結果報告書 (武田薬品工業株式会社)

事業者の名称等

届出者住所 大阪市中央区道修町四丁目1番1号
届出者氏名 武田薬品工業株式会社 代表取締役 社長CEO クリストフ ウェバー
主たる業種 学術研究,専門・技術サービス業  |  中分類;学術・開発研究機関
特定大規模事業者の区分年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
対象自動車を100台以上使用する事業者 (使用台数 県内122台、うち適用除外区域外46台)

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計画期間

平成 28 年度~平成 30 年度

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者》

基準年度平成 27 年度

排出量の状況

基礎排出係数ベース調整後排出係数ベース
基準排出量の合計量 65,500 tCO2 64,900 tCO2
計画初年度の排出量の合計量 66,900 tCO2 66,200 tCO2
計画2年度目の排出量の合計量 60,200 tCO2 59,600 tCO2
計画3年度目の排出量の合計量 57,400 tCO2 56,800 tCO2
目標とした最終年度の排出量の合計量 63,600 tCO2 63,000 tCO2
削減率 12.37 % 12.48 %

排出の状況に関する説明

湘南ヘルスイノベーションパークは平成28年度から平成30年度にかけて省エネルギーの教育を通じて設備を適切に運転することで二酸化炭素排出量の削減を目指した。また平成27年から29年に毎年専門業者に省エネルギー診断を依頼し、3回の診断を受けて新たな省エネルギー対策のアイデアを発掘することができた。
その結果、当初の想定を上回る規模の施策に取り組むことができたため、武田薬品全体としては計画を約9%上回る12.37 %(基礎排出係数算出)の二酸化炭素排出量削減を達成することができた。

3カ年計画の中で実施した主な施策について、以下に記す。
・ 計画初年度の平成28年度は、①駐車場排気ファンの最低運転台数の削減、②除湿用空調機の休日運転停止、③空調の運転時間見直しを実施したが、夏季(9月)の気温、湿度の上昇、冬季(11~2月)の気温、湿度の低下により空調負荷が増大した影響で、昨年度と比較して二酸化炭素排出量は約2%の増加となった。
・ 計画2年目の平成29年度は、①冷凍機の運転最適化、②空調機への変風量制御の導入、③空調機の休日運転停止、④セントラル空調マニホールド圧の低減を実施した。
また、平成28年度と比較して夏季の気温が低く、冬の気温が高かった事で空調負荷が減少した。その結果、CO2排出量は前年度比で約10%の減少となった。
・ 計画3年目の平成30年度は、①動物飼育エリア(A棟)を集約し、空いたフロアの空調を停止、②温水ポンプのスケジュール運転、③稼働率の低いコンプレッサの停止を実施し、CO2排出量は前年度比で約5%の減少となった。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《対象自動車を100台以上使用する事業者》

基準年度平成 27 年度

排出量の状況

基準排出量の合計量 255 tCO2
計画初年度の排出量の合計量 228 tCO2
計画2年度目の排出量の合計量 188 tCO2
計画3年度目の排出量の合計量 206 tCO2
目標とした最終年度の排出量の合計量 244 tCO2
削減率 19.22 %

排出量原単位の状況

基準年度の排出量原単位 0.152 tCO2/千km
計画初年度の排出量原単位 0.136 tCO2/千km
計画2年度目の排出量原単位 0.136 tCO2/千km
計画3年度目の排出量原単位 0.136 tCO2/千km
目標とした最終年度の排出量原単位 0.146 tCO2/千km
削減率 10.53 %
原単位の指標の種類 総走行距離

排出の状況に関する説明

2016年度より、社用車のうち1台を除いてすべてハイブリッド車になっている。ハイブリッド車への更新により燃費が改善し、排出量原単位が3年間で10.53%改善した。また、社用車数が減少したため、CO2排出量は3年間で19.22%減少した。
また、マイカー通勤を禁止した。

対象自動車の使用状況

総数うち 電気自動車うち 天然ガス自動車うち ハイブリッド自動車うち ディーゼル代替LPガス自動車
使用台数 122 台 0 台 0 台 121 台 0 台
割合 0.00 % 0.00 % 99.18 % 0.00 %

