神奈川県議会 代表質問・一般質問(「議会かながわNo.161」より 平成31年2月1日発行)

掲載日:2019年2月5日

代表質問・一般質問(「議会かながわNo.161」より 平成31年2月1日(金曜日)発行)

 ページの都合上、質問・答弁の一部を掲載しています。詳しくは、神奈川県議会会議録をご覧ください。
 会派名・選挙区は、質問時点のものです。

12月3日(月曜)代表質問12月4日(火曜)代表質問12月5日(水曜)代表質問12月7日(金曜)一般質問12月10日(月曜)一般質問

 

12月3日(月曜)代表質問

長田 進治

(おさだ しんじ)

自民党 海老名市 長田議員画像

医療ツーリズム※1に伴う地域医療への配慮

問 今後、拡大が予想される海外からの医療ツーリズムについて、県民が安心して医療を受けられる地域医療体制に影響を及ぼさないよう十分に配慮し、また、適正なルールづくりを国に要望すべきと考えるが、知事に伺う。

答 地域医療構想調整会議での意見交換に加え、県医師会等と連携して専門の検討会議を設置し、課題整理やルールづくりの検討を行う。また、国にも全国共通課題として適切な対応を求め、地域医療が損なわれないよう取り組む。

県営住宅ストック総合活用計画

問 今後の県営住宅は、建物の老朽化等を踏まえ、建て替えを推進し、併せて健康団地の取り組み等を進めることが必要と考える。県営住宅ストック総合活用計画の見直しにより、どう取り組んでいくのか、知事に伺う。

答 県営団地再生計画と統合して新たに県営住宅健康団地推進計画とし、入居対象者を現在と同程度と見込み、居住性能改善のため、10年間で28団地約7千戸の建て替え着手を検討している。健康団地再生強化は、広場等を整備し、多様な交流を深め、活性化を進める。そして、県営住宅が住宅セーフティネットの中核を担えるよう取り組む。

基地整理等に関する日米合意

問 県内米軍基地の整理等に関する日米合意をどう評価するか。また、新たな施設整備が含まれていることも踏まえ、今後どう取り組むのか、知事に伺う。

答 根岸住宅地区の返還に大きな前進があった。早期に確実な返還を横浜市と連携して国に働きかける。池子住宅地区の横浜市域の住宅建設は、取り止めの経緯等の説明を国に求め、横須賀基地など4基地の施設整備は、周辺の生活環境に影響を与えないよう国に要請していく。

このほか、未病改善の取り組み、自転車活用推進計画策定、再犯防止推進計画策定、森林環境譲与税(仮称)実施に向けた取り組みなどについて質問しました。

※1 医療ツーリズム

医療を受ける目的で他の国へ渡航すること。

赤野 たかし
(あかの たかし)

立憲民主党・民権クラブ 横浜市青葉区

161赤野議員画像

 

外国人の受け入れ

問 出入国管理及び難民認定法改正で新たに増加が想定される外国人労働者への総合的な相談及び支援体制が必要である。今後の外国人労働者の受け入れ等による本県への影響をどう考えているのか。また、外国人との共生社会実現への環境整備を直ちに検討すべきと考えるが、知事に伺う。

答 外国人労働者の受け入れ拡大は、産業界の人材不足への対応策となる一方、多文化理解の一層の推進や支援・相談対応の充実が必要である。共生社会実現への環境整備は、国の議論の動向を注視しつつ、外国人相談窓口等これまでの県の取り組みを充実させ、市町村等との連携を強化し、外国籍県民もともに生きる社会を構築していく。

休眠預金活用開始への対応

問 来年度中に始まる休眠預金の新しい活用等を踏まえ、NPO等の支援を強化し、また、寄附を通じた県民の社会参画等を含む民間主体の公益活動促進の検討を行い、協働型社会を実現すべきと考えるが、知事に伺う。

答 休眠預金による新たな助成制度の詳細が分かり次第、周知を図り、NPO等への相談事業の充実など支援を強化する。また、これを契機に、かながわ協働推進協議会等で、寄附文化の醸成など民間主体の公益活動の促進をテーマに検討し、その結果を踏まえ、協働型社会の実現に向けて取り組んでいく。

このほか、サテライトオフィス設置促進、農福連携、二重行政、会計・契約情報の見える化、健康寿命日本一、米軍機事故などについて質問しました。

12月4日(火曜)代表質問

佐々木 正行
(ささき まさゆき)

