神奈川県議会 代表質問・一般質問(「議会かながわNo.165」より 令和2年1月31日発行)

掲載日:2020年2月6日

代表質問・一般質問(「議会かながわNo.165」より 令和2年1月31日(金曜日)発行)

 ページの都合上、質問・答弁の一部を掲載しています。詳しくは、神奈川県議会会議録をご覧ください。
 会派名・選挙区は、質問時点のものです。

11月28日(木曜)代表質問11月29日(金曜)代表質問12月2日(月曜)代表質問

12月4日(水曜)一般質問12月5日(木曜)一般質問

 

11月28日(木曜)代表質問

 

加藤 元弥
(かとう もとや)

自民党 横浜市西区

加藤議員

第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定

問 少子高齢化が進行しており、人口減少に歯止めをかけるには、働き方の抜本的な発想転換が必要である。時代の流れも踏まえ、どう2期戦略をまとめていくのか、知事に見解を伺う。

答 テレワーク※1やサテライトオフィス※2の導入促進や所定外労働時間短縮数値目標を設定し、働き方改革を一層推進する。また、疾病リスクを見える化する「未病指標」の活用等を進め、新しい時代を見据えた戦略を策定する。

河川の減災対策

問 台風19号により、相模川の護岸破損や、城山ダムの緊急放流があったが、県民の安全確保のため、今後どう減災対策に取り組むのか、知事に伺う。

答 河川改修や遊水地等の整備に積極的に取り組むとともに、堤防等の弱点箇所の整備を緊急的に進め、堆積土砂や樹木の撤去にも重点的に取り組む。また、流域の市町と、有効で機敏な情報共有の仕組みを構築していく。

今後のインバウンド※3戦略

問 令和2年の東京五輪に向け、ラグビーワールドカップでの経験をどう活かし、外国人観光客の誘致につなげていくのか、知事に伺う。

答 外部有識者等から意見を伺い、外国人観光客数にあまり変化のなかった地域の課題の洗い出しや検証を進め、1000通りの周遊ツアーを活用したPRを強力に進める。また、富裕層向けの要素を組み込んだツアーを、海外に積極的に売り込む。さらに、各市町村に、魅力ある地域のベスト3コンテンツを推薦してもらい、旅行会社等との商談会や観光展等に活用し、プロモーション※4を展開していく。

このほか太陽光発電の導入促進、SDGs※5最先進県の実現、外国人労働者受け入れ、今後のスポーツ振興、看護職員の確保などについて質問しました。

※1 テレワーク
ICTを利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方のこと。
※2 サテライトオフィス
企業または団体の本拠から離れた所に設置されたオフィスのこと。本拠を中心としてみたときに衛星(サテライト)のように存在するオフィスとの意から命名された。
※3 インバウンド
外国人旅行者を自国に誘致すること。
※4 プロモーション
促進・奨励のための宣伝のこと。
※5 SDGs
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。国連サミットで採択された包括的な17の目標のこと。

 

松本 清
(まつもと きよし)

立憲民主党・民権クラブ 横浜市泉区

松本議員

交番等の統合を進める中での県警察の初動対応

問 交番等整備基本計画により交番等の統合が進められ、地域住民は不安を抱いている中、パトカー等の機動力強化と迅速な初動対応が重要と考えるが、取り組みの方針を警察本部長に伺う。

答 統合対象の交番等にパトカー等を配置し、機動力を強化するとともに、重点的な警ら活動による治安水準の維持を図る。また、県警ヘリや白バイ、捜査用車両等の位置情報を把握できるよう、通信指令システムの一層の高度化を検討し、初動対応能力の向上に努める。

花粉発生源対策

問 花粉発生源対策の効果が一日も早く現れるよう、今後どう取り組んでいくのか、知事に伺う。

答 国が進める、スギの雄花を枯らす性質を持つ菌類を薬剤として活用する研究開発に協力し、2019年、県内のスギ林から菌類に感染した雄花を発見した。今後は、国と連携・協力して薬剤の実用化を目指し、成果を全国に波及させる。

小学校でのいじめ等防止

問 公立小学校、特に中学年で、いじめや暴力行為が増加している状況を踏まえ、その防止に向けてどう取り組んでいくのか、教育長に伺う。

答 毎年度、小学校に退職教員を派遣して児童同士の人間関係づくり等を支援し、その成果を「学級担任の指導ポイント」としてまとめ、教員研修で活用し、指導力向上を図っている。来年度からは、小学校中学年に焦点をあて、この時期に必要な指導の在り方や方法及び総合的な学習の時間等で行う人権や福祉等に関する効果的な指導事例を新たに指導ポイントに盛り込み、全小学校に普及していく。

