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個性を際立たせたプロフィールで「感性」が合致!内薗夫婦のストーリー オブ ライフ

内薗ご夫妻は、2021年10月にマッチングアプリで知り合い、交際開始から2か月で入籍。そのスピード婚が叶ったのは、お互いのプロフィールを見たときに「感性が合う」ことを確信していたから。数多の会員の中から、お二人が惹かれ合ったその理由は? ご結婚から約1年。ほどよい距離感を保ちながら新婚生活を送る内薗ご夫妻にお話をうかがいました。


出会いのきっかけの1つとして選んだマッチングアプリ

内薗夫妻

恋カナ:お二人が、婚活に際してマッチングアプリを選んだ理由を教えてください。

内薗(妻):30歳の手前から結婚したいなと思い始めました。それから友人に紹介してもらったり、合コンに参加したり、結婚相談所に登録したり、ありとあらゆる手段を使ってきました。でもなかなか結婚に至らず、出会いのきっかけの1つとしてマッチングアプリに登録しました。

内薗(夫):僕は、2回目の結婚なんですが、離婚して1年経った頃に、そろそろパートナーが欲しいなと思うようになりました。いい方が見つかったらいいな、試しにやってみようかなという気軽な感じでアプリを使っていました。

恋カナ:マッチングアプリを実際に使ってみてどんな感想をお持ちですか?

内薗(妻):本気度合いが人によってバラつきがあって、玉石混交という感じです。マッチングアプリに登録している人数は、すごく多いので、相手を選びたい放題なイメージがありますが、やみくもにいろんな人とメッセージをやり取りしたところで、うまくいくというわけでもありません。また、「うまくいかなかった」という回数を重ねると、だんだん精神的にきつくなってきて、モチベーションがキープできなくなるんです。なので自分が「譲れない条件」を絞ったり、効率良くやっていくのがうまくいくコツだと思うようになりました。

「譲れない条件」が相手を見極めるポイントに

恋カナ:奥様の結婚相手に対する「譲れない条件」を教えていただけますか?

内薗(妻):私は、まず100個くらい条件を書き出しました。そこから25個くらいまで絞った中で、「向上心がある人」は譲れないということになりました。外見的には「笑顔が素敵な人」。他にも性格と容姿に関する項目もリストアップしていました。

恋カナ:奥様が「向上心」にこだわる理由は、なんでしょう?

内薗(妻):「向上心」は、私が生きる上でとても大切にしていることです。結婚相手も「今よりもよくなりたい、成長したい」という気持ちがない人だと合わないと感じているので、相手に求める条件としても譲れない点でした。多くの女性は、「優しい人がいい」というような曖昧な条件を挙げることが多いように感じますが、実際はそれ以外に譲れない条件があるような気がしています(笑)。彼は、休みの日も仕事に必要な勉強や、資格の勉強をしていていると知って、向上心のある人だなと判断しました。あと、向上心だけではなく、写真を見たときから、「笑顔がすごくいいな」と思っていました。

内薗(夫):僕は逆で、「これが合わないとだめ」ということはなく、今後の人生を一緒にやっていけると思える人がいいなと思っていました。

マッチングアプリ

恋カナ:お互いのプロフィールの書き方にも特徴があったそうですね?

内薗(妻):彼のプロフィールは、項目ごとに箇条書きされて、分かりやすかったんです。「仕事はこうです」「趣味はこうです」「自分の大事にしていることは」みたいに、端的にすごくわかりやすく書かれていて、頭がいい方なんだろうなと思いました。自分のことを人に伝えるにあたり、相手の立場に立って、伝えようとしているとも感じました。

内薗(夫):それがまさに僕の意図したことでした。就活のエントリーシートみたいに、簡潔かつ事務的に書いたんです。他のプロフィールとの差別化を図ったというか。婚活の虎の巻に照らし合わせたら、絶対にNGな書き方でしょうね(笑)。でも、僕の伝え方に同調してくれる人と話したいと思っていたので、彼女に自分の思いが響いて良かったです。結婚する相手だから、お互いにプロフィールを飾っても仕方ないですしね。

恋カナ:では、奥様のプロフィールは、どんな特徴がありましたか?