公明党 相模原市中央区

161佐々木議員画像

大規模水害の発生時に住民の避難を促す取り組み

問 県が管理する河川のタイムライン※2作成や、住民一人ひとりが事前に避難行動を想定する取り組みを、今後どのように進めていくのか、知事に伺う。

答 大河川だけでなく中小河川でも早急にタイムラインを作成するため、まずは、近年被害が発生した中小河川で作成し、他の河川も順次進める。また、相模原市などの地元市と連携し、住民一人ひとりの避難行動を想定した「マイタイムライン」作成や、これを活用した避難訓練の実施などの取り組みを今年度から開始し、住民の「逃げ遅れゼロ」を目指す。

県営住宅の建て替え

問 県営住宅ストック総合活用計画において建て替え団地としながらも、現在まで工事着手していない団地について、今後、どのようなスケジュールで建て替えを進めていくのか、知事に伺う。

答 5つの工事未着手の団地については、来年度から早急に団地ごとの具体的な建て替え計画を作成し、5年以内に工事着手できるよう、進めていく。

このほか、SDGs※3の推進に向けたかながわプラごみゼロ宣言、住宅セーフティネット制度、認知症施策、総合的ながん対策などについて質問しました。

※2 タイムライン

災害が想定される数日前から、発生、その後の対応まで、様々な機関が災害時に何をするかを時間を追って整理した行動計画表のこと。

※3 SDGs

Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。2015年9月の国連サミットで採択されたもので、先進国を含む国際社会全体の開発目標として、2030年を期限とする包括的な17の目標を設定している。

京島 けいこ
(きょうしま けいこ)

かながわ国民民主党・無所属クラブ 相模原市南区

161京島議員画像

次期電気事業経営計画

問 次期県営電気事業経営計画の基本的な考え方と、ダムや発電所などに多くの人が訪れ、その重要性を知ってもらうための取り組みについて、企業庁長に伺う。

答 施設の適切な維持・更新や、小水力発電の更なる推進、電力自由化に対応した経営基盤づくりなどに取り組む。また、相模ダムの改修工事にあわせ、展望施設の整備や、工事の様子を見学できるようにするなど、開かれたダムや発電所を目指した取り組みを進める。

相模総合補給廠の負担軽減

問 相模総合補給廠への米軍の新司令部の駐留を踏まえ、相模原市と連携し、地元の基地負担軽減にどのように取り組むのか、知事の見解を伺う。

答 国に対し、市と連携して、適時適切な説明や情報提供を求めるとともに、これまでの返還地等の活用や、今後の返還に影響がないよう、働きかけていく。

このほか、特別支援学校におけるパラスポーツの取り組み、水源環境保全・再生施策、風しん対策に関する企業との連携などについて質問しました。

高橋 延幸
(たかはし のぶゆき)

県政会 足柄下

161高橋議員画像

2021年以降の観光振興

問 時代の変化や急激に変化する観光客のニーズを見極めるなど、東京五輪後を見据えた観光振興の取り組みについて、どう考えているのか、知事に伺う。

答 大会後も含む2019年度から2021年度までを計画期間として改定作業中の観光振興計画に、観光資源の更なる磨き上げ、ナイトタイムエコノミー※4の充実、MICE※5客の誘致等を盛り込み取り組んでいく。

相模湾沿岸の高潮・波浪対策

問 台風被害が頻発している中、今後、相模湾沿岸における高潮・波浪対策にどう取り組むのか、知事に伺う。

答 護岸整備や養浜を進めるとともに、来年度中の高潮浸水想定区域指定を目指した検討や、監視カメラ増設と生映像のホームページ公開に取り組む。

このほか、東京五輪への児童・生徒の行事参加、PCB※6廃棄物処理基金、農業の持続的な発展のための技術開発などについて質問しました。

※4 ナイトタイムエコノミー

文化施設の開館時間延長、鉄道の営業時間延長など、誰もが昼と夜に同じ行動がとれる環境を目指す取り組みのこと。

※5 MICE

Meeting(会議)、Incentive Travel(報奨旅行)、Convention(国際会議)、Exhibition(展示会)の頭文字からの造語で、国際的な会議や学会、見本市などの総称。

※6 PCB
ポリ塩化ビフェニルの略称。

 

12月5日(水曜)代表質問

大山 奈々子
(おおやま ななこ)