このほか土砂災害対策、城山ダムの緊急放流を踏まえた平時からの情報共有等の周知徹底、私立高校に通う生徒の学費補助などについて質問しました。

 

11月29日(金曜)代表質問

亀井 たかつぐ
(かめい たかつぐ)

公明党 横須賀市

亀井議員

県営住宅の入居者資格要件

問 住宅困窮者のセーフティネットにもなっている県営住宅は空室が急増している。入居者資格要件の緩和が必要と考えるが、知事の所見を伺う。

答 これまで対象としていなかった住宅困窮者のニーズにも対応するため、現在、60歳以上に限定している単身者の年齢要件を廃止し、また、県内6か月以上という居住要件も廃止に向け取り組んでいく。

ギャンブル等依存症対策

問 依存症対策の充実強化に向け、どう取り組んでいくのか、知事に伺う。

答 令和2年に県の関係部署による内部の協議の場を設置するとともに、医療や教育関係者、事業者、外部有識者等による協議会を立ち上げて、調査・検討を行う。来年度中には「ギャンブル等依存症対策推進計画」を策定し、関係者が連携して取り組む。

このほか災害廃棄物への対応、救急電話相談「#7119」、SNS※6を活用したいじめ相談、県立特別支援学校での食育などについて質問しました。

※6 SNS
登録された利用者同士が交流できる、インターネット上の会員制サービスのこと。

 

くさか 景子
(くさか けいこ)

かながわ県民・民主フォーラム 茅ヶ崎市

くさか議員

マイクロプラスチック※7対策

問 環境科学センターは、相模湾漂着マイクロプラスチックに関する調査の中間報告を公表したが、現在の状況と今後の取り組みについて、知事に伺う。

答 発生源特定のため、流域の河川だけでなく工業地帯や市街地調査を進めている。今後、事業者にプラ原料流出防止を促し、更に他県と連携し、実態解明を国に働きかけ、対策を進める。

避難所の生活環境の確保

問 避難所の生活環境の向上のため、県は市町村の避難所運営を支援すべきと考えるが、知事の所見を伺う。

答 避難所マニュアル策定指針の充実や研修の実施、段ボールベッド等の提供に関する協定を事業者と締結している。今後は、避難の長期化にも対応できるよう、紙筒でプライベート空間を確保する技術のある事業者とも協定を締結し、市町村の避難所運営を支援していく。

このほかひとり親世帯向けシェアハウス※8の登録基準、流域下水道における地球温暖化対策、サイバー犯罪※9の現状と対策などについて質問しました。

※7 マイクロプラスチック
微小プラスチックのかけらのことで、主に海洋ごみとなったプラスチック製品が波や紫外線で細かく分解されたものを指す。表面に有害物質が吸着しやすく、海の生物がえさと間違えて食べてしまうことから、生態系への影響などが危惧されている。
※8 シェアハウス
ひとつの家を複数の人や世帯が共有して生活すること、またはそのような家のこと。
※9 サイバー犯罪
インターネットを利用した犯罪など、情報技術を利用する犯罪の総称のこと。

 

楠 梨恵子
(くすのき りえこ)

県政会 横浜市栄区

楠議員

ギャンブル等依存症対策

問 ギャンブル等依存症の予防や相談・治療体制の充実に向け、どう取り組むのか、知事に伺う。

答 行政や関係機関等で構成する協議会を設立し、支援が確実に届くよう連携を強化する。また、高校生向け教材への記載や、事業者と連携してより効果的に、正しい知識の普及啓発を行う。これらを、今後策定予定の「ギャンブル等依存症対策推進計画」に盛り込み、依存症対策の充実強化を図る。

精神障がい者の職場定着

問 精神障がい者の職場定着に向け、今後、どう取り組むのか、知事に伺う。

答 職場定着セミナー、現場見学会及び職場定着支援ツールの研修会の内容を充実し、企業が各人に合わせた配慮ができるよう、支援を強化する。

このほか想定最大規模に対応した洪水ハザードマップ作成促進、ナイトタイムエコノミー※10の活性化、子どもの読書活動推進などについて質問しました。

※10 ナイトタイムエコノミー
文化施設の開館時間延長、鉄道の営業時間延長など、誰もが昼と夜に同じ行動がとれる環境を目指す取り組みのこと。

12月2日(月曜)代表質問

大山 奈々子
(おおやま ななこ)

共産党 横浜市港北区

大山議員

公立学校教員に変形労働時間制を導入しないこと

問 年中繁忙期の公立学校教員に、恒常的時間外勤務のないことが前提の変形労働時間制を、本県は導入すべきではなく、国に制度を導入しないよう要求すべきと考えるが、教育長の見解を伺う。

答 今後、学校現場や市町村教育委員会等の意見も踏まえ、1年単位の変形労働時間制を検討していく。

建築物の浸水対策に係る条例制定

問 浸水想定地域の今後の建築物は、想定水位を考慮して電気設備を設置する等浸水対策を講じる条例の制定が必要と考えるが、知事の見解を伺う。

答 条例の制定ではなく、国が作成するガイドラインにより、浸水対策の重要性を建築主、市町村、関係団体等に情報提供し、意識啓発を図っていく。

このほか表現の自由の保障、知事の歴史認識、介護現場の利用者等からのハラスメント対策、災害対応力強化、河川整備促進などについて質問しました。

 

渡辺 紀之
(わたなべ のりゆき)

自民党 伊勢原市

渡辺議員

新たな観光の核づくり

問 新たな観光の核づくり地域※11における、今後の取り組みの方向性と県の支援の在り方について、知事の見解を伺う。

答 新たな観光の核づくり促進交付金は今年度で時限を迎える。これまでの成果を次につなげていけるよう、対象3地域の将来の自走化を促すため、地元負担を求めつつ、交付金に代わる効果的な県の支援策を、地域の声も聞きながら、来年度予算編成に向け検討する。

CSF(豚コレラ)対策

問 県内の養豚業をCSF(豚コレラ)から守るため、「CSF感染防止緊急対策」の実施状況を含め県としてどう取り組むのか、知事に伺う。

答 県の主体的な判断でワクチン接種が行えるよう国に要望し、県猟友会の協力による野生いのししの検査体制の強化や民間獣医師の協力によるワクチン接種体制の確立等を行った。県としては、緊急対策を更に徹底し、養豚農家の自主防疫の取り組みを支援していく。

このほか災害時のボランティア支援、ヘルスイノベーションスクール※12の充実、ユニバーサルデザイン※13に配慮した警察署整備などについて質問しました。

※11 新たな観光の核づくり地域
横浜・箱根・鎌倉に次ぐ「新たな観光の核」候補地域として県が認定した、城ヶ島・三崎、大山、大磯の3地域のこと。
※12 ヘルスイノベーションスクール
平成31年4月に県立保健福祉大学に設置された大学院のことで、健康・医療分野において社会システムや技術の革新を起こすことができる人材の育成を目指している。
※13 ユニバーサルデザイン
年齢や能力にかかわらず、すべての人が使いやすいように工夫されたデザインのこと。

注)CSF(豚コレラ)は、令和2年2月5日の改正家畜伝染病予防法の施行に伴い、「豚熱」と表記することになりました。

 

12月4日(水曜)一般質問

おざわ 良央
(おざわ よしなか)

自民党 小田原市

おざわ議員

小田原市内における河川・海岸の減災対策

問 大きな爪痕を残した台風19号による被害状況を踏まえ、今後、小田原市内の河川と海岸の減災対策にどう取り組んでいくのか、県土整備局長の見解を伺う。

答 河川については、計画的な改修工事と少しの工夫で安全性が高まる個所の緊急整備を進め、海岸については、現在、被害が発生した原因の検証を踏まえ、被害軽減策を検討しており、効果的な工法の決定後、対策を講ずる。

このほか県西地域鳥獣被害対策、台風による観光客減少等への支援、神奈川静岡間道路ネットワーク強化などについて質問しました。

 

脇 礼子
(わき れいこ)

立憲民主党・民権クラブ 藤沢市

脇議員

性犯罪等被害者支援センター「かならいん」について

問 かながわ性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センター「かならいん」設置後、協力医療機関とどう連携してきたのか、また、病院拠点型の支援センター開設に向けての議論等、今後どう行っていくのか、知事に伺う。

答 協力医療機関と連携して被害者の希望に沿った受診調整等を行っており、今後も支援を続けつつ、病院拠点型を含む支援センターの在り方について研究していく。

このほか性的マイノリティ※14施策、引地川の河川整備と流域対策、東京五輪期間中の江の島への交通などについて質問しました。

※14 性的マイノリティ
からだの性とこころの性が一致しない人、性的指向が同性や両性に向いている人など少数派の人たちのこと。

 

