海老名事業所においては、新棟(5階建て)が平成29年1月に竣工し稼働した事により、人員も増員となり、基準年度に比べエネルギー使用量は増加となった。また今後の動向として、更に実験施設が増設され人員およびエネルギー使用量も増加する予定であるため、年度を重ねるごとに二酸化炭素排出量が必然的に増加傾向にある。しかしながら、A棟3Fの個別空調を工事する事により効率良い空調運転が出来るようになり、年間約300tのCO2を削減する事が出来た。
厚木事業所においては、以下の施策を行った。
○一般管理事項の全体的な見直し:今年度は@推進体制の再整備を行い、より組織的な活動が可能となるように体制を見直した。A各部門で保有している設備を見直し、事業所全体の設備・機器台帳を再整備した。Bエネルギーフロー、系統図の見直しC管理標準の見直しを継続中
○大型修繕及び投資項目:@エレベーター全面更新による省エネ(油圧式→ロープ式:2基)A空調用冷却水の処理方法変更による熱効率改善による省エネB所内照明のLED化
○投資のない改善項目:@クリーンルーム空調用冷水の供給ルートの見直し・改善による省エネA各省エネ活動の継続実施によるCO2削減(不要照明のOFF、LED照明への入れ替え、間引き、人感センサーの活用、夏季手洗い給湯停止、トイレ便座ウォーマーの停止、看板照明の消灯等)
この結果CO2排出量は7.2%増加、原単位は0.3%減少した。
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