共産党 横浜市港北区 161大山議員画像

朝鮮学校に関する補助の再開

問 昨年11月に県弁護士会から、学費補助金不支給という人権侵害をやめ、遡って交付すべきと警告がなされたが、どう受け止めているか。また、補助を再開すべきと考えるが、知事に伺う。

答 学費補助金は、拉致問題を明確に記述した教科書への改訂を確認したら交付するという、これまでの考えに変更はない。

産業政策の見直し

問 産業政策は大企業支援をやめ、中小企業、とりわけ小規模企業支援に重点を移すべきと考えるが、知事に伺う。

答 今後も、県経済の活性化と雇用の創出を目指し、企業誘致を推進するとともに、地域経済を支える中小企業・小規模企業の支援にもしっかり取り組み、経済のエンジンを力強く回していく。

このほか、差別解消条例制定、相模総合補給廠ミサイル部隊司令部配備の撤回、視覚障がい者の参政権保障、空母艦載機墜落事故などについて質問しました。

あらい 絹世
(あらい きぬよ)

自民党 横浜市磯子区 161あらい議員画像

災害救助法の改正を踏まえた対応

問 改正災害救助法により救助主体が複数になった場合、公平で迅速な救助の実施に向けて、どう対応していくのか、知事の見解を伺う。

答 公平な資源配分と迅速に行う体制の確保、平時からの連携体制の確保、救助実施市以外の市町村への対応という視点から県内市町村と協議を進めている。今後、資源配分計画として取りまとめ、政令市が救助実施市となった場合でも、公平で迅速な救助水準を確保する。

がん対策の推進

問 がん検診の精度向上及び治療と仕事の両立の推進に、どう取り組んでいくのか、知事の見解を伺う。

答 検診の精度向上のため、検診従事者の研修内容充実や、市町村実施の検診への助言等を行う。治療と仕事の両立推進については、両立支援に携わるコーディネーターを増やすため、がん診療連携拠点病院等の医療従事者に研修受講を呼び掛け、療養休暇や短時間勤務制度導入等を事業者に働きかける。

このほか、待機児童対策、音響式信号機の整備、ひきこもり対策、若者の消費者被害への対応、若者のアウトバウンド※7活性化などについて質問しました。

※7 アウトバウンド

国外へ出かけていく旅行のこと。海外旅行の別称。

 

12月7日(金曜)一般質問

石川 巧
(いしかわ たくみ)

自民党 三浦市  161石川議員画像

新たな観光の核づくり~城ケ島大橋の無料化へ~

問 新たな観光の核づくりを進める城ケ島・三崎地域において、城ケ島大橋は、遅くとも、開通60周年を迎える2020年までに無料化すべきと考えるが、知事に伺う。

答 城ケ島大橋の無料化は、地域活性化の進捗状況を踏まえて実施するが、その状況は地元が一体となって景観が変わり始めることが指標と考える。景観の変化を判断材料の一つとして、1日も早く決断していきたい。

このほか、台風24号による農畜産業被害への対応、漁港の多目的利用、子どもの読書活動の推進などについて質問しました。

青山 圭一
(あおやま けいいち)

立憲民主党・民権クラブ 川崎市多摩区 161青山議員画像

県立高校への医学コースの設置

問 本県の医師不足の現状を踏まえ、県立高校への医学コース設置について、県立高校改革担当局長の所見を伺う。

答 現在、救命救急措置など様々な活動の体験機会の提供や、医学部を目指す生徒向けのキャリアガイダンスを行っている。まずは、こうした取り組みを継続し、医師を目指す高校生を後押しし、その上で、今後の県立高校改革の中で、他県の状況も聞きながら研究していく。

このほか、観光危機管理、犯罪被害者等の支援、神奈川県民の日の創設、死因・身元調査法の運用状況などについて質問しました。

小野寺 慎一郎
(おのでら しんいちろう)

公明党 横浜市旭区 161小野寺議員画像

EV※8バッテリーの再利用

問 EVの発売当初から補助金を設けて普及を促進した経緯を踏まえ、今後、大量に生じる使用済みEVバッテリーの再利用にどのように取り組むのか、知事の見解を伺う。

答 使用済みEVバッテリーを再利用した安価な家庭用蓄電池の早期製品化をメーカーに働きかける。さらに、県の補助制度の活用や製品の周知などの普及方策を考え、エネルギー政策に位置づける方向で検討していく。

