特別公開「本多錦吉郎の幻の水彩画」

神奈川県立金沢文庫開館以来87年ぶりの公開

画本多錦吉郎《鎌倉小坪村海岸》 神奈川県立金沢文庫所蔵

日本洋画の黎明期に活躍し「洋画の先覚者」として評価される画家・本多錦吉郎(ほんだきんきちろう)の水彩画《鎌倉小坪村海岸》が神奈川県立金沢文庫に所蔵されていることがわかりました。本作品は、県立金沢文庫が昭和5年(1930)に開館した際、近くに別荘を所有していた実業家・村居銕次郎が開館記念の特別展観に出陳し、寄贈したものでした。

本作品は、小坪海岸(逗子市)の風景を描いた水彩画で、神奈川県立近代美術館の調査により、同館所蔵の《相州鎌倉由井濱》と一連の作品であったことも判明しました。作品の裏面には鉛筆による樹木のスケッチもあり、絵画制作において自然を写生することの重要性を説いたといわれる画家の姿勢を裏付ける作品としても注目されます。

このたび、再発見された本多錦吉郎の水彩画《鎌倉小坪村海岸》を開館以来87年ぶりに特別公開いたします。

また、作品の詳細については『金沢文庫研究』最新号掲載の作品紹介もあわせてご参照ください(橋秀文「金沢文庫所蔵本多錦吉郎の水彩画《鎌倉小坪村海岸》について」『金沢文庫研究』337、2016年11月)。

■本多錦吉郎(ほんだきんきちろう、1850―1921)

明治時代の洋画家。芸州藩士の子として生まれ、イギリス人に英語を学び、絵の才能を見いだされて画家を志した。イギリスで油彩画を学んで帰国した国沢新九郎(1848―1877)が開いた画塾・彰技堂に入学し、本格的に画家の道を歩み始める。国沢が急逝した後、本多が彰技堂の運営を引き継ぎ、水彩画家の丸山晩霞や洋画家の岡精一らを育成した。作品を寄贈した村居銕次郎も本多の門下生。英語力を活かして絵画技法書を翻訳し、美術教育者としても高く評価されている。


期間:平成29年2月10日(金曜日)から4月23日(日曜日)まで

会場:神奈川県立金沢文庫 1階展示室奥

開館時間 :9: 00から16:30(入館は16:00まで)

休館日:毎週月曜日(3月20日は開館)、3月21日(火曜日)

観覧料:観覧には特別展「愛された金沢八景―楠山永雄コレクションの全貌―」のチケットが必要です

一般400円(300円)、20歳未満・学生250円(200円)、65歳以上200円(100円)、高校生100円 ※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料 ※()内は団体料金

交通:京急線「金沢文庫」駅東口下車、徒歩12分(快特で品川駅より33分、横浜駅より16分)、シーサイドライン「海の公園南口」駅下車、徒歩10分(JR根岸線「新杉田」駅接続)

神奈川県立金沢文庫HP

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