北朝鮮のミサイル発射等に対し断固とした措置の実施を求める要請
掲載日:2012年12月12日
北朝鮮のミサイル発射等に対し断固とした措置の実施を求める要請
本日北朝鮮は、本年4月に続き、関係諸国が厳しく中止を求めていた人工衛星の打上げと称するミサイルの発射を強行した。
北朝鮮はこれまで、国連安保理決議を無視するかのように、ミサイル発射と地下核実験を繰り返しており、今回もまた、2009年6月の国連安保理決議等に違反する暴挙である。このことは、我が国国民に大きな不安を与えるものであると同時に、国際社会への重大な挑発的行為であり、極めて遺憾である。
さらに、北朝鮮は我が国の国民を拉致するという、極めて卑劣な犯罪行為の実行を認めたにもかかわらず、その後の解決に向けた対応は誠意を欠き、長期にわたり全く進展していない。
このような北東アジア地域の平和と安定を損なう北朝鮮の行為に対し、政府として厳しく対応する姿勢を内外に示すとともに、実効ある対応を早急に実施する必要がある。
よって政府は、国民の安全を脅かすこうした暴挙が二度と繰り返されることがないよう、国際社会の結束を求め、国連の対応を中心に、北朝鮮に対し、厳しい措置を断固実施するとともに、北朝鮮による核兵器やミサイル開発の終結、北朝鮮からの拉致被害者の早期救出の実現に向け、最大限の努力を尽くされるよう要請する。
平成24年12月12日
内閣総理大臣 野田 佳彦
外務大臣 玄葉 光一郎 殿
拉致問題担当大臣 藤村 修
神奈川県議会議長 竹内 英明