内薗(妻):私も同じく、女性のプロフィールとしては、かなりコンパクトなもので、可愛らしさは1ミリもなかったと思います(笑)。仕事や趣味について、また自分の人となりに加えて、相手に求める性格を短文で箇条書きにしました。私のプロフィールに違和感を覚える方は、私とは多分合わないので、むしろ来なくていいって思っていました(笑)。自分のキャラが強烈に出るようにしておいた方が、そこでふるいにかけられるというか、お互いに時間が無駄にならないと思います。

恋カナ:まさにお互いが求めた方と出会ったわけですね! 「いいな」と思ってから最初に会うまではどんな風に話が進んだのでしょう。

内薗(夫):掲載されているプロフィールを見た中で、自分がピンと来た人に、「いいねボタン」を押します。相手も、私のことを「いいね」と押してくれたらマッチング成立になります。マッチングして初めてアプリ上でメールをやり取りできるようになるという仕組みです。

内薗(妻):2021年10月初旬にマッチングして1週間後くらいに、リアルで会いました。とりとめもなくメッセージをやり取りしても、時間の無駄だと思ったので、私から誘いました。私から「会いませんか?」って連絡したら「ああ、じゃあ」みたいな感じで。後から聞いたら、リアルで会うのは、「ちょっと早くないかな」って思っていたらしいです(笑)。

恋カナ:プロフィールもそうですが、「効率」を重視されているということでしょうか。

内薗(妻):過去にアプリ上で知り合って、メッセージを何か月もやり取りしていたのに、結果的に会えなかったことがあったので、時間を無駄にしたくないと思ったからです。マッチしたなら、会った方が早いなと。

恋カナ:初めてリアルでお会いになったときのお互いの印象を教えてください。

内薗(妻):東京・丸ノ内の丸ビル内にあるアフタヌーンティー・ティールームでお茶をしました。私は、待ち合わせ場所に5分くらい早めに行ったんですが、彼は、すでにその場所で待っていてくれたんです。これまで、初めてお会いするというのに遅刻してくる方が結構いたので、約束の時間前に来て、待っていてくれた彼のポイントがかなり高くなりました。

内薗(夫):約束した時間に間に合うように行くのは、普通のことですよね。確か初めて会った日は、15分くらい前に着いていて、お店の場所を確認したのを覚えています。でもずっと待っているのも変だと思って5分くらい前まで近くを散歩して、待ち合わせ場所で待つようにしました。

内薗(妻)あと、写真と変わらず笑顔が素敵だったので、ポイントがさらにポンポンと加点されました。

内薗(夫):僕は、話をしてみて嫌じゃなかったから、もう1回会いたいなって思いました。

恋カナ:「嫌じゃない」というのは、どういうことですか?

内薗(夫):僕は、自分がすることにいちいち細かく口を挟まれるのが嫌なんですね。妻は初めて会ったときから、「自分がこういうことをされると嫌だな」という部分に踏み込んでこない適度な距離感をきちんと保ってくれる人だった。1回目の結婚でいろいろ思うこともあったので、初めて会ったときに、これから一緒にやっていけそうかなというお互いの空気感、雰囲気を感じることができました。

「けじめ」をつけてくれた彼への信頼

デート中の内薗夫妻

恋カナ:お互いにいい印象を持って「また会いたい」と思われたということですね。交際開始が11月とのこと。何をもって「交際開始」になったのでしょうか?

