2020.1.21

株式会社FUJI
ロボットソリューション事業本部

細井亘さん

https://www.fuji.co.jp/
細井亘さんの写真

スマートロッカーで「買物の負担」を軽減

愛知県に本社を構える株式会社FUJIは、新規事業の一環として、2016年から宅配ロッカーシステム「Quist(クイスト)」を展開している。会社に設置したスマートロッカーで、ネットスーパーの商品や宅配物などが受け取れるこのシステムは、元々、同社の福利厚生の一環としてスタートした。

quist
concept

利用者があらかじめネットでスーパーの商品を注文しておくと、午後4時までに会社のロッカーに届けられる。仕事を終えた社員がそれを受け取り帰宅すれば、煩わしい買物から解放されるという仕組みだ。時短の社員が利用できるよう、「午後4時」までに商品が届くサイクルを整備した。自社で導入したところ、働く子育て中の女性社員はもちろん、男性社員の利用も増えた。

「荷物を取って帰る」という家事参加も

妻が注文した食材を夫がピックアップして帰宅する、といった活用も広まり、男性の家事参加にも一役買っているという。実際に利用する人からは、「会社帰りに子どもを連れてスーパーに寄らなくていいのはとても便利」といった声や、「週末のまとめ買いから解放された」と喜びの声が寄せられている。

導入効果

このシステムの開発は、同社の細井亘さんが妻から「生クリームを買ってきてほしい」と頼まれた日常のささいな経験がきっかけとなった。「コンビニに行っても取扱いがなかった。かといって、休日に大型スーパーに買いに行くのは駐車場の問題などもあり大変」。毎日の買物という行為は、時間に追われる子育て世代にとっては、大変なことだと改めて気づかされたという。そうしたちょっとした負担を、ITソリューションなどで解決できないか、と考え始めたのが転機となった。

現在、スマートロッカーは様々な会社に導入が始まり、多種多様な活用が進んでいる。企業の福利厚生としてだけでなく、再配達荷物の受取拠点やネット通販商品の店舗受取サービスなど様々な分野での事業展開が可能になった。設置場所も、企業だけでなく、官公庁や病院、駅など幅広い。特に物流分野での貢献は顕著で、スマートロッカーを活用した「物流のホワイト化」については大きな期待が寄せられている。

こうした状況を受け、「ゆくゆくは無人で商品をロッカーに配達できる仕組みを整えたい」と話す細井さん。 「マルチキャリア」「マルチユース」「ゼロオペ」を目指し、技術開発に取り組んでいる。

スマートロッカーの仕組みを仲介することで家事育児を快適にするアイデアについて話し合いました!