結果報告書 (アサヒビール株式会社)

事業者の名称等

届出者住所 東京都墨田区吾妻橋1丁目23番地1号
届出者氏名 アサヒビール株式会社 代表取締役社長 塩澤 賢一
主たる業種 製造業  |  中分類;飲料・たばこ・飼料製造業
特定大規模事業者の区分年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
対象自動車を100台以上使用する事業者

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計画期間

平成 28 年度~平成 30 年度

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者》

基準年度平成 27 年度

排出量の状況

基礎排出係数ベース調整後排出係数ベース
基準排出量の合計量 17,100 tCO2 17,000 tCO2
計画初年度の排出量の合計量 17,000 tCO2 16,900 tCO2
計画2年度目の排出量の合計量 16,200 tCO2 16,200 tCO2
計画3年度目の排出量の合計量 15,800 tCO2 15,800 tCO2
目標とした最終年度の排出量の合計量 16,587 tCO2 16,490 tCO2
削減率 7.60 % 7.06 %

排出量原単位の状況

基礎排出係数ベース調整後排出係数ベース
基準年度の排出量原単位 102 tCO2/千kl 102 tCO2/千kl
計画初年度の排出量原単位 99 tCO2/千kl 98 tCO2/千kl
計画2年度目の排出量原単位 99 tCO2/千kl 99 tCO2/千kl
計画3年度目の排出量原単位 96 tCO2/千kl 96 tCO2/千kl
目標とした最終年度の排出量原単位 99 tCO2/千kl 99 tCO2/千kl
削減率 5.88 % 5.88 %
原単位の指標の種類 年間ビール類生産数量

排出の状況に関する説明

○目標達成状況
・CO2排出量は、目標削減率3%に対して7.60%削減し、目標を達成した。
・排出量原単位は、目標削減率3%に対して5.88%削減し、目標を達成した。
○要因
・日頃の設備稼働率の向上、省エネ活動を実施したことに加えて、年間ビール製造量が基準年度に対して8.3%減少したため、エネルギー使用量が基準年度比7.3%減となり、その結果、CO2排出量が減少した。
○取り組み状況
・コンプレッサーを2台(高効率型とインバーター制御型へ)更新するとともに、台数制御を導入した。
・パッケージ洗浄エリアの照明39台や、工場内の照明負荷の多い箇所の照明をLED化した。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標を達成するための措置の内容

工場等における措置

計画実施の結果
○推進体制の整備(3101)
 各部(協力会社含む)の年次計画にユーティリティの目標原単位を落とし込み活動する。
○主要設備の保全管理(3103)
 効率の高い機器を優先的に運転し、効率の低い機器の保全・改善を行う。
○エネルギー使用量の管理(3104)
 週毎、月毎の使用量を把握し、データの各部へのフィードバックを行い、省エネ活動を推進する。

○冷凍機(3305)
 冷却塔の清掃・薬剤の見直しなど、適切な時期に実施し、効率の悪化を防ぐ。

○空気調和設備(3306)
 エアフィルタなどの清掃を適切な時期に実施し、効率の悪化を防ぐ。 
○蒸気ドレンの排熱回収の管理(3402)
 蒸気ドレン回収の安定化を図る。

○コジェネレーション設備(3502)
 排熱利用先の効率を管理し、効率向上の改善を行う。

○配管の管理(3601)
 スチームトラップからの漏洩がないように管理する。
 スチームトラップの弁体制御タイプからオリフィスタイプへの更新を引き続き、検討する。
○換気設備(3801) 換気設備の適正な運転を行う。


○コンプレッサ(3805)
 インバータ制御コンプレッサの導入による運転の最適化、及び台数制御による運転の最適化を行う。
○照明設備(3809)
 場内各所の照明負荷の多い箇所へ高効率照明設備(LED等)を導入する。
○推進体制の整備(3101)
 各年目標原単位を掲げ、活動している。

○主要設備の保全管理(3103)
 効率の高い機器を優先的に運転し、効率の低い機器の保全・改善計画を進めた。
○エネルギー使用量の管理(3105)
 エネルギー使用量の把握をし、そのデータをもとに省エネ委員会を通じて、各部へ情報共有化を行いつつ、新規省エネ案件の推進に努めている。
○冷凍機(3305)
 冷却塔及び熱交換器の清掃を適切な時期に実施し、効率の悪化を防ぐとともに、冷凍機の発停を管理することで、COPの向上へ努めている。
○空気調和設備(3306)
 エアフィルタなどの清掃を適切な時期に実施するよう関係者へ促し、効率の悪化を防いでいる。 
○蒸気ドレンの排熱回収の管理(3402)
 蒸気ドレン回収ラインのUV計などの計器の定期点検を行い、回収の安定化を図っている。
○コジェネレーション設備(3502)
 製造量減に伴い、効率が低下しているため、改善方法を検討している。
○配管の管理(3601)
 スチームトラップからの漏洩がないように管理している。


○換気設備(3801) 
空調の利いた室内の冷気を無駄に排出しないようなシステムを一部構築した。
○コンプレッサ(3805)
 高効率のインバータ制御コンプレッサの導入を実施し、かつ台数制御による運転の最適化を行った。
○照明設備(3809)
 計画書に記載したエリアの一部のLED照明化を実施した。

再生可能エネルギー等の導入その他の具体的な措置

計画実施の結果

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地域の地球温暖化対策の推進への貢献

計画実施の結果
○水源地保全活動の実施
 例年通り、年1回程度、一般の方々と共に市内の山林で植樹活動を行う。
○工場での生物鑑賞会の開催
 例年通り、年間複数回にわたって、ホタルの放流会や鑑賞会、ビオトープでの生物鑑賞会、とんぼ勉強会など、様々な生物鑑賞会を行う。
○水源地保全活動の実施
 例年通り、年1回程度、一般の方々と南足柄市の山林にて植樹活動を実施した。
○工場での生物鑑賞会の開催
 例年通り、年間6回にわたって、ホタルの放流会や鑑賞会、ビオトープでの生物鑑賞会、とんぼ勉強会など、様々な生物鑑賞会を実施した。

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温室効果ガスの排出の抑制に寄与する製品の開発その他の温室効果ガスの排出の抑制に関する取組

計画実施の結果
○缶資材の軽量化
 引き続き、缶資材を軽量化する取り組みを行う。
○軽量6缶パックの採用
 2018年(平成30年度)より、現行の6缶パックでは、パックの四隅上下、計8か所で缶を板紙によって押さえて固定する仕様となっているが、今回新たに採用した仕様では、6缶全ての缶底部を1本1本保持できる板紙の形状とした。
 これによって、従来以上の缶の安定性を確保できるようになり、6缶パック板紙の面積を縮小することが可能となった。当社従来品比で、約10%(約4g)の紙使用量の削減となる見込み。

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エネルギー管理指定工場等の一覧

指定の区分工場等の名称所在地産業分類事業内容
第1種 神奈川工場 神奈川県南足柄市怒田1223 1022 ビール類製造業

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