内薗(妻):最初のデートは、2時間くらいお茶をしただけだったんですが、その1か月後くらいに、「付き合ってください」という話がありました。11月の頭に箱根に日帰り旅行に出かけた頃には、すでに「付き合おうか」っていう話にはなってはいたんですが、帰りの電車の中で、「後日あらためて言いたいから」と。次に会ってランチをしたときに「正式に付き合いましょう」と言われました。そんな風にきちんと「付き合う」という話をした上で、話を進めてくれた点でもすごく信頼できる人だなと思いました。

内薗(夫):マッチングアプリは、複数の方と同時に付き合いを進めることができるシステムだったので、「付き合う」ということに関して、きちんと区切りをつけたいと思っていたんです。

恋カナ:その後、何度かデートを重ねるわけですが、会う回数を重ねる中で、最初のイメージと「ちょっと違うな」「意外だな」と思うことはありましたか?

内薗(妻):彼がすごく甘いものが好きだったことです(笑)。あと、初対面のときに、彼が注文したデザートについてきたサクランボがなかなかスプーンですくえなかったんです。でも会話の間になんとかして食べようと悪戦苦闘する姿を見て「可愛いな」と思って。意外な一面でした(笑)。

内薗(夫):全て想定の範囲内のことだったので、「意外」というのはないですね。これなら一緒にやっていけると。大きなブレはなければOK。悟りを開いている感じです(笑)。

恋カナ:何が決め手となって結婚に踏み切られたのでしょう?

内薗(妻):付き合い始めて1カ月くらいして、結婚の話になりました。決め手というか、結婚に踏み切ったのは、結婚することに対して「懸念がなかった」ことです。まだ付き合って一カ月くらいでしたが、気になる点や不安に思う点がなかったので、彼さえよければこのまま話を進めていいかなと私は思っていました。

内薗(夫):全く一緒ですね。お互いに42歳という年齢を考えると、これからさらに一カ月かけて交際しても結論は変わらないだろうなと思ったので、じゃあ進もうと。

恋カナ:プロポーズは、どんなシチュエーションでしたか?

内薗(妻):新宿の伊勢丹に婚約指輪と結婚指輪の下見に一緒に出かけた日のことです。伊勢丹の中にある鰻屋さんで食事をしたときに、花束を渡しながら「結婚しましょう」と。でも私は、指輪の下見だと思っていたので、「よろしくお願いします」と返事をしたと思いますが、心の準備ができていなかったので、あんまり覚えていないんです。

恋カナ:挙式の前に入籍をされたそうですが、理由があったのでしょうか。

内薗(妻):2022年1月11日が一粒万倍日、天赦日、天恩日と縁起のいい日が重なる大開運日だったことです。覚えやすいのもあって第一候補にしました。もし彼のご両親が懸念を示すようであれば、その日にこだわらず変更するつもりでいました。でも希望通り、1月11日に入籍することができ、その後、結婚式場を探しました。

恋カナ:6月5日に挙式されました。結婚式の日は、どうやって決めたのですか?

内薗(妻):私が永田町にある「赤坂プリンスクラシックハウス」で挙式をしたかったので、この会場で空いている日に決めました。昭和初期に建てられた東京都指定有形文化財になっているとても素敵な建物なんです。空いていた6月5日が大安、そして週末だったので、家族も出席してもらえるということで、この日に決めました。

恋カナ:なぜ「赤坂プリンスクラシックハウス」での挙式を希望されたのですか?

内薗(妻):私は、「自分の満足がいく写真を残したい」という希望があって、ここなら望み通りの写真を残せると思ったのが最大の理由です。ここで挙式したカップルをプロのカメラマンさんが撮影した写真がインスタグラムに投稿されているんですが、それがとても素敵で。このカメラマンさんにここで撮ってもらうと決めていました。

交通利便性の高い横浜で新婚生活

恋カナ:結婚後は、それまで都内に住んでいらした奥様が横浜に引っ越されました。お仕事に支障はなかったのでしょうか?

内薗(妻):コロナになってから完全に在宅勤務になったため、ほとんど通勤する必要がないんです。Withコロナになっても、ミーティングはZoomで行うなど、出社する必要は今後もないので、都内から横浜に引っ越しすることに抵抗はなかったし、仕事に支障もありませんでした。

恋カナ:お二人ともフルタイムでお仕事をされていますが、家事分担などはどうされていますか?

