にできているというわけではないけれど、反応を聞けたのでよかったと思っています。団体賞を多数受賞できたことで、少し自信にもつながったと思います。

今はどんな活動をしていますか?

今は、古民家を探しています。休むことにフォーカスした時に空間が大切だと思ったんです。

発表した時点から、アイデアやアプローチが変わってきているのを実感しているのですが、そのことは、自分としては必ずしも悪いことではないと考えています。

一回、現時点でやりたいことを形にしたことは意味があったと思っているのでメンタリングを受けていく中で、より行動して・現実と向き合って、自分にとって大切にしたい価値が明確になってきている気がしています。

あなたの事業プランのWOWなところを教えてください!

こんな風にゆっくりすればいいんだっていうのを自分の事業から世の中に届けたいです。

周りの起業を志している子の中にも、「休みがあることがつらい」「休んでいると罪悪感に苛まれる」という子が多くて、休み方を知らない子が多い。家にいる事だけが休むじゃない。自分なりの休み方をみんな見つけて欲しいと思っています。

心の休ませ方って人それぞれだと思うんです。そして人によって休みの必要量も違う。自分らしい「休み」が許されず、休むことに対しネガティブな社会が嫌だし、その辺を変えていきたいです。

あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

紛争地域とさほど変わりがないほどの自殺率が高い日本。

今は、とりあえず何とかなっているかもしれないけれど、いつか、切羽詰まるし、もう切羽詰まっている状況があると思います。対処できないところまで来る前に、余白を生み出したい。人の心とか、社会にもっと余白を作りたい。

数字で測れるものではないけれど、自分の心に余白を持てるようになると、人にも優しくなれるはずなんです。そうすればもっと温かい社会になるんじゃないかと思っています。

何が原動力でこの事業に取り組んでいると思いますか?

自分の人生を振り返ると「自己表現」というキーワードがあって、「創造によって、人に感動を与える」というのが好きなんです。

この事業は自分を救済するためでもあるし、自分の身の回りの人たちに余白が足りていないと思うからこそ、自分のためでもあり、世のため人のための、という部分もあります。

大真面目に、人の心や社会に余白がないことに課題意識があります。お医者さんになってとか、カウンセラーになってとかそういう形で対処することはできないけれど、違う方面からでも人の心や社会に余白を作り出すことができると思っています。直接的な治療も大事だけれど、現代人には、自分を取り戻す時間や空間が必要だと思っています。

あなたにとって起業をする・事業をつくるってどういう意味があると思いますか?

選択肢の一つだと思っています。起業することが偉いとか、サラリーマンがだめとかではない。いろんな人がいて、いろんな生き方の選択肢があって、そのうちの中で、自分は起業したらもしかしたら幸せになれるんじゃないかという仮説を持って取り組んでいる状態。選択肢の一つでしかないからこそ、それほど執着はないですね。より良い生き方をするための選択なんだと思っています。

参加しようと考えている人へ一言お願いします!

あまり内容が固まっていなくても、まず一歩を踏み出すのが大事。恐れずに挑戦してみてください!

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