このほか、県営住宅の維持管理、オールドニュータウン※9再生、県花ヤマユリ、SOSの出し方に関する教育などについて質問しました。

※8 EV

Electric Vehicleの略。電気自動車のこと。

※9 オールドニュータウン

高度経済成長期に建設された後、居住者の高齢化が進み、老朽化した大規模住宅団地のこと。

長友 よしひろ
(ながとも よしひろ)

かながわ国民民主党・無所属クラブ 相模原市緑区 161長友議員画像

障害者の芸術文化普及に向けて

問 障害者の芸術文化普及に積極的に取り組むべきだが、現在、どのような取り組みを行っているのか、また、今後どう強化しようと考えているのか、知事に伺う。

答 障害者の芸術文化活動を支援する人材の育成や、作品を発表する場の拡大に取り組んでおり、今後は、こうした取り組みを更に進めつつ、国の「障害者芸術文化活動普及支援事業」を活用した相談体制の整備等も検討する。

このほか、共生社会の実現、県内の花粉症撲滅、県民の文化芸術の祭典(県民文化祭)開催などについて質問しました。

 

君嶋 ちか子
(きみしま ちかこ)

共産党 川崎市中原区  161君嶋議員画像

定数内教員は正規教員として採用を

問 生徒指導の継続性が図れず、教師が将来の生活を見通せない不安定雇用を学校現場に生み出さないために、また何より教育内容を充実させるために、定数内教員は正規教員として採用することが必要と考えるが、教育長に伺う。

答 児童・生徒が減少する中、教員全ての正規採用は困難である。今後も、児童・生徒数の動向等を踏まえ、臨時的任用等の制度も活用し、教員の適正配置に努める。

このほか、化学物質過敏症に対する県の対応、羽田空港の新低空飛行ルート、指定管理者制度の諸問題などについて質問しました。

 

12月10日(月曜)一般質問

川本 学
(かわもと まなぶ)

自民党 川崎市中原区 161川本議員画像

ねんりんピック※10の開催に向けた取り組み

問 本県でのねんりんピック開催に向け、具体的にどのような大会にしようと考えているのか、知事の見解を伺う。

答 「神奈川ならでは」のメッセージ発信により、新鮮な感動や思い出を持ち帰ってもらえる大会としたい。このため、未病改善や共生社会の理解を深めるイベント、豊かな自然・文化・歴史の紹介、人生100歳時代に貢献する取り組みの発信にも力を注ぎ、大会準備を進める。

このほか、電話リレーサービス※11の充実、ドーピングの防止、訪問看護に従事する看護師の確保対策などについて質問しました。

※10 ねんりんピック

全国健康福祉祭の愛称。60歳以上の高齢者を中心とした健康と福祉の祭典のこと。スポーツや文化など多彩なイベントが催され、再来年は県内で開かれる。

※11 電話リレーサービス

電話をかけたい聴覚障がい者が、テレビ電話等を通して手話や文字で相手先や通話内容をオペレーターに伝え、オペレーターが同時通訳するシステムのこと。

内田 みほこ
(うちだ みほこ)

自民党 横浜市青葉区  161内田議員画像

介護離職の防止に向けた県の取り組み

問 介護離職を防止するため、仕事と介護の両立に向けた取り組みを企業が推進していくよう、今後、どう取り組んでいこうと考えているのか、知事の見解を伺う。

答 具体的で実践的な支援が重要であるため、現在作成中の「働き方改革の手引き」に、介護離職防止の取り組みや、活用できる助成金等を掲載し、また、認証予定のかながわサポートケア企業の事例を紹介・推奨していく。

このほか、プラスチックによる環境汚染、風しん対策、動物愛護の精神を子どもの頃から育む取り組みなどについて質問しました。

綱嶋 洋一
(つなしま よういち)

自民党 綾瀬市 161綱嶋議員画像

道の駅の整備に係る市町村支援

問 綾瀬市が計画している道の駅の実現に向け、どのような支援や協力を行っていくのか、県土整備局長に伺う。

答 道の駅が綾瀬市の重要な地域振興拠点としての役割を担い、県央・湘南地域の活性化につながるものと期待している。市が発足させた、国・県・市の関連部局が一堂に会し、具体の検討を行う委員会に参画して、技術的なアドバイスを行い、市をしっかりと支援していく。

このほか、外国人介護人材の確保、在宅医療の充実に向けた取り組み、小学校外国語教育の指導体制の充実などについて質問しました。

 

「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を東京五輪と記載しています。

 

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa