2020.1.21

子どもの食卓株式会社
代表取締役

権寛子さん

https://kodomonoshokutaku.com/
権寛子さんの写真

「幼児向け冷凍食品」で全国の食卓に笑顔届ける

旬の食材を使った安心・安全な幼児食弁当を提供する会社として2018年にサービスをスタートした子どもの食卓株式会社。起業した権さんは、自身も母親として仕事と子育てに奔走してきた。「仕事をしている母親は本当に時間に追われている。限られた時間の中で、子どものためにできるだけよいものを食べさせたい。安心安全な素材で作られた美味しい食事が手軽に取り入れられたら、という自身の思いや経験がビジネスのきっかけになった」と権さんは話す。

世の中には多くの総菜、弁当があふれているが、子どもをターゲットにしたもの、特に「幼児向け」という視点は希少だ。「自分の子どもにも食べさせたいと思えるもの」、権さんはここに的を絞り、商品開発に取り組んだ。安心安全な食材選びはもちろん、美味しさにもこだわった。離乳食を終えた子どもたちが次に出会う幼児食は、味覚形成という意味でも重要な役割を担うからだ。「幼児期に優しい味付けや繊細な味覚を経験することは、その後の人生に多くの良い影響を与えるという調査結果もある。食の大切さを育んでいってほしい」。

お弁当1

高品質の弁当を供給できる環境を整えようと、全国の工場に足を運ぶ地道な努力が実り、協力者にも恵まれた。材料や献立にもこだわった優しい味付けの幼児食弁当はたちまち話題となり、多くのメディアで取り上げられるようになった。販売告知をすると、1日で即完売。ありそうでなかった「幼児向け弁当」は多方面から注目を集め、「弁当を活用したおかげで子どもとの時間が増えた」「これなら子どもに食べさせることができるという安心感をもらっている」という利用者からの声が寄せられた。

新たなビジネス 冷凍食の展開

弁当では届けられる範囲が限られるため、「全国に届けられる」「いつでも食べられるもの」を提供しようと、創業の翌年、権さんは「幼児食の冷凍食展開」を目指しクラウドファンディングに挑戦。思いが実り、2019年11月から幼児向け冷凍食品の提供をスタートさせた。メニューは砂糖や塩、油をできる限り使わずに、「金時豆の甘煮」や「豆鯵の南蛮漬け」といった和食や子どもが大好きな「コロッケ」など栄養豊かなもので、今後は常時20種類を提供できる様、開発に勤しんでいる。幼児食として始めたが、最近では小学生にも食べさせたいという問い合わせが絶えないという。

保育所で利用できるような、子育てを支える仕事に携わる人に向けた業務用幼児食総菜の製造や、塾通いの子どもたちのための夜食販売、宅配事業なども新たなビジネスの展開として模索中だ。

お弁当2
お弁当3

「パパに食育を知ってもらうには?」というテーマについて話し合いました!