内薗(妻):お互いに気づいたら家事をするので、違和感なく生活がスタートしました。でも家事の分担が自然にされたことには少し驚きました。家事分担の役割を決める必要があるなと思っていたんですが、想像以上に彼が率先してやってくれて。これは嬉しい誤算でした。

内薗(夫):家事は、これまで全くやってこなかったので、できることはやります。でも、「分担」にしてしまうと、できないときに「やってない」と言われるでしょう? そうするとやる気がなくなってしまうんです(笑)。やれるほうがやればいいんだと思っています。

恋カナ:「結婚したんだな」って、どういうときに実感しますか?

内薗(妻):朝、目が覚めたときに彼が隣にいると結婚したんだなって思いますし、リビングでうたた寝している姿を見ると、「そうだ、そうだ。旦那様がいたんだ、家に」って思い出します。ささやかな幸せを感じる瞬間です。とはいえ、彼は出張に出ることが多いので、新婚なのに1人暮らしをしているみたいな感じです。あ、でも「寂しくて泣いちゃう」みたいなのはないですよ(笑)。

恋カナ:新しい住まいは、東神奈川とのこと。住む地域を決める際のポイントを教えてください。

内薗(夫):妻は在宅勤務で、僕が横浜市内の会社に出社する回数の方が多いので、横浜市内がいいということになりました。また、子どもが生まれたら、僕の親が来やすくてサポートが受けやすいエリアをと考え、実家から車で30分くらいのところに決めました。

また、僕が出張の多い仕事なので、新幹線と飛行機に乗るときのアクセスがいいのも大きなポイントでした。妻をいろんなところに連れていってあげられますしね。いろいろトータル的に考えて、選択肢として東戸塚と東神奈川が残りましたが、最終的に東神奈川に決めました。

恋カナ:生活環境についてはいかがでしょう?

内薗(妻):スーパーやドラッグストアまで徒歩10分くらいかかるので、買い物に関しては、少し不便を感じています。

内薗(夫):僕は、神奈川で生まれ育ったこともあって「ベイブリッジが自宅から見えて最高だな!」って思っています。残念ながらみなとみらいの花火は、音は聞こえるんだけどタワーマンションに隠れてしまって見えないので、チケットを買って見に行きました(笑)。

少し歩けば夜景のきれいな場所もあるし、駅やスーパーも徒歩で行ける。横浜駅が近いので、非常に生活がしやすいと思います。幹線道路が間近を通っているので、音が気になる方はいるかもしれませんが、便利さと引き換えというか、何を優先するかということになりますね。

恋カナ:お二人の喧嘩のたねは、どんなことでしょう?

内薗(夫):例えば、妻が髪型を変えたなら、見たらわかりますよね。だからわざわざ「変えたの」なんて言う必要はないと僕は思っているんです。でも妻に、「変化に気付いているんだったら、ちゃんと言って欲しい」と時々怒られます(笑)。

内薗(妻):私は、言わないっていうことは気付いていないと同じだと思ってしまうので、気付いているんだったら伝えてもらいたい。変化に気付かないと興味がないのかなって思うから。

内薗(夫):って、こんな風に、僕が気付いているのに言わないことが、うちの喧嘩のパターンだね(笑)。気を付けます。

恋カナ:最後に相手に望むことを教えてください。

内薗(夫):健康で長生きして欲しいです。

内薗(妻):同じです。仕事が忙しすぎるから、健康が心配ですね。あ、あと気づいたことはお伝えいただければ(笑)。それといつも素敵な笑顔を見せていて欲しい。

(了)

家族3人

取材中に印象に残ったのは、ご主人が何度か口にされた「飾り立てる言葉はいらない」という言葉。夫婦関係においてとても深遠なご主人の思いを感じつつも、「(髪を切ったことなど)気付いているなら言って欲しい」という奥様の女心もよくわかります。これから、きっと共に時間を過ごす中で、ちょうどいいご夫婦の「伝えあい方」が見つかっていくのでしょう。内薗ご夫妻、どうぞ末永くお幸せに。