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標を達成するための措置の内容

工場等における措置

計画実施の結果
○ 空調設備対策(1201)
・冷水二次ポンプの台数制御を最適化する。
○ 空調設備対策(1201)
・中間期における実験室系統熱回収装置の運用を見直す。
○ 換気設備対策(1204)
・駐車場排気ファンの運用を見直す。
○ 冷凍機対策(1202)
・より省エネルギーとなる冷凍機の運用を、契約電力の変更も含めて検討する。
○ 空調設備対策(1201)
2016年度中に、冷水二次ポンプの台数制御の最適化
中間期における実験室系統熱回収装置の運用見直しを実施した。

○ 換気設備対策(1204)
2016年度に駐車場排気ファンの運用を見直した。
○ 冷凍機対策(1202)
2016年9月より、吸収式冷凍機の運転を減らし、より省エネルギーとなる冷凍機の運用を増やしたその他、計画には記載していなかったが以下対策を実施した。
・2017年度
〇空調機への変風量制御の導入(1201)
〇セントラル空調マニホールド圧の低減(1201)
・2018年度
〇動物飼育エリア(A棟)を集約し、空いたフロアの空調を停止(1201)
〇温水ポンプのスケジュール運転(1301)

自動車における措置

計画実施の結果
○CO2排出量の著しく少ない自動車の導入(5107)
 更新時期がきた社用車から順次、二酸化炭素排出量の少ないハイブリッド車を導入する。
 3年間で12台の予定。
○CO2排出量の著しく少ない自動車の導入(5107)2016年度中にガソリン車12台をハイブリッド車に置き換え、1台を除いてすべてがハイブリッド車になった。その他、計画にはなかったが、マイカー通勤を禁止した。

再生可能エネルギー等の導入その他の具体的な措置

計画実施の結果
湘南研究所は、太陽光発電パネルおよび太陽光発電設備付街路灯を導入しているが、適切に維持管理し、今後も、二酸化炭素の削減に努める。 太陽光発電パネルおよび太陽光発電設備付街路灯を適切に運転・管理した。

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地域の地球温暖化対策の推進への貢献

計画実施の結果
(1)社内エコポイント制度を通じ、従業員や家族に対し、地球温暖化対策の啓発活動を実施する。







(2)行政と当社で当社敷地内の緑地に対し「緑化協定」を締結し、緑地面積の維持に努めるとともに、地域社会由来の玉縄桜を含め、敷地内森林の整備・管理を行う。
(1)社内エコポイント制度は2012年4月から開始して7年が経過した。従業員の環境意識の向上に対して、一定の効果が得られたと考えている。また、CSR データブックで繰り返し紹介したほか 、新聞でも取り上げられるなど、社会からの認知という観点からも成果があったと考える。これらを踏まえ、今後は自律的な環境活動へとレベルアップするために、2018年度末をもって社内エコポイント制度を終了することとした。ポイント制度は終了するが、社内イントラネットでの環境に関する情報等の提供は継続する。
(2)行政と当社で締結した「緑化協定」に基づいて緑地の管理を継続し、希少植物や地元由来の玉縄桜の保存に努めている。また、2018年8月より土日に、湘南ヘルスイノベーションパーク西側の敷地を開放することとした。

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温室効果ガスの排出の抑制に寄与する製品の開発その他の温室効果ガスの排出の抑制に関する取組

計画実施の結果
(1)フロン排出抑制法に従った第一種特定製品の点検・修理および記録の保管等を行い、またCFC等の地球温暖化係数の高いフロンを含有する冷凍冷蔵機器、消費電力の大きい冷凍冷蔵機器の買い替えを推進することにより、温室効果ガスの排出抑制に努める。
(2)二酸化炭素を使用する研究機器の一部には二酸化炭素の回収装置を設置し、二酸化炭素を回収し再利用することで、二酸化炭素の排出を抑制する。
(1)研究用のフロン使用機器(冷蔵庫、冷凍庫等)の置き換えを進め、CFC機器を2017年度中に全廃した。オゾン破壊物質であるHCFCも2020年度中の全廃に向けて置き換えを進めている。

(2)二酸化炭素の回収装置については、装置の使用頻度が低かったため導入を見送った。

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エネルギー管理指定工場等の一覧

指定の区分工場等の名称所在地産業分類事業内容
第1種 湘南研究所 神奈川県藤沢市村岡東2-26-1 7114 医薬・薬学研究所

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