藤井 深介
(ふじい しんすけ)

公明党 平塚市

藤井議員

県営住宅の駐車場対策

問 駐車場のない県営団地へのコインパーキングの設置や、駐車場の空き区画の活用に取り組むべきと考えるが、県土整備局長の所見を伺う。

答 入居者等のニーズを踏まえ、団地内空きスペースへのコインパーキング設置を検討する。また、入居者に駐車場の複数貸しを認め、事業者に月極め貸し等の取り組みを働きかけ、空き駐車場対策を強化する。

このほか使用済み紙おむつのリサイクルなどの処理、新生児聴覚スクリーニング検査、骨粗しょう症対策などについて質問しました。

 

曽我部 久美子
(そがべ くみこ)

かながわ県民・民主フォーラム 横浜市戸塚区

曽我部議員

養育費の確保に向けた相談支援

問 親が離婚した子どもの健全育成に必要な養育費の確保を支援するため、ひとり親が相談しやすい環境が必要と考えるが、どう取り組んでいくのか、知事の所見を伺う。

答 母子・父子自立支援員への研修、母子家庭等就業・自立支援センターでの月1回の相談日以外の相談受け付けや県内複数箇所での相談会を実施し、市町村と連携しながら相談しやすい環境を整え、ひとり親家庭支援に取り組む。

このほか公立小中学校における不登校児童生徒の支援、危機発生時の報道対応、気候変動問題の普及啓発などについて質問しました。

綱嶋 洋一
(つなしま よういち)

自民党 綾瀬市

綱島

(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ※15の整備

問 地域経済活性化などが期待される中、開通時期が約1年遅れ、令和3年夏頃となったが、整備に向けたこれまでと今後の取り組みについて、県土整備局長に伺う。

答 綾瀬市、中日本高速道路(株)との共同事業として取り組み、綿密な調整を進めてきたが、その過程で生じた諸課題への対応に想定以上日時を要した。今後はこれ以上工事が遅れることなく進むよう、更なる調整を積極的に行う。

このほか乳幼児期の非認知的能力を育む取り組み、「かながわブランド」生産支援、災害時の市町村応援体制などについて質問しました。

※15 スマートインターチェンジ
ETCを搭載した車両であれば高速道路の本線やサービスエリアなどから乗り降りができるインターチェンジのこと。

 

12月5日(木曜)一般質問

柳瀬 吉助
(やなせ きちすけ)

立憲民主党・民権クラブ 川崎市宮前区

柳瀬議員

公共工事の入札について

問 予定価格・最低制限価格を事前公表していない本県で、同価格の入札による、くじ引きでの落札が頻発している理由と現状をどう考えるのか、県土整備局長に伺う。

答 くじ引き頻発は、積算基準等の公開が進み、一定の能力を持つ入札参加者が、同条件で適正に競争できる環境が醸成された結果である。今後も入札制度が社会情勢の変化を踏まえたものとなるよう、不断の見直しを行っていく。

このほか下水道の内水氾濫対策、小規模企業の事業承継支援、ホームレスとなるおそれのある方への支援などについて質問しました。

 

加藤 ごう
(かとう ごう)

自民党 秦野市

加藤議員

地域の医療提供体制の確保

問 地域医療が適切かつ持続的に提供されるよう、病院等への支援が必要と考えるが、健康医療局長の見解を伺う。

答 現在、医療関係者等が経営課題等を話し合える会議を設け、経営判断の材料となるデータ提供を行うとともに、必要に応じて経営コンサルタントの派遣や地域で不足しているリハビリ等回復期病床の整備への補助等も行っている。今後も、こうした取り組みにより積極的に支援する。

このほかセクシュアル・ハラスメントの防止、ヤマビル対策、県立高校における災害時に備えた取り組みなどについて質問しました。


新堀 史明
(しんぼり ふみあき)

自民党 横浜市南区

新堀議員

ともに生きる社会かながわ憲章の理念の普及

問 憲章の認知度が思うように進まない中、より長期的な視点に立って、子どもたちへ理念を普及することが重要と考えるが、今後どう取り組むのか、知事に伺う。

答 市町村や団体、教育、企業、大学等と連携し、また、動画配信、いのちの授業、人型ロボットを活用した教育コンテンツの検討などの様々な手法により、子どもたちが継続して憲章の理念に触れ、理解を深められるよう取り組む。

このほか米軍根岸住宅地区の返還、特殊詐欺対策、風水害による被災家屋認定、三浦半島地域活性化などについて質問しました。

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa