紅葉狩りを楽しみながらのハイキング
温泉郷ならではの楽しみ方を
湯河原町
YUGAWARA
深まる秋の気配とともに寒さもぐっと増した
11月下旬。
今回は温泉郷湯河原町を堪能できるウォーキングコースNo.69 『もみじの郷ハイキングコース』を
歩いてみました。
湯河原は知る人ぞ知る紅葉スポットです。歩き疲れた体を日帰り温泉で癒やし、ステーキハウス
亜伊由で美味しいステーキを堪能します!
湯河原町は万葉集にも詠われた歴史ある温泉郷です。
藤木川の河原沿いに温泉旅館が立ち並び、古式ゆかしい温泉街の雰囲気を味わえます。
中でも、「もみじの郷」は奥湯河原にある県立奥湯河原自然公園の中に位置しており、 山頂からゆっくりと色付き始める紅葉を楽しめます。
「もみじの郷」はその名のとおり約540本ものイロハモミジが植樹されており、湯河原の名所となっています。
ウォーキングコースの出発点はJR湯河原駅からバスで約15分、「奥湯河原入口」を下車し、少し下ったところにある「 池峯 橋」です。
初心者向けのハイキングコースですが、コース内はやや険しい山道になっているのでハイキングに適した格好で登りましょう!
まだ青葉の残る木々のトンネルをひたすら歩いていきます。新緑の時期にも楽しめるコースですね。
コースのほとんどが木々に覆われた深い森の中ですが、途中木々の切れ目から眼下を望めることができる見晴らしのいい場所がありました。
しかしながらこの日はあいにくの空模様です。
登るほどに紅葉した木々も増えて行き、より色鮮やかに、秋の風情が増していきます。
コース内最後の難所、階段のような坂をひたすら登ります。
最後が1番きつい!
登り切ると突然拓けた場所が目の前に広がります。
ここが「もみじの郷」です。
広い場所に色とりどりに紅葉が色づいており、辿り着いた達成感に思わず手を広げて深呼吸してしまいます。
まるで登山で山頂に到着したような心地に…。
「もみじの郷」にはテーブル付きのベンチがあり、ピクニックにも最適です。
お弁当を広げて休憩しながら紅葉を楽しまれている方もいらっしゃいました。
休憩を終えて次の「池峯
池」へ足を進めます。
「池峯池」は「もみじの郷」から少し下った所にあります。

林の中にぽっかりと空いた場所に静かに佇む池が現れました。「池峯池」は雨水がしみ出して作り出された湧水湿地帯で日本固有種の「シュレーゲルアオガエル」が生息しており、夏にはアマガエルたちの大合唱が聞けるそうです。
他にも野鳥も多く生息していますが、冬を迎えつつある今は静寂に包まれた穏やかな水辺でした。
池の周りは広葉樹が少ないですが、それでも落ち葉が池に落ち、秋の色をぐっと濃くしているようでした。
「池峯池」を通りすぎ、緩やかな下り坂を歩いていくと、約10分ほどでコース終点に到着です。
トータル80分ほどの初心者向けハイキングコースでいい汗をかきました!
コースの終点から15分ほど下ると右手に
「万葉公園(現在整備中)」が見えます。
「万葉公園」は湯河原町を代表する公園です。日本の歴史公園100選にも選ばれた園内は散策路があり、名前の由来でもある万葉集の中で湯河原温泉を詠んだ歌碑など歴史を感じることができます。
「万葉公園」は2021年4月にリニューアルオープン予定です。 新緑の季節にハイキングコースと合わせて散策したいですね。
「万葉公園」を横目に坂を下ると見えて来るのが、
日帰り温泉「こごめの湯」です!
日帰り専用の町営温泉施設ですが、湯河原温泉の源泉を引いた弱食塩泉のやさしい泉質で、大浴場と露天風呂を完備しています。
こごめの湯の「こごめ」は様々な由来があり、「奥地にひそまっている温泉」の意や、「子込め」の意味で懐妊温泉とも言われています。
ハイキングで疲れた体を温泉で癒やす…
都会ではなかなか味わえない至福のひとときを
満喫できます!
現在は新型コロナウィルス感染予防対策のため、脱衣所では間隔を取り、入浴を楽しんでください。
最後に、湯河原駅まで戻り、湯河原町役場近くにある、
「ステーキハウス亜伊由」さんをご紹介します!
「ステーキハウス亜伊由」さんは創業37年、湯河原町での「鉄板焼き」の草分け的な存在です。
極上の成熟牛を鉄板で焼いてくれる調理法ながらも、お手頃価格で提供してくれるお店です。
おすすめは絶品の「熟成牛ロースステーキセット」!
目の前のカウンターでご主人が焼いてくれる
ステーキは格別です。
お昼はもちろん、運動の後の夕ご飯にピッタリ。
昼の営業時間は11時半~14時半、
夜の営業時間は17時~20時半となっています。
現在、「ステーキハウス亜伊由」さんは神奈川県の新型コロナウィルス感染予防対策に基づき、混雑時の入場制限や時短営業を行っておりますので訪問の際はお店にご確認ください。
紅葉も終わり、寒さも厳しくなりますが、静けさを楽しむ冬野のハイキングもいいな…と感じさせる湯河